埼玉県さいたま市大宮区にて、小館善四郎の油彩画「赤絵小鉢れもん」など。

埼玉県上尾市にて、桐箪笥、座卓、贈答品、絵画、さいたま市大宮区にて、小館善四郎の油彩画「赤絵小鉢れもん」、リトグラフなどをお売りいただきました。

本日は今年最後の営業日、埼玉県内二件の出張買取でした。昨夜メールでお問い合わせいただいていたお客さま宅へ急遽出張が決まり、埼玉県上尾市へとお引越し前の片付け整理にてお呼びいただきました。メールでいただいた画像に洋画家向井潤吉の作品と思われるものが写っており、もしやと思いましたが、残念ながら工芸画でした。こちらでは、桐箪笥、座卓、贈答品、絵画などを買い受けさせていただきました。お引越し準備でお忙しい中、当社のご指名有難うございました。二件目はさいたま市大宮区へと向かいました。おじいさまの遺品整理とのことで、こちらでは、小館善四郎の油彩画や、外国人画家のリトグラフなどを買い取らせていただきました。小館善四郎は青森県出身の洋画家で、梶井基次郎の作品「檸檬」に因んで檸檬をモチーフにした静物画が多く、「レモンの画家」と呼ばれております。今回お譲りいただきました作品にもレモンが描いておりますね。サムホールサイズで若干汚れなどございましたが、当社で買い取りを強化している画家作品でしたので、お客様にご満足いただける査定額にて買い受けさせていただきました。良い作品をお譲りいただき、有難うございました。
二件目さいたま市へ向かう途中にある大宮綜合食品地方卸売市場へと寄り、市場内にある「花いち」さんという食堂で昼食をいただきました。こちらは埼玉県最大級の市場で、たくさんのお店がありました。初めて寄らせていただきましたが、年末の為かとても活気ある市場でした。「花いち」さんはテレビ取材で芸能人の方も良く来るお店のようで、ボリュームたっぷりでとっても美味しいお店でした。画像の中落ちマグロ丼、カキフライ、エビフライ、フグの刺身、蟹の味噌汁でなんと1500円!安くて美味しくてボリュームたっぷり、是非また寄らせていただきたいと思います。
本年の出張買取は本日で終了、誠に勝手ながら、明日12/31~1/4まで、年末休暇のため、買取業務はお休みとなります。 電話受付、メール問い合わせにつきましては、年末年始も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。今年一年、有難うございました。

小館 善四郎(こだて ぜんしろう) 1914年(大正3年)11月29日 – 2003年(平成14年)10月8日
青森市生まれ。旧制青森中学校(青森県立青森高等学校)在学中、南部公鎮に師事。
1932年(昭和7年)に旧制青森中学校を卒業して上京し、帝国美術学校(武蔵野美術大学)に入学、牧野虎雄に師事した。
1936年(昭和11年)11月、学校側の都合により帝国美術学校を繰上卒業。同年から1943年(昭和18年)まで母校青森中の図画科教師。
1938年(昭和13年)、第13回国画会展に初入選。1948年(昭和23年)、国画奨学賞受賞。1953年(昭和28年)、国画会会員。
1975年(昭和50年)、青森県褒賞受賞。1992年(平成4年)、青森県文化賞受賞。1998年(平成10年)、国画会永年会員。
2000年(平成12年)、文化庁地域文化功労者表彰受賞。
代表作に「赤衣少女」「檸檬とれもんの絵」などがある。