東京都武蔵野市にて岸田陸象の阿弥陀如来座像、木彫り仏像、桐たんす。

  

東京都武蔵野市にて岸田陸象の阿弥陀如来座像、仏像、桐箪笥をお売りいただきました。

解体業者様のご紹介で、お片付け整理でお呼びいただきました。仏像や桐たんすをご処分されたいとのことでご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、岸田陸象の阿弥陀如来座像、木彫り仏像、桐箪笥など。桐たんすは明治期のもので、厚みある金具の時代箪笥。状態の良い総桐でございました。木彫りの仏像は江戸期の大黒天、観音菩薩像など。状態の悪いものもございましたが、全て買取させていただきました。仏像彫刻家岸田陸象(きしだりくぞう)の阿弥陀如来座像は、高さ65㎝と大振りのブロンズ像。共箱あり。こちらは当社で買い取りを強化している作家作品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買取させていただきました。お喜びいただけて良かったです。お父様やお母様が大切にされていたお品々、大切に次へと繋げさせていただきます。本日はお忙しい中、六角堂をご指名いただき誠に有難うございました。

岸田陸象(きしだりくぞう)1919年~2002年
1919年、長野県下水内郡旭村生まれ。本名は陸蔵といいます。1937年、中村實のもとで農民美術工芸の指導を受ける。20歳で入隊、7年間の軍隊生活を経て復員。1947年、長野県展に木彫作品が初入選。1949年、中村直人に師事。1953年に中村直人が渡仏のため、新海竹蔵に師事し第38回院展初入選。以後連続入選して1957年、日本美術院院友となる。1962年、院展彫刻部解散に伴い創造美術会に彫刻部を新設して同展に出品を続け「瞑想の曲」が東京都知事賞など受賞を重ねる。運営委員も務めるが退会。1976年、日本美術家連盟会員。1984年、コンクール連展で埼玉県知事賞。1985年、長野県立信濃美術館で個展。日本現代美術家連盟理事。木彫、ブロンズを並行して制作、仏像、裸婦、オブジェと幅広い。2002年、永眠。享年83歳。