月別アーカイブ: 2019年2月

千葉県市川市にて、伝統工芸士 坂内純一の加茂桐箪笥、着物、雑貨など。

 

千葉県市川市にて、伝統工芸士坂内純一の加茂桐箪笥二竿、着物、雑貨などをお売りいただきました。

本日は一件の出張買取。千葉県市川市へ、お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。本日お売りいただいた桐たんすは、新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、胴丸の下二大洋和箪笥、昇り箪笥という形のたんすで、当社でも数多く取り扱う高級桐たんすになります。伝統工芸士である坂内純一の作。所々に砥粉落ち、シミ、小傷などございましたが、当社で買い取りを強化している桐たんすですので、買い取らせていただきました。他にもお着物がございましたが、他の買取業者様が買い取られた後に残されていたものでしたので、残念ながらシミやカビの出ているものが多くございました。シミの少ないものもございましたので、こちらも全て買い受けさせていただきました。お母様の思い出の桐たんすやお着物、大切に次へと繋げさせていただきます。本日は、六角堂のご指名ありがとうございました。
マンションからの搬出でしたので帰りが夕方になってしまいましたが、戻る途中、千葉県松戸市にある「中華・ぎょうざ 麺王 矢切店」さんで食事をしました。大好物の牡蠣が入ったかき味噌らーめんを食べました。大粒の牡蠣で、とても美味しかったです。

『伝統工芸士』は、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に直接従事する者を対象に、財団法人伝統的工芸品産業振興協会が実施する伝統工芸士認定試験において、実技試験及び知識試験に合格した者をいい、経済産業大臣認定資格制度により『伝統工芸士』の称号が得られます。受験資格は、伝統的工芸品の製造に現在も直接従事し、12年以上の実務経験年数が必要になります。
『加茂桐箪笥伝統工芸士』(物故作家含む) 田澤謙介 石川鬼千 吉沢昭次 頓所芳男 皆川新司 東樹義明 番場堅介 中山昌二 坪谷哲男 三本和好 山本隆 鈴木浩市 水科政明 皆川繁之 横山松雄 番場堅 大橋勉 金井国男 鈴木進 神保良雄 石井克彦 高橋浩人 高橋聡 高橋研二 野本光男 藤田隆二 坂井昭兵 阿部健 斉藤敬二  江部雅之 大関正 堀正和 小柳幸太郎 小池茂次 坂内純一 長谷川進之助

東京都東久留米市にて、山口貢史の油彩画「大杉のある家」、掛軸、漆器など。

    

東京都東久留米市にて、山口貢史の油彩画「大杉のある家」、掛軸、漆器などをお売りいただきました。

本日は一件の出張買取、一件の見積もりへ伺いました。一件目は、東京都東久留米市へお荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらでは、山口貢史の油彩画「大杉のある家」、掛軸、漆器、錫製の酒器セットなどをお売りいただきました。山口貢史(やまぐちこうし)の作品は油彩SM号、タイトルは「大杉のある家」。古民家に長閑な風景が素敵な作品です。若干シミが出てしまっておりましたが、良い作品でしたので買い取らせていただきました。本日は六角堂をご指名いただき有難うございました。二件目は中野区野方へ、不動産業者様のご紹介でお茶道具の見積もりへ伺いました。こちらではたくさんの茶道具を見積りしてまいりました。素敵なお道具が多く、一点一点丁寧に査定し精一杯の査定額を出しましたので、ご縁がありましたらまたお呼びください。
帰りに高円寺駅にある「なんでんかんでん」さんへ寄りました。久々食べる「なんでんかんでん」のラーメンはとても懐かしかったです。今日は社長が不在でしたが、先日見かけたときには一緒に撮影してくれました。スープも濃くてとても美味しかったです。また寄らせてもらいます。

山口貢史(ヤマグチコウシ)
1941年 岐阜県生まれ
1965年 武蔵野美術大学卒業
宮本三郎に師事する
1998年 日本芸術家大賞優秀賞受賞
個展三越、大丸他31回
フランスでの個展は、絶賛を博し、ベルサイユ市名誉市民となる
米国ウィスコン州の中学校教科書に、困難に立ち向かい美の創造に尽くす波乱の人生が紹介される。
日本芸術家大賞展優秀賞など受賞多数
本学芸術情報学部芸術史学科教授

東京都練馬区石神井町にて、米沢箪笥、着物、壺、スタンドライトなど。

東京都練馬区石神井町にて、米沢たんす、着物、壷、スタンドライト、ブランドバッグなどをお売りいただきました。

先日お見積りへお伺いしたお客様にお呼びいただき、米沢箪笥、着物、壺、スタンドライトなどをお売りいただきました。本日お売りいただいた時代箪笥は明治期に山形県で作られた米沢衣装箪笥。前栗材に桜丸の金具が特徴です。丸くて大きな錠前金具が米沢箪笥の特徴で、直径は引出しの三分の二以上を占める大型なもの。その図柄には、本品のように桜や揚羽蝶、家紋などがあしらわれております。背板に割れなどございましたが、六角堂の買取強化商品でしたので、買い受けさせていただきました。他にもステンドグラスのスタンドライトや大振りの壺、お着物などを買い取らせていただきました。画像の香炉はお客様が保管されることになりました蒔絵香炉。阿古陀形で黒漆に蒔絵、火屋は純銀製。時代箱に納められております。恐らく江戸後期から明治期のものかと思います。他にも幕末三舟(勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟)の書なども後世へ残されることとなりました。大変素晴らしい香炉、掛け軸でございました。大切に保管されてください。二度にわたり、当社をお呼びいただき有難うございました。
当社では桐たんす、和箪笥の他、薬箪笥、茶箪笥・水屋箪笥、茶棚、飾り棚、船箪笥、帳場箪笥、車箪笥、階段箪笥、衣装箪笥、刀箪笥、民藝箪笥、李朝箪笥、佐渡箪笥、仙台箪笥、米沢箪笥、庄内箪笥、酒田箪笥、二本松箪笥、岩谷堂箪笥などの和箪笥、和家具全般をさがしております。和家具・和たんすをご処分の際には、六角堂までお問い合わせください。
帰りにジョナサンで食事をしました。広島産牡蠣とたっぷり野菜のキムチ鍋定食をいただきました。熱々のキムチ鍋に大好物の牡蠣が入ってとても美味しかったです。

東京都港区赤坂にて、着物、帯、大正友禅反物、港区芝にて龍村美術織物の帯。

東京都港区赤坂にて、着物、帯、大正友禅反物、港区芝にて龍村美術織物の帯をお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。東京都港区を二件出張買取しました。一件目は港区赤坂へお荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらでは、お着物、帯、大正友禅の反物をお売りいただきました。大正友禅は綿呂の生地に 大正期から昭和初期に流行した柄を現代に復刻した友禅染浴衣。素肌で着ればゆかた 長襦袢に重ねれば夏のきものとしてお召しいただけます。反物の状態で保管状態も良かったです。他にもお着物や帯など、まとめてご売却いただきました。この度は六角堂をご指名くださり、有難うございました。二件目は業者様のご紹介で、港区芝へお伺いしました。こちらでは、龍村美術織物の帯の他、お茶道具を数点お売りいただきました。お売りいただいた龍村美術織物の帯は、黄緑やオレンジ・朱赤・黄色・水色など多彩なお色で「唐草蓮華文錦(からはなそうちょうちょうはんきん)」が丁寧に織り上げられています。開き名古屋帯二重太鼓仕立てに仕上がっております。龍村美術織物は宮内庁御用達の美術織物で、着物を着用する方々に非常に愛されている老舗ブランドの1つであります。大変素晴らしい帯をお売りいただき有難うございました。
本日の昼食は、港区赤坂にある「香港料理 栄記」さんへ行きました。ランチタイムでしたので、わたしは陳麻婆豆腐定食 、わたしはをいただきました。本場中国のお味で、山椒がたくさん効いておりとても美味しかったです。この土地でこのセット内容で780円、お勧めです。

龍村平蔵(たつむらへいぞう)初代龍村平蔵は古裂復織の第一人者として知られ、その織りの技の集約により創り出された作品を、美術織物の域まで高めました。 現在「たつむら」を名乗る機屋は三軒あり、『龍村美術織物』、『龍村織物』、『龍村光峯』。いずれも初代龍村平蔵の流れを汲み、古代織物の研究、及びそれを基盤とする織物美術創作の伝統を受け継いで、世界的に認められる作品を世に送り出しております。 龍村の証は「龍村平蔵製」「龍村製」「龍村美術織物」などがございます。

京都府京都市へ出張に行ってまいりました。

11日に京都へと出張へ行き、先程埼玉へと帰省しました。今回も、道具屋さん仲間たちとお茶道具や骨董品などの勉強に行ってまいりました。ここ数年は京都への出張が多く、いつも茶道具商や骨董屋さんの先輩方に勉強を兼ねて食事に連れて行ってもらったりしてます。今回の出張でも、多くのことを教わり、たくさん勉強させていただきました。わたくし自身を含め、六角堂では日々勉強して成長していきたいと思います。いつもお世話いただき、とても感謝しております。今回は行き帰りともに新幹線で往復しました。新幹線では必ず駅弁を食べますが、行きは東海道新幹線弁当、帰りには京都牛膳に開晴亭のビーフミンチカツサンドを食べました。今回は祇園にあるビジネスホテルへと泊まりましたが、11日の夜には木屋町へと行き「馬野郎」さんで食事しました。京都へ来る時にはよく行くお店です。桜納豆に馬刺し盛り合わせ、馬焼肉盛り合わせなど、馬料理をたくさんいただきました。こちらの馬肉はヘルシーでとても美味しいです。12日はお昼に「祇園京都ラーメン」さんへ行き、特選祇園ラーメン、チャーシュー丼を食べました。午後は一日骨董品の勉強会をしました。13日は祇園の中にある「仲源寺」さんで参拝し、鴨川の景色を見て帰ることにしました。今回の出張でもたくさんのことを教わり、学ばさせていただきました。来月また京都へ勉強会に参加する予定です。全国各地の古美術商の先輩方に色々とご指導いただいて、六角堂は日々成長しております。今後とも、ご指導よろしくお願い致します。明日からまた出張買取の日々が続きますので、気を引き締めて頑張ります!!

横浜市戸塚区にて、お着物、お茶道具、人間国宝 森山虎雄の久留米絣など。

   

神奈川県横浜市戸塚区にて、着物、茶道具、人間国宝 森山虎雄の久留米絣などをお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は横浜市戸塚区へ、お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらではお着物やお茶道具などをお売りいただきました。お着物はシミのあるものや正絹でないものもございましたが、状態の良いものも多くあり全て買い取らせていただきました。重要無形文化財保持者(人間国宝)森山虎雄の久留米絣の証紙がありましたので、必死に久留米絣のお着物を探しましたが、残念ながらありませんでした。十万円近くの査定で買い取りが出来るお品だっただけに大変残念でした。お茶道具はお稽古用のものが多くございましたが、茶碗、水指、釜、棗、茶入、香合、花入、菓子皿、茶棚、火鉢など一式揃っており、全て買い取らせていただきました。ご家族の思い出のお着物、お道具、大切に次へと橋渡しさせていただきます。多数まとめてのご売却、有難うございました。本日二件目は、国分寺市へペルシャ絨毯の出張買取をさせていただきました。若干ヤケや汚れがあるものの、シルクウールのペルシャ絨毯、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。ありがとうございました。
横浜市戸塚区から国分寺市へ向かう途中にある「かつや町田鶴川店」さんで食事をしました。かつやさんのカツ丼は揚げたてでとても美味しいですね。豚汁も美味しかったです。明日から13日までの間、京都府へ出張に行ってまいります。出張買取は、14日より再開いたします。出張期間中もご予約は随時承っておりますので、何かございましたらお電話またはお問い合わせ欄からメールにてご連絡ください。

森山虎雄(もりやまとらお)昭和から平成時代の染色作家。
初代森山虎雄は男物の細かい柄の藍染の技法を得意としており、1959年5月に重要無形文化財技術保持者に認定されました。
祖父の富吉、父の初代虎雄から蚊絣(かがすり)の技術をうけついだ二代目森山虎雄も同じく人間国宝に認定されました。
1933年、福岡県八女郡広川町に生まれる。本名啓男。
1986年、久留米、絣着物「サファイヤブルー」で日本伝統工芸展文部大臣賞。
重要無形文化財保持団体の久留米絣技術保存者会会長。
1996年伝統文化ポーラ大賞を受けた。
伝統を守りながら、現代の人々にも愛される、手仕事の温もりがあるやさしい木綿の絣を作り続けている。

東京都大田区南雪谷にて、吉向十三軒、大樋長左衛門、宮崎寒雉などの茶道具。

     

東京都大田区南雪谷にて、八代吉向十三軒、十代大樋長左衛門、十三代宮崎寒雉などの茶道具をお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お母様が裏千家茶道をされていたようで、お茶道具を処分されたいとのことでご連絡いただきました。本日もたくさんのお道具をお売りいただきましたが、本日ご紹介するお品は茶道の道具で代々続いている名家吉向十三軒、大樋長左衛門、代宮崎寒雉のお品です。八代吉向十三軒のお品は、好日汲出湯呑茶碗、十代大樋長左衛門のお品は、大樋焼飴釉の雲鶴蓋置、十三代宮崎寒雉のお品は、雲鶴蓋置。十代大樋長左衛門と十三代宮崎寒雉の雲鶴蓋置は、セットで二重箱に納められております。金沢の陶工大樋長左衛門、釜師宮崎寒雉は共に江戸時代前期の茶人千宗室(4代)1622-1697に指導を受け、以来深い縁で結ばれております。他にもたくさんのお道具をお売りいただきました。本日は六角堂をご指名くださり有難うございました。
帰りに都内で骨董屋をされている先輩と合流し、蒲田駅にある「個室居酒屋ダイニング 旬菜」へ行きました。わたしは豚バラと水餃子の塩鍋をいただきました。やはり冬は鍋が温まっていいですね。○○堂のO先輩、ご馳走様でした!明日は一日お休みをいただき、倉庫の整理をしたいと思います。また、11日より京都府へ出張に行ってまいります。宜しくお願い致します。

八代 吉向十三軒(きっこうじゅうそうけん)
昭和23年、大阪生まれ。七代十三軒の四男。父に師事し、昭和46年八代十三軒を襲名。
裏千家(今日庵)御出入の職方として知られ、作家活動は個展のみとしている。

十代 大樋長左衛門(おおひちょうざえもん)(大樋年朗)
1927年 大桶窯九代長左衛門の長男に生まれる
1949年 東京美術学校工芸科卒業
1958年 日本陶磁協会賞受賞
1982年 第十四回日展文部大臣賞受賞
1987年 十代大桶長左衛門襲名
1999年 日本芸術院会員就任
2004年 日本陶磁協会特別記念功労賞受賞
2008年 日展顧問就任
2011年 文化勲章受章
2011年 石川県名誉県民顕彰
文化功労者
日本芸術院会員
日展常務理事
現代工芸美術家協会理事長
石川県美術文化協会理事長
石川県陶芸協会顧問
金沢卯辰山工芸工房工房長
ロチェスター工科大学名誉博士
金沢学院大学美術文化学部学部長・教授

十三代 宮崎寒雉(みやざきかんち)
大正4年。加賀藩主の御用釜師として寛文年間より続く家系に生まれる
石川県立工業学校卒業後、父・12代宮崎寒雉に師事。
昭和39年、13代寒雉を襲名
初代からの伝統ある寒雉釜の重厚さを受け継ぐ 当代は14代

東京都文京区湯島にて、人間国宝島岡達三の象嵌飾皿、桐箪笥、仏像など。

東京都文京区湯島にて、人間国宝島岡達三の象嵌飾皿、桐箪笥、仏像などをお売りいただきました。

リサイクル業者様のご紹介で、お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。いつもお客様をご紹介くださり有難うございます。本日お売りいただいたお品は、伝統工芸品春日部桐箪笥、お着物、反物、木彫りの仏像や置物、人間国宝である島岡達三(しまおかたつぞう)の象嵌飾皿など。たくさんのお品をお売りいただきました。島岡達三をはじめ、人間国宝の作品は買取を強化しておりますので、お客様にお喜びいただける査定額で買い取ることが出来ました。良い作品をお売りいただき有難うございました。
着物の業者の方々が近くに来ているとのことで、湯島にある「四万十」さんで合流しました。ちゃんこ鍋で有名なお店ですが、今日は一品料理をたくさんいただきました。大好物のホタルイカや焼白子、牡蠣や刺身などたくさんいただきました。大人数で食事をすると色々なものがたくさん食べられるので嬉しいです。わたしのような買い出し屋は一人寂しい時が多いので、仲間達と集まれる時が幸せです。是非また誘ってください!

島岡達三(しまおかたつぞう)大正8年(1919)10月27日〜平成19年(2007)12月11日
大正8年 (1919) 東京都に、三代続いた組紐師 島岡米吉の長男として生まれる。
昭和14年(1939) 東京工芸大学窯業学科入学。
昭和15年(1940) 濱田庄司のもとを訪れ、卒業後の入門を許される。
昭和16年(1941) 東京工業大学窯業学科卒業。
昭和21年(1946) 濱田庄司に師事。
昭和23年(1948) 土方冨美子と結婚。
昭和25年(1950) 栃木県窯業指導所に勤務。白崎俊次の古代土器標本複製に協力。
昭和29年(1954) 益子に築窯。
昭和37年(1962) 日本民藝館賞受賞。
昭和39年(1964) 日本民芸館賞受賞。
昭和43年(1968) ロングビーチ州立大学、サンディエゴ州立大学の夏期講座に招かれ渡米し、ヨーロッパを経て帰国。
昭和53年(1978) 国画会会員。
昭和55年(1980) 栃木県文化功労章受章。
平成6年 (1994) 日本陶磁協会賞金賞受賞。
平成8年 (1996) 民芸陶器(縄文象嵌)において国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。
平成11年(1999) 勲四等旭日小綬章受章。
平成19年(2007) 12月11日、逝去。88歳。

愛知県名古屋市にて、先崎栄伸の銀製日蓮上人像、掛け軸など。

 

愛知県名古屋市にて、先崎栄伸の銀製日蓮上人像、掛け軸などをお売りいただきました。

遺品整理でお呼びいただきました。遠距離の出張ですので、前日の夜に名古屋市へと入り、ビジネスホテルで一泊しました。お売りいただきたのは、昭和の名工先崎栄伸(せんざきえいしん)の日蓮上人像や仏画、日本画の掛軸など。当初お見積りのみの予定でしたが、当社の査定額にご満足いただき、その場でお売りいただくこととなりました。お喜びいただけて良かったです。新幹線での出張だった為、仏像は手で持ち帰り、掛け軸は配送業者で送ることとなりました。日蓮上人像は銀製のもので、約三キロ近くの重みある作品。日蓮は地震や暴風雨など災害が相次いだ鎌倉時代中期、国家安寧(あんねい)を願い続け、時の権力者・北条時頼(ほうじょうときより)に文書を提出するなど、社会の救済(きゅうさい)に尽くしたことで知られます。その偉業は後世も称えられ、逝去後、皇室から生前の偉業を称える贈り名「諡号」を二度も追贈(ついぞう)されております。とても素晴らしい作品をお売りいただきました。配送のお手伝いをしていただいたり、お気遣いくださり有難うございました。
昨夜の夕食は名古屋市中区栄にある「山本屋本店 栄本町通店」さんへ行きました。地元では有名な人気店で、味噌煮込みうどんの老舗です。人気の味噌煮込みうどんの他、スタミナ豚しゃぶうどん、名古屋コーチンねぎま、青唐辛子の出し汁巻きなどいただきました。アツアツでとても美味しかったです。帰りにはJR名古屋駅のホームにある立ち食いきしめん「住よし」へ行きました。「住よし」はテレビや雑誌でも度々取り上げられる有名店です。途中下車してでも食べたいと、古くから定評があります。わたしは味噌きしめんにかき揚げと玉子を入れました。濃い目の味噌スープにきしめんが良く合い、癖になるお味。とても美味しかったです。そのまま新幹線へと乗り、名古屋の駅弁「名古屋ベトコン弁当みそかつ&ひつまぶし」をいただきました。味噌カツに鰻のひつまぶしと名古屋名物をたくさん味わうことが出来ました。お土産にはういろうや手羽先など、名古屋は美味しいものばかりでした!

先崎栄伸(せんざきえいしん)
大正6年福島県に生まれる。昭和6年仏教美術協会創立会員・代表の阿井瑞岑に師事。10年帝展に初入選。以後、文展、日展、正統木彫家協会展、日本美術協会展等に出品受賞。戦後は仏教美術彫刻に専念。29年「仏教美術協会」設立に参加。立動美術会委員、三軌会彫刻部長を歴任。51年文部大臣賞受賞。60年彫玄会代表として第1回彫玄会展開催。59年「千手観音」製作 61年逝去。インド、中国、ジャワ島など各国に仏教美術研究旅行。曹洞宗大本山総持寺舎利殿本尊「説法釈迦」、大圓寺七大観音「聖観音」「千手観音」(東京)、浅草寺五重塔内百観音のうち4体(東京)、大雄山最乗寺「文殊・普賢菩薩」(小田原)ほか各地の寺院の本尊、仏像を制作。

東京都豊島区上池袋にて、人間国宝原清の香炉、黒川昭男の江戸切子など。

東京都豊島区上池袋にて、人間国宝原清の淡緑磁之香炉、黒川昭男の江戸切子などをお売りいただきました。

お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。本日お売りいただいたのは、人間国宝である原清の淡緑磁之香炉、黒川昭男の江戸切子、陶磁器など。多数お売りいただきました。会社を経営されていたお客様で、贈答品としていただいたお品々。中には人間国宝作品などもございました。まとめてご売却いただき有難うございました。
原清は重要無形文化財(人間国宝)「鉄釉陶器」の保持者に認定されており、黒色と褐色の二種類の釉薬を駆使した大柄な文様を描いた作品が高く評価されています。人間国宝となられた後も、後進の指導にも尽力しており、鉄絵陶器の作家として日本の陶芸界に大きく貢献しています。
黒川昭男は、江戸切子に初めて大胆な曲線を取り入れて、高度な芸術性を追求した切子作家です。また、その作品は、究極まで深くシャープなカット技術と独特なデザインの妙によって、他を圧する魅力を持っています。
当社で買い取り強化中の人間国宝や作家物の作品が多くあり、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。喜んでいただけて良かったです。帰宅途中、本日は志木市にある中華料理屋五番さんへ寄りました。広東麺にミニ炒飯、とても美味しかったです。明日から愛知県名古屋市に出張します。遠距離出張ですが、頑張ってまいります。

原清 (はらきよし)1936年(昭和11)~(現在)
1936年、島根県で生まれる
1954年、石黒宗麿に師事する
1955年、清水卯一に師事する
1965年に東京世田谷に開窯し独立する。
1958年の日本伝統工芸展に初入選。
1961年には日本工芸会正会員に就任。
独立後は69年に日本伝統工芸展で会長賞を受賞、76年日本陶磁会賞、
97年日本伝統工芸展東京都知事賞を受賞。
また日本橋三越を中心に個展活動や国内外の招待出品など幅広い制作活動を展開。
作風は制作当初からの鉄釉を研究し褐色釉を施した器に鉄絵にて草花、鳥、動物などが
氏の個性溢れるタッチで繊細に描かれた作品を展開。
また1980年ごろから澄んだ青色の発色が特徴的な鈞釉の作品も展開する。
2001年、日本伝統工芸展特待者。
2005年、色絵磁器で国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

黒川昭男(くろかわあきお)
江戸切子作家。1941年(昭和16年)東京都品川区生まれ。1955年より江戸切子の世界に入り、小林菊一郎、小林英夫に師事する。1973年(昭和48年)より社団法人日本伝統工芸会正会員。日本伝統工芸展、金澤工芸大賞、江戸切子新作展、伊丹国際クラフト展など、さまざまな作品展で多数受賞されています。