千葉県船橋市にて伝統工芸士 小林雄蔵の加茂桐箪笥、お着物。

千葉県船橋市にて伝統工芸士 小林雄蔵の加茂桐箪笥、お着物、和装小物などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただき、お母様が大切にされていた桐たんすやお着物などをお売りいただきました。、メールにてお問い合わせいただき、本日出張買取しました。お売りいただいた桐たんすは、新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、胴丸下二大洋和箪笥という形のたんすで、当社でも数多く取り扱う高級桐たんすになります。前飾りには縁起の良い松竹梅が彫金されており、光珉刀の銘があります。伝統工芸士である小林雄蔵の作。残念ながら、内部全体的に黒カビが出てしまっておりました。また、鍵の欠品、側部に凹み傷などございました。正面が状態良かっただけに残念でした。難有ではありましたが、当社で買い取りを強化している伝統工芸品指定桐箪笥ですので、買取させていただきました。お着物も全体的にシミ汚れがございましたが、すべて買い受けさせていただきました。お母様が大切にされていたお着物や桐箪笥、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂のご指名、ありがとうございました。また、帰りにお茶をいただいたりお気遣いいただき誠に有難うございました。

加茂桐箪笥(かもきりたんす)は、新潟県加茂市で作られる最高級の桐たんす。六角堂でも探し求めている桐箪笥の一つになります。加茂市で「桐たんす」が作られるようになったのは、およそ200年以上前(天明年間)と言われており、現在では日本全国の約70%の桐たんすが加茂で作られています。桐たんすと言えば「加茂」と言われるほど、その技術と品質は全国的に高い評価を受けています。数々の逸品を生み出してきたその技は脈々と受け継がれ、その伝統と優れた品質が評価され、1976(昭和51)年、通商産業大臣から伝統的工芸品「加茂桐箪笥」の指定を受けました。木肌のぬくもり、絹に例えられる白い艶や、柾目の色合いは、家具の最高級品の名にふさわしいものです。

『伝統工芸士』は、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に直接従事する者を対象に、財団法人伝統的工芸品産業振興協会が実施する伝統工芸士認定試験において、実技試験及び知識試験に合格した者をいい、経済産業大臣認定資格制度により『伝統工芸士』の称号が得られます。受験資格は、伝統的工芸品の製造に現在も直接従事し、12年以上の実務経験年数が必要になります。

『加茂桐箪笥伝統工芸士』(物故作家含む) 田澤謙介 石川鬼千 吉沢昭次 頓所芳男 皆川新司 東樹義明 番場堅介 中山昌二 坪谷哲男 三本和好 山本隆 鈴木浩市 水科政明 皆川繁之 横山松雄 番場堅 大橋勉 金井国男 鈴木進 神保良雄 石井克彦 高橋浩人 高橋聡 高橋研二 野本光男 藤田隆二 坂井昭兵 阿部健 斉藤敬二  江部雅之 大関正 堀正和 小柳幸太郎 小池茂次 坂内純一 長谷川進之助 小林雄蔵