埼玉県ふじみ野市にて仏像、こけしなど、狭山市にて金重晃介の備前花器。

  

埼玉県ふじみ野市にて木彫りの千手観音や金属製、陶器製の仏像、こけしなど、狭山市にて桐箪笥や金重晃介の備前花器、反物などをお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は埼玉県ふじみ野市へ遺品整理でお呼びいただきました。仏像や木彫りなどをご処分されたいとお電話いただき、出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は木彫りの如来や菩薩像、陶製、金属製の仏像、こけしや木彫りの民芸品など。たくさんのお品をお売りいただきました。中でも木彫の千手観音像は彩色が施され、大変造りの良い仏像でございました。石製の地蔵菩薩など、本日積み残したお品を来年またお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。ご主人様が生前大切にされていた仏像など、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂のご指名、有難うございました。本日二件目は、業者様のご紹介で狭山市へお荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、新潟県の伝統工芸品 加茂桐箪笥、金重晃介の花器、他陶器など。加茂桐箪笥は35年ほど前の桐たんすで所々に砥粉落ち、傷みがございましたが、買取強化しているお品ですので買い取らせていただきました。金重晃介は人間国宝である金重陶陽の三男。金重道明の弟であります。受け継がれてきた伝統を尊重しながらも、伝統の重みと技法にとらわれることなく、土の特性を生かした独自の備前焼を発表、抽象花器を得意とする作家であります。お売りいただいたお品もまた素晴らしい花器でございます。付属品もあり、保管状態も良かったのでお客様にご満足いただける査定額で買取することが出来ました。他にも備前焼や九谷焼など、たくさんの陶器をお売りいただきました。搬出時に手伝っていただいたりお気遣いいただき有難うございました。

金重晃介(かねしげこうすけ)
1943年 金重陶陽の三男として、岡山県備前市伊部に生まれる。
1970年 東京藝術大学大学院彫刻科修了
1975年 陶芸作品を発表し始める
1982年 築窯
1988年 田部美術館「茶の湯の造形展」優秀賞 (1990年同賞受賞)
1994年 日本陶磁協会賞受賞
1999年 山陽新聞社賞受賞
2005年 岡山日日新聞社賞受賞
現代日本の陶芸(ボストン美術館)
2012年 岡山県重要無形文化財保持者 認定
2014年 岡山県文化賞