東京都港区白金にて、桐たんす、亀文堂造唐銅皆具、保寿堂銀象嵌鉄瓶などの茶道具。

 

東京都港区白金にて、関西桐箪笥、亀文堂造唐銅皆具、保寿堂銀象嵌鉄瓶などのお茶道具おをお売りいただきました。

不動産業者様のご紹介で、お引越し前のお片付け整理でお呼びいただき、幅広の関西桐箪笥、お茶道具などを買い受けました。お茶道具では貴重な唐銅皆具は、名工亀文堂のもの。保寿堂の鉄瓶は、胴回りに花文銀象嵌入り、持ち手に銀粒象嵌が入っております。こだわりある金工茶道具を含め、多くのお茶道具を買い取らせていただきました。皆具とは、お茶を点てる時に使う基本的な茶道具四器を同じ柄、同じ作りのもので揃える一式の総称です。基本的茶道具の四器とは、水指と杓立、建水に蓋置になります。水指とは茶碗をすすぐ水や釜へ補充するお水を貯めておく器の事で、杓立は柄杓を立てておく物です。また、建水は茶碗をすすいだお湯やお水を捨てる器で、蓋置は茶釜の蓋を置く道具ですので、基本的なお茶道具と言っても皆具を使って茶を点てるわけではありません。しかしながら、皆具がなければ点前の流れがスムーズに行かなくなる為、お茶を点てる上では欠かせない基本的な茶道具と言われております。唐銅製の皆具であれば、真の皆具と言って皆具の中でも特に価値が高いものになります。
年末でお忙しい中、古き良き桐箪笥、御道具をお譲りいただき有難うございました。また、作業途中に温かい珈琲を入れていただき、とても温まりました。ご馳走様でした。
帰宅後、家族でららぽーと富士見に行き、「彩の国レストラン」さんで夕食をいただきました。こちらのお店は、色々な野菜をたくさん使った自然食ビュッフェレストラン。外食が多く、野菜不足が続いておりますので、こちらには時々寄らせていただいております。最近はまっているスムージーもあり、たくさん野菜補給させていただきました。今年も残りわずか、明日も頑張ります。

保寿堂(ほじゅどう)
山形鋳物は、約960年前に発祥したとされています。菊地保寿堂は、慶長9年(1604)に山形城主・最上義光(もがみよしあき)公の御用鋳物師として当家初代の喜平治が擁護されたことに始まります。初代~9代・喜平治、10代~12代・卯之助、13代~14代・熊治正直、そして現在15代正直へと受け継がれてきています。日本古来よりの鉄材・砂鉄を用いて造られる和銑(わずく)釜の制作技術は、姻戚・長野家(現在2代目長野垤志)と共に技術復興し現在もその技術を頑に守り続けております。