東京都中野区江原町にて、桐たんす、古家具、お着物、掛け軸、江戸期の能面「頼政」をお売りいただきました。

東京都中野区江原町にて、桐たんす、古家具、お着物、掛け軸、江戸期の能面「頼政」をお譲りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。生前大事にされていたお品とのこと、次の方に丁寧にお繋ぎできるよう努力させていただきます。お忙しい中、有難うございました。わたしの住む三芳町では、菜の花が咲いておりました。倉庫へ向かう途中、畑に横付けして菜の花に見とれてしまいました。畑一面の菜の花、とても綺麗でした。三芳町はさつまいもで有名ですが、おそばも有名で、そばの季節になると畑一面真っ白になり、それもまた大変綺麗です。野菜の美味しい町、三芳町はとてもいいところですよ!

能面の種類は約250種類と言われていますが、基本形は約60種です。 室町時代より安土桃山時代に打たれた面を本面と呼び その後は、その基本形を模倣再現しています。翁(おきな)能のもととなった猿楽から取り入れられた能面で、すでに平安末期には使われていたといわれます。能面の中で、最も古い分類の面です。尉(じょう)老人系の面。小尉、朝倉尉、三光尉、笑尉、などの種類があります。これらは、脇能や修羅能のシテが前場の化身のときにつける場合が多くなります。女面能面というとこれを思い描く人が多いというように、種類が豊富でポピュラーな面です。主に年齢や性格などによって細分化されています。小面(こおもて)、若女(わかおんな)、増(ぞう)、孫次郎(まごじろう)などは、気品に満ちた、若く美しい女性を現します。近江女(おうみおんな)は若い女性ですが、庶民的です。深井、曲見(しゃくみ)は、気品に満ちた中年の女性を現しています。曲見は深井に比べ、表情が強くなっています。泥眼(でいがん)は、目が金色で、現実の女性ではないことを表しています。老年の女面には、老女、姥などがあります。男面平太(へいだ)、中将(ちゅうじょう)、十六、二十余り、童子、渇食(かっしき)、痩(やせ)男など、身分やその状況に応じてさまざまなバリエーションがあります。鬼神早い時期に現れたと考えられる、鬼や天狗など超自然を現す面。大きく分けて「飛出(とびで)」(鬼神や鬼畜に用いられる)と「癋見(べしみ)」(天狗などに用いられる)があります。怨霊死霊をあらわす面。この世に心残りがある者たちで、男の怨霊には「怪士(あやかし)」「痩男」「河津/蛙(かわず)」などが、女の怨霊には「山姥」「泥眼」などがあります。有名な「般若」もこの分類に入ります。

六角堂では能面の買取を強化しております、能面の強化買取作家は以下となります。
長澤氏春 長澤草春 羽生光長 羽生光善 河合春慶 橋岡一路 中村光江 堀 安右衞門 石倉耕春 北澤耕雲 深草浄春 田中彗月

能面の他にも能衣装や能装束、道具や関連書籍などの能道具、笙、龍笛、篳篥(ひちりき)、鞨鼓(かっこ)、鉦鼓(しょうこ)、太鼓、筝(しょう)、琵琶(びわ)、和琴、横笛能などの雅楽器も合わせて買受けしております。また能の人形なども買受けしておりますので、合わせてお問い合わせください。

桐たんす、和箪笥などの和家具をはじめ、骨董品、お茶道具、掛け軸、絵画、お着物などがございましたら、是非六角堂までお問い合わせください。東京都内はもちろん、関東一円出張見積無料、鑑定無料です。また骨董品・美術品のお見積もり・出張買取は、全国対応しております。是非ご利用ください。

能面 頼政(よりまさ)源頼光の玄孫(やしわごまたはげんそん)孫の孫にあたり、射芸や和歌にすぐれ、能曲「鵺」でおなじみの「鵺」を一矢で射落としたとの口伝もあり、源三位入道とも呼ばれる。平家追討を企てたが、こと現れて宇治川の合戦で敗れ、平等院に1首の歌を残して自害した。能曲頼政は能二番目物、世阿弥作。古名「源三位(げんざんみ)」「宇治頼政」。「平家物語」による。宇治平等院の扇の芝の由来と、頼政の最期の有様を脚色。三修羅の一つ。この面に限り、頼政頭巾を被る。宇治川の戦いに敗れた時の表情で、当年75歳の時の相貌、目は金具、眼の周りは朱を入れ、額には皺があり、顔は黄褐色、鬢や頭に毛が無いことは、入道して後、髪や髭を剃ったもので、怨みの表情をあらわす。