埼玉県さいたま市岩槻区にて、和箪笥、お着物、お茶道具、人気陶芸作家玉置保夫の織部蓋置。

埼玉県さいたま市岩槻区にて、和箪笥、お着物、お茶道具、人気陶芸作家玉置保夫の織部蓋置を買取させていただきました。

お引越し前の荷物整理にてお呼びいただきました。玉置保夫をはじめ、人気陶芸作家や当社で強化買取りしている陶芸作家の物があり、お客様にご満足いただける査定額にて買い受けさせていただきました。仕事帰り、いつもお世話になっている志木の市場の仲間たちと埼玉県新座市にある韓国料理 長今(チャングム)さんへ寄りました。こちらはお値段もお手頃、ボリュームもたっぷりでよく寄らせていただいております。今はやりのダッカルビ、海鮮鍋、のり巻きに海鮮チジミをいただきました。食後のデザートで、韓国のお菓子ホットクに特別にバニラアイスをのせていただきました。青唐辛子がのっかってますが、これは友人のいたずらです。ホットクは、シナモン入りの黒砂糖をパン生地で包んで焼いたスイーツで、新大久保などでは屋台スイーツとして有名です。もちもちしてとっても美味しいですよ!

玉置保夫(たまおきやすお)は、岐阜県多治見市市之蔵町で、玉置謙一氏の六男として生まれました。玉置家は代々続いている窯元です。県立多治見工業高校図案化を卒業しました。長男では無いので家を継ぐつもりはありませんでした。高校では図案科でグラフィックデザイナーを目指し、美術大学を目標にしました。しかし浪人していまいます。その浪人中に東京の展覧会に行き、そこで桃山時代の美濃の織部に出会っています。織部に感動して、翌年に県の陶磁器試験場に入所しました。試験場の場長であった五代加藤幸兵衛、技師の加藤孝造に師事します。
「現代を生きる者として平成の織部をやる使命がある」
玉置は自由で斬新な織部の精神を継承しています。しかし作品は従来の桃山時代の織部と違う現代的なデザインと色の今織部です。織部以外にも、志野や黄瀬戸も独自の物を追求しました。
美麗なグラディーション、曲線、図形の革新的な作品を作り出しています。ただ、根底には、きちんとした織部の伝統が入っています。
「これが織部なのかと見ている人に驚かれれば成功したなと思う」玉置は同時にこうも述べています。
「伝統を吸収しなければ、新しい物は作れない」日々、新しい技法の開発を追求しています。

玉置保夫(たまおきやすお)略歴
1941年 岐阜県で代々続く窯元の家に生まれる
1951年 多治見工業高等学校図案科を卒業する
1961年 岐阜県陶磁器試験場に入所する
1963年 多治見市美術展で志野花器で最高の市展賞を受けてデビュー
1965年 第十二回日本伝統工芸展で鉄釉花器で初入選
1968年 日本工芸会正会員となる
1977年 東海伝統工芸展で最高賞を受賞する
1980年 日本陶磁協会賞を受賞する
1985年 第3回幸兵衛賞を受賞する
1986年 第1回国際陶磁器フェスティバルで美濃審査員特別賞を受賞する
1995年 多治見市芸術文化部門功労表彰を受ける
2002年 多治見市無形文化財保持者となる
2008年 岐阜県無形文化財保持者となる