埼玉県越谷市にて、人間国宝島岡達三の象嵌ぐい吞、藍大島紬などのお着物など。

埼玉県越谷市にて、人間国宝島岡達三の象嵌ぐい吞、藍大島紬などのお着物などをお売りいただきました。

解体前のお片付け整理にてお呼びいただきました。前作ではありますが、民藝陶器・縄文象嵌で重要無形文化財(人間国宝)になられた島岡達三氏の象嵌ぐい吞みや、藍大島などのお着物をまとめて買い取らせていただきました。大島紬には、泥大島、藍大島、泥藍大島、色大島、白大島などございますが、藍大島は糸を藍で染めたものをいいます。藍には徳島の阿波藍、琉球藍、インド藍などいろいろな種類がございます。六角堂では、これら全ての大島紬を強化買取り中でございます。また、島岡達三のような人間国宝作品、帝室技芸員の作品、近代作家物の陶芸作品を強化買取りしてます。ご不要のお着物、陶芸作品がございましたら、当社までお問い合わせください。
本日は志木市場でしたので、終了後にみんなでデニーズさんへと寄りました。買い取りや仕分け作業などで忙しく、本日の一食目でしたので、大人食いをしてしまいました。季節メニューのラフランスのパフェがとても美味しかったです。

島岡達三(しまおかたつぞう)大正8年(1919)10月27日〜平成19年(2007)12月11日
大正8年 (1919)東京都に、三代続いた組紐師 島岡米吉の長男として生まれる。
昭和14年(1939)東京工芸大学窯業学科入学。
昭和15年(1940)濱田庄司のもとを訪れ、卒業後の入門を許される。
昭和16年(1941)東京工業大学窯業学科卒業。
昭和21年(1946)濱田庄司に師事。
昭和23年(1948)土方冨美子と結婚。
昭和25年(1950)栃木県窯業指導所に勤務。白崎俊次の古代土器標本複製に協力。
昭和29年(1954)益子に築窯。
昭和37年(1962)日本民藝館賞受賞。
昭和39年(1964)日本民芸館賞受賞。
昭和43年(1968)ロングビーチ州立大学、サンディエゴ州立大学の夏期講座に招かれ渡米し、ヨーロッパを経て帰国。
昭和53年(1978)国画会会員。
昭和55年(1980)栃木県文化功労章受章。
平成6年 (1994)日本陶磁協会賞金賞受賞。
平成8年 (1996)民芸陶器(縄文象嵌)において国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。
平成11年(1999)勲四等旭日小綬章受章。
平成19年(2007)12月11日、逝去。88歳。

縄文象嵌(じょうもんぞうがん)
縄文象嵌とは島岡達三が創案した技法。成形した作品を半乾きの状態で、表面に組紐を転がして縄文の窪みをつけます。次に窪んだ部分を含め、全体に化粧土(白土または色土)を塗ります。乾燥したら表面を薄く削り取ると、縄で凹んだ部分の窪みには化粧土が残り、もともと平らな部分は化粧土がはがれて下地があらわれます。本焼きはこれに透明釉をかけて焼成します。