カテゴリー別アーカイブ: 着物

埼玉県ふじみ野市にて熊谷好博子、菅有鬼一の帯や着物、和光市にて仏像。

埼玉県ふじみ野市にて熊谷好博子、菅有鬼一の帯や着物、和光市にて庄司司峯作木彫観音菩薩像や仏像などをお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は埼玉県ふじみ野市へ、お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、熊谷好博子、菅有鬼一の帯やお着物、ギターやオーディオなど。たくさんのお品をお売りいただきました。熊谷好博子(くまがいこうはくし) は昭和30年代から50年代にかけて活躍した東京友禅の作家。川端龍子から日本画を学び、このとき授かった雅号・好博子として生涯活躍しました。日本画を学び、後に江戸友禅に日本画の素養を向けて独自の力量・作風を“東京友禅”として確立した日本を代表する染色家であります。その作風は初めは伝統的な友禅の意匠や技法を取り入れたものでしたが、それまで友禅になかった新しい試みを展開しました。その一つは自身が「天然自然の造形」と称し、人の手では生み出すことの出来ない自然の現象に着目したことです。樹木の木目、葉の形や葉脈、石のざらざらした面などを生地に写し、自然の美を着物の文様に取り入れました。友禅の具体的な文様に対して、曲線で構成した幾何学模様も熊谷好博子作品の特徴です。お売りいただいた帯は春日傘の文様が見事な帯でございます。多少使用感やシミが出てしまっておりましたが、買取強化作家作品ですので、買取させていただきました。菅有鬼一(すがありきいち)もまた、東京友禅の作家であります。東京友禅の特色を生かした現代のきものを数多く制作しております。こちらも使用感やシミが出てしまっておりましたが、強化買取中の作家作品ですので、買取させていただきました。他にもギターやオーディオなど、たくさんのお品をお売りいただきました。お売りいただいたお品、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日の二件目は、埼玉県和光市へ出張買取させていただきました。こちらでは彫刻作家の観音菩薩の他、布袋様や七福神、不動明王像など多くの仏像をお売りいただきました。お爺様のご遺品である仏像や木彫置物など、ご処分にお困りのようでしたが、次へと繋げることが出来お喜びいただきました。大切に次へと繋げさせていただきます。本日は六角堂のご指名、有難うございました。

東京都目黒区にて初代 久保田一竹の辻ヶ花 袋帯、土田友湖の帛紗。

  

東京都目黒区にて初代 久保田一竹の辻ヶ花 袋帯、作家物のお着物、土田友湖の帛紗(表千家家元十三代 即中斎宗匠自筆)をお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理で、お着物を出張買取をさせていただきました。お売りいただいたお品は、初代 久保田一竹の辻ヶ花 袋帯や作家物のお着物、土田友湖の帛紗など。お着物は作家物が多くございました。帯もまた初代 久保田一竹の作品の他、龍村平蔵など作家物が多くございました。良いお着物が多く、一点一点丁寧に査定し、全て買い取らせていただきました。初代久保田一竹は20歳の時に東京国立博物館で辻が花と出会い、感銘を受け生涯をその研究にささげることを決意されました。太平洋戦時での召集などの困難を乗り越え、手描き友禅を生活の糧としながら、研究を続け、60歳にして初めて「辻ヶ花」を完成させます。これが「一竹辻ヶ花」と命名された逸品の始まりです。一竹の着物はファンも多く、特に初代のアイテムは非常に高値で取引をされているため、高額査定で買い取らせていただくことが出来ました。土田友湖(つちだゆうこ)は千家十職の袋師。千家十職とは茶道の三大流派の表千家、裏千家、武者小路千家の三千家好みの茶道具の制作を行っている金物師(中川浄益家)表具師(奥村吉兵衛家)や茶碗師(楽吉左衛門家)塗師(中村宗哲家)釜師(大西清右衛門家)土風炉・焼物師(永楽善五郎家)一閑張細工師(飛来一閑家)指物師(駒澤利斎家)竹細工・柄杓師(黒田正玄家)袋師(土田友湖家)の十の職業、十の家のことを言います。こちらの帛紗は、表千家家元十三代 即中斎宗匠自筆で寿字が描かれております。茶道をされていたようでしたが、お道具はすでにご友人方に分けられておりました。茶掛けが数点残っておりましたので、こちらも買取させていただきました。素晴らしいお着物や茶道具をお売りいただき、有難うございました。大切に次へと橋渡しさせていただきます。

初代 久保田一竹(くぼたいっちく)1917年(大正6年)10月7日~2003年(平成15年)4月26日
1916年 10月7日 神田に生れる
1931年 友禅師小林清師に入門
1948年 辻が花の研究に着手
1961年 独自の染色法一竹染を創業
1983年 パリ・チェルニスキー美術館にて「一竹辻が花展」
1984年 ニューヨーク・ダラスにて「一竹辻が花 光・風・音展」
1985年 ベルギー・ブリュッセルにて「一竹辻が花 光・風・音展」
1988年 バチカン宮殿にて上演された創作能「イエズスの洗礼」の衣装制作
1989年 ヨーロッパ主要都市にて個展
1990年 フランスよりフランス芸術文化勲章シェヴァリエ章を受賞
1993年 文化庁長官賞受賞
1994年 久保田一竹美術館(河口湖町)開館
1996年 ワシントンD.C.スミソニアン国立自然史博物館にて個展
2003年 逝去(享年86歳)

表千家家元十三代 即中斎宗匠
即中斎(そくちゅうさい)明治34年(1901)〜昭和54年(1979)。表千家13代。12代惺斎の次男に生まれる。兄不言斎の逝去により、昭和13年(1938)に家元を襲 名。第二次世界大戦の最中、昭和17年に千家同門会を発足させ、昭和24年(1949)には財団法人不審菴を設立。現代における茶の湯普及と伝統の保持と いう組織機構の基礎を築いた。

千葉県市川市にて北村武資、羽田登喜男、輝衣雅人の帯、都喜ヱ門の大島紬。

千葉県市川市にて北村武資の袋帯、羽田登喜男の名古屋帯、輝衣雅人の明つづれ帯、都喜ヱ門(金ラベル)の藤白泥大島紬をお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お着物を数点ご整理されたいとお電話いただき、本日出張買取させていただきました。お伺いする前に数社が見積もりに入っており、相見積もりでありましたが、査定を頑張らせていただき当社にお売りいただくこととなりました。お売りいただいたお品は、人間国宝 北村武資の袋帯、人間国宝 羽田登喜男の名古屋帯、都喜ヱ門(金ラベル)の藤白泥大島紬、輝衣雅人の明つづれ袋帯など。いずれも素晴らしいお着物ばかりでございました。多少の汚れ、使用感あるものの、全体的に状態が良かったです。当社の買取強化作家作品でしたので、高価査定となり、買取させていただくこととなりました。またお着物をご処分される際にはお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。大切にされていたお着物、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂をご指名いただき、誠に有難うございました。

北村武資(きたむらたけし)
1935年~ 昭和後期~平成時代の染織家。
昭和10年8月18日生まれ。上代織の一種である羅(薄絹),経錦(たてにしき)の伝統技法を体得。菱文,唐花文などの複雑な文様をおりだす。昭和40年日本伝統工芸染織展初入選。以来同展で受賞をかさね,平成7年羅で,12年経錦で人間国宝。京都出身。

羽田登喜男(はたときお)
1911~2008年 昭和~平成時代の染色家。
明治44年1月14日生まれ。南野耕月に加賀友禅(ゆうぜん)を,曲子(まげし)光峰に京友禅をまなぶ。昭和12年京都で独立。30年日本伝統工芸展初入選。祇園(ぎおん)祭の蟷螂山(とうろうやま)の胴掛けなども手がけた。63年友禅で人間国宝。平成8年フランスのリヨンで京友禅展をひらいた。平成20年2月10日死去。97歳。石川県出身。

都喜ヱ門(ときえもん)
「紬一つをわが命とぞする」を人生哲学として、七十有余年を大島紬と共に歩む。
本場大島紬の伝統技法をベースに、新しい図柄・技法を求め、絣や染色技法を開発する。
時代を先取りする作品創りに打ち込まれ、1973年には『都喜ヱ門』ブランドを展開する。
都喜ヱ門の作り出す、色彩豊かで美しく、豪華絢爛な大島紬は「ペルシャ絨毯をしのぐ」とも言われております。

東京都国立市にて吉澤与市、南部幸雄など作家物の着物、たつむらの帯、反物。

 

東京都国立市にて吉澤与市、南部幸雄など作家物の着物、たつむらの帯、反物、和装小物、桐箪笥をお売りいただきました。

業者様のご紹介で、お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。お着物を多数ご処分されたいとお問い合わせいただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、吉澤与市のお着物、漢方草木染の訪問着、伝統工芸士・小林茂徳の江戸小紋、伝統工芸伝承者彫刻・南部幸雄の型染鬼しぼ縮緬、赤塚次男の本場奄美大島泥染 道行コート、作家物の友禅黒留袖、龍村美術織物(たつむら)の名古屋帯、服部綴工房 峯陽作 本つづれ帯の他、たくさんの着物、反物、和装小物をお売りいただきました。数が多く査定に時間が掛かってしまいましたが、一点一点丁寧に査定し、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただくことが出来ました。当社で買い取りを強化している証紙付きの着物や作家物のお着物なども多く有り、高価査定に繋がりました。多少シミ汚れ等あるものもございましたが、全て買い受けさせていただきました。桐箪笥は伝統工芸品である名古屋桐箪笥。砥粉落ちやシミなどございましたが、こちらも買取させていただきました。お茶道具や陶器などをご処分される際にまたお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。本日はたくさんのお着物をお売りいただき、有難うございました。

東京都渋谷区広尾にて初代 久保田一竹の訪問着、帯、東山魁夷の木版画。

東京都渋谷区広尾にて初代 久保田一竹のぼかし染め訪問着、辻が花帯、東山魁夷の木版画「青い峡」をお売りいただきました。

お着物をご処分されたいとお電話いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は初代 久保田一竹のぼかし染め訪問着、辻が花帯、作家物のお着物、東山魁夷の木版画「青い峡」など。初代久保田一竹は20歳の時に東京国立博物館で辻が花と出会い、感銘を受け生涯をその研究にささげることを決意されました。太平洋戦時での召集などの困難を乗り越え、手描き友禅を生活の糧としながら、研究を続け、60歳にして初めて「辻ヶ花」を完成させます。これが「一竹辻ヶ花」と命名された逸品の始まりです。一竹の着物はファンも多く、特に初代のアイテムは非常に高値で取引をされているため、高額査定で買い取らせていただくことが出来ました。残念ながら若干ヤケやシミが出てしまってはおりましたが、当社で買い取り強化している初代久保田一竹作品、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。他のお着物もシミ汚れの出てしまっているものもございましたが、当社で買取強化している作家作品もあり、全て買い取らせていただきました。絵画は日本画の巨匠「東山魁夷」の木版画「青い峡」。京都の山をモチーフにされた作品です。こちらもまた社で買取強化している作家作品、お客様にご満足いただける査定額で買取させていただきました。お客様の大切にされていたお着物、絵画など、大切に次へと繋げさせていただきます。良いお品を多数お売りいただき有難うございました。

初代 久保田一竹(くぼたいっちく)1917年(大正6年)10月7日~2003年(平成15年)4月26日
1916年 10月7日 神田に生れる
1931年 友禅師小林清師に入門
1948年 辻が花の研究に着手
1961年 独自の染色法一竹染を創業
1983年 パリ・チェルニスキー美術館にて「一竹辻が花展」
1984年 ニューヨーク・ダラスにて「一竹辻が花 光・風・音展」
1985年 ベルギー・ブリュッセルにて「一竹辻が花 光・風・音展」
1988年 バチカン宮殿にて上演された創作能「イエズスの洗礼」の衣装制作
1989年 ヨーロッパ主要都市にて個展
1990年 フランスよりフランス芸術文化勲章シェヴァリエ章を受賞
1993年 文化庁長官賞受賞
1994年 久保田一竹美術館(河口湖町)開館
1996年 ワシントンD.C.スミソニアン国立自然史博物館にて個展
2003年 逝去(享年86歳)

東山魁夷(ひがしやまかいい)1908~1999年
1908年 横浜市に生まれる。
1929年 第10回帝展に「三国の秋」を出品し初入選。
1931年 東京日本美術学校日本画科卒業。結城素明に師事し、魁夷と号する。
1934年 第1回独文化交換学生としてベルリン大学入学。
1939年 第1回日本画院展で「冬日」が日本画院賞第一席となる。
1969年 文化勲章受章。文化功労者として顕彰される。
1979年 「日本東山魁夷絵画展覧会」が開催され訪独。
1980年 「第二期唐招提寺障壁画展」が開催される。
1995年 米寿記念「唐招提寺障壁画と画業60年の歩み、東山魁夷展」開催
1999年 死去。勲一等瑞宝章受章。
2005年 ⾹川県に「東⼭魁夷せとうち美術館」が開館

栃木県栃木市にて結城紬や大島紬、紅型などの反物、帯など。

 

栃木県栃木市にて結城紬や大島紬、紅型などの反物、帯などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。結城紬の反物を多数ご処分されたいとご連絡いただき、出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は結城紬や古代草木結城の反物、正絹大島男物亀甲絣の反物、琉球紅型やちりめんの反物、帯など。反物は全て未仕立てもの。帯は西陣織など。締めているものでしたが良い状態でした。お問い合わせいただいていたように結城紬の反物が多くございました。お売りいただいた結城紬は、通称”紬”マークと呼ばれる、証紙のものです。本場結城紬の「結」印ではなく、「紬」印のこちらは本場結城紬と名乗ることができない結城紬になります。結城紬は旧結城藩の地域(結城市内とは異なる)で織られたものだけで、産地の他に①糸は全て真綿より手紡ぎされたもの。②模様(絣)をつける場合は手括りによるもの。③地機で織られたもの。という3つの条件があります。この条件を満たし検査に合格すると「本場結城紬 地機」というラベルが付きます。残念ながら「紬」印の結城紬はこの3つの条件をクリアできていないものとなります。「紬」印のものは本場のものに比べ、どうしても査定額も低くなってしまいます。全て「紬」印のものでしたが、木箱に納められ状態の良い反物でしたので、精一杯の査定額で全て買い取らせていただきました。まとめてのご売却、有難うございました。
栃木県に来たらやはり宇都宮の餃子を食べて帰りたくなります。いつも行く宇都宮の餃子店は現在テイクアウトのみとなってましたので、美味しい餃子店をネットで検索し「平塚ラーメン 二代目 」へ向かいました。ラーメンと餃子を注文しましたが、ラーメンのチャーシューと餃子のボリュームがなんともすごかったです。極厚の肩ロースチャーシューが絶品でした。また寄らせていただきます。

山梨県富士吉田市にて作家物のお着物や帯、洋食器、木彫り雛人形など。

昨年お着物や茶道具などのご処分でお呼びいただいたお客様から、残りにお着物などをご処分されたいとご連絡いただき、山梨県富士吉田市へ出張買取させていただきました。遠距離出張でしたので、昨夜より近くのビジネスホテルへ泊まり、本日お伺いさせていただきました。お売りいただいたお品は、おだに武士(天才)の友禅、大脇一心の西洞院辻が花名古屋帯、正倉院模様裂訪問着、置賜紬 紅泥染の袋帯、久保田一竹工房の和装バッグ、松尾春海の木彫り雛人形、ロイヤルコペンハーゲン フローラダニカのピクルスディッシュオーバル、クリストフルのカトラリーセットなど。今回もまたたくさんのお品をお売りいただきました。お着物はシミや汚れなど出てしまっているものもございましたが、全て買い取らせていただきました。お昼の休憩で、炊き込みご飯にけんちん汁をわたしたちにご用意してくださいました。前回お呼びいただいた時には、おいなりさんを作っていただきました。お料理が上手なお客様で、とっても美味しかったです。ご馳走様でした。来年もまた、加茂桐箪笥のご処分でお呼びいただくこととなり、楽しみにしております。お怪我された足が早く治るよう祈ってます。お体を大切に、健康でいてくださいね。
画像は昨夜夕飯で寄った「冨士天ぷら いだ天」さんの吉田のうどん。吉田のうどんはとても硬く、非常にコシが強いのが特徴です。この硬さがクセになります。天ぷらも揚げたてで美味しかったです。帰りにはふじやま温泉へ寄り、ほうとうをいただきました。野菜やキノコがたくさん入っており、美味しかったです。温泉もとても気持ちよく、疲れがとりました。

大脇一心(おおわきいっしん)
1939年 名古屋で生まれる。
1958年 吉村春吉に師事し、染色の世界に入る。
1971年 より高次元の創造的活動を求め、同社を退社。
1971年 「西洞院辻が花」を発表。
(渡米し、約5年間ニューヨークに在住)
1981年 東京歌舞伎座大緞帳「辻が花賛歌」製作。
1987年 全国日本学士会より「アカデミア文化賞」を受賞。
1990年 歌舞伎座大緞帳「高山麗花」制作。

東京都国分寺市にて着物、今右衛門の額皿、東久留米市にて沢野ひとしのエッチング。

   

東京都国分寺市にて和田光正の金彩友禅黒留袖、作家物のお着物、帯、反物、12代今泉今右衛門の額皿など、東久留米市にて沢野ひとしのエッチング、着物、和装小物などをお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は国分寺市へお引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。お着物をご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は和田光正の金彩友禅黒留袖、作家物のお着物、帯、反物、12代今泉今右衛門の額皿など。お着物はシミ汚れの出てしまっているものもございましたが、当社で買取強化している作家作品もあり、お客様にご満足いただける査定額で全て買い取らせていただきました。今右衛門は共箱なく窯作品ではありますが、珍しい絵柄の作品でしたのでこちらも高価査定で買い取らせていただきました。お忙しい中、お呼びいただき有難うございました。二件目は東久留米市へ、お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、沢野ひとしのエッチング、着物、和装小物など。お着物に数点シミなどございましたが、全て買取させていただきました。また、帯締めなどの和装小物も併せてお売りいただきました。イラストレーターである沢野ひとしさんのエッチングの他、大徳寺の短冊なども買い取らせていただきました。ご家族の大切にされていたお品々、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂のご指名、誠に有難うございました。

和田光正(わだみつまさ)
昭和15年京都市に生まれ、見習い終了後、昭和37年独立して工房を持つ。 昭和45年光映工芸株式会社設立。昭和56年に社団法人日本染織作家協会正会員となる。 以後作品発表会や競技会などにおいて、多数の賞を受賞する。 横綱千代の富士関や横綱貴乃花関などの金彩友禅化粧廻しを制作する。 昭和62年に伝統工芸士に認定され、世界で活躍されています。
昭和60年 ドイツ・オルデンブルグより栄誉賞受賞
平成13年 京都府伝統産業優秀技術者「京の名工」 表彰
平成15年 京都手描友禅協同組合設立。顧問に就任、現在に至る。
平成15年 厚生労働省より「現代の名工」 表彰
平成24年 秋の叙勲に際し、瑞宝単光賞 受賞 など

十二代 今泉今右衛門(1897〜1975)
昭和23年(1948)襲名。本名は今泉平兵衛。
祖父である十代、父である十一代のもと専ら家業に打ち込み、近代色鍋島の復興に生涯を捧げる。 昭和27年に無形文化財の指定を受け、昭和46年には色鍋島技術保存会代表として、国重要無形文化財総合指定を受ける。
1967年、紫綬褒章
1968年、今右衛門古陶磁参考館を設立。
1972年、勲四等旭日小綬章

さわのひとし (沢野ひとし 本名、沢野 公)
イラストレーター、エッセイスト、絵本作家。
1944年12月18日 愛知県名古屋市生まれ。
児童出版社勤務を経て、イラストレーターとして独立。
書評誌「本の雑誌」の表紙、イラストを創刊号より担当。
椎名誠の著書の挿絵を担当。
児童書のさし絵の仕事に「なつのしっぽ」「きんいろの木」(以上講談社)、「みちこのダラダラ日記」(理論社)がある。
絵本の仕事は「だんごむしのダディダンダン」「みんな なにが すき?」(以上福音館書店)がある。
第22回講談社出版文化賞さし絵賞受賞。

東京都東久留米市にて加茂桐箪笥、読谷山花織、紬、木屋太、あらいそ帯など

東京都東久留米市にて加茂桐箪笥、読谷山花織、大島紬、結城紬、木屋太、あらいその袋帯などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。桐たんすやお着物をご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、加茂桐箪笥 二竿、読谷山花織、大島紬、結城紬、木屋太、あらいその袋帯など。お売りいただいた桐たんすは、新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、胴丸下三大洋和箪笥、胴丸昇り箪笥という形のたんすで、当社で数多く取り扱う高級桐たんすになります。前飾りには、久光刻の銘有り。所々に砥粉落ち、小傷などございましたが、買取強化中のタンスですので買取させていただきました。お着物は数が多く、査定に時間が掛かってしまいましたが、一点一点丁寧に査定させていただきました。数点シミ汚れの出てしまっているものもございましたが、仕付け糸の付いたものや状態の良いものが多くございました。読谷山花織(よみたんざんはなおり)は、沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物。織り地に先染めされた糸で花のような幾何学模様の文様を織り込んでます。大変手間のかかる織物なので、貴重な織物であります。お売りいただいた花織は単衣のお着物でした。大島紬は男物の本場大島紬。都喜エ門 金ラベルの証紙がございましたが、こちらは以前処分されてしまったようで見つけることが出来ませんでした。結城紬は奧順謹製の本場結城紬など。魚柄の袋帯は今河織物の人気ブランド、木屋太の袋帯でございます。木屋太の他にはない独自の切り口でデザインされる帯は、着物好きから多くの支持を受けています。あらいそは古代裂(名物裂)の復元に力を入れておられる機屋。名物裂以外、他の織物は一切創らないというこだわりと、舶載された当時の織味そのままに復元する技術に裏打ちされ、 他社のものとは風合いが違います。二つ並ぶ、タツノオトシゴのマークが、名物裂の復元をライフワークとする匠の印であります。この他にもたくさんのお着物や帯、和装小物などをお売りいただきました。搬出時に運び出しようにとご協力いただき、スムーズに終えることが出来ました。お客様の大切にされていたお着物、桐箪笥、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂をご指名くださり、誠に有難うございました。

千葉県船橋市にて城間栄順の紅型作り帯、越後屋の着物や作り帯、琉球絣など

千葉県船橋市にて城間栄順の紅型作り帯、銀座越後屋の着物や作り帯、琉球絣などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お着物をご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、城間栄順の紅型作り帯、銀座越後屋の作り帯、琉球絣など。城間栄順は琉球紅型の復興に力を注いだ父・城間栄喜(人間国宝)から受け継いだ技術を、父譲りの職人気質と情熱で磨き上げ、現代に生きる紅型の創作活動に取り組まれています。海と魚、自然をこよなく愛し、綺麗な沖縄の海をモチーフにした作品を作られてます。妥協を許さない精緻な手仕事でありながら、作品全体に感じられる大自然のおおらかさとあたたかさに魅了されます。お売りいただいたお品は沖縄の魚をモチーフにした紅型作り帯。名古屋帯を切って、二部式の作り帯にされたようです。こちらの帯はほとんどが作り帯となっておりました。他にも大島紬や琉球絣などもお売りいただきました。呉服の老舗 銀座越後屋さんで購入されたお着物がほとんどで、良いお着物が多くございました。残念ながらシミの出てしまっているものが多かったですが、良いお着物ですので全て買い取らせていただきました。ご家族が大切にされていたお着物、大切に次へと繋げさせていただきます。帰りにいただきましたソルティライチというジュース、とっても美味しかったです。熱中症予防にと、お気遣いくださり有難うございました。

城間栄順(しろまえいじゅん)
昭和 9年 沖縄県首里市(現・那覇市)で父栄喜(城間紅型宗家14代)、母ウシの長男として生まれる
昭和34年 首里高等学校卒業 人間国宝である父、城間栄喜とともに家業の紅型に従事
昭和45年 沖展会員に推挙
昭和52年 沖縄産業展県知事賞受賞
昭和59年 沖縄三越において「城間栄喜・栄順親子展」を開催
昭和60年 琉球新報産業活動賞受賞
昭和63年 沖縄三越において「古琉球紅型と城間家の技」を開催
平成 3年 沖縄タイムス芸術選賞大賞受賞
平成 5年 第40回日本伝統工芸展初出品、初入選
平成 8年 日本工芸会正会員認定
平成14年 日本伝統工芸展 NHK会員賞受賞
平成18年 銀座時事通信ホールにて「城間栄順 琉球紅型展 宝布に華咲かち」を開催