埼玉県さいたま市北区にて橋本紹尚の茶掛け、羽尺の反物、お着物など。

   

埼玉県さいたま市北区にて、橋本紹尚(はしもとじょうしょう)の茶掛け「白珪尚可磨」、羽尺の反物、お着物などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。本日お売りいただいたお品は、橋本紹尚(はしもと じょうしょう)の茶掛け「白珪尚可磨」、羽尺の反物、お着物、オーディオ、楽器など、多数お売りいただきました。掛け軸は前大徳 柳生芳徳禅寺 橋本紹尚の茶掛「白珪尚可磨(はっけいなおみがくべし)」。「白珪尚可磨」とは中国最古の詩集・誌経(しきょう)の中の教え。白珪とは上が丸く、下が四角い完全無欠のきれいな玉のことで、これ以上磨きようがない玉をさらに磨きなさいという意味。さらに磨こうと努力をすることが大切という教えであります。反物は羽尺など。羽尺とは羽織尺の略称で、一枚の羽織をとりうる用尺のある織物の総称。一般に幅九寸五分(約36センチメートル)、長さ二丈七尺内外(約10.2メートル)を一反としてます。最近では、茶羽織や中羽織があり丈(たけ)が短いので、用尺は7~8メートルのものも一反としております。羽織向きの柄のものが多いです。お着物は少々古いお品で、シミの出てしまっているものなどもございましたが、全て買取らせていただきました。他にもオープンリールデッキやフルート、クラリネットなどもお売りいただきました。ご家族の思い出のお品々、大切に次へと繋げさせていただきます。本日はまとめてのご売却、有難うございました。また、お茶をいただいたりお気遣いいただき、誠に有難うございました。
緊急事態宣言の期間中は、外食を控え、密を控えることとしました。出張買取のある日は倉庫へ戻り一人作業、出張のない日も倉庫で一人作業をしております。はじめは苦しかったマスクにも慣れ、手洗い、うがいも習慣となりました。皆様もご自身、大切な人を守るため、この危機を乗り越えていきましょう!

橋本紹尚(柳生紹尚)芳徳禅寺
昭和37年 花園大学卒業
昭和37年 大徳寺専門道場にて掛塔、小田雪窓老師(大徳寺第四八九世)に師事する
三玄院先代住職藤井誠堂老師より「顕道」「紹尚」を拝命
昭和40年 柳生芳徳寺に帰る
昭和47年 芳徳寺住職となる
平成08年 奈良市文化財に指定される。

芳徳禅寺 臨済宗(大徳寺派)
奈良県 神護山
寛永十五年に、柳生宗矩が亡父石舟斎宗厳の供養のため創建し、開山は宗矩と親交のあった沢庵和尚。のちに柳生氏代々の菩提所ともなった。
平成四年本堂と柳生家墓所が奈良市文化財に指定され、それを機に始まった本堂解体修理も平成八年に完了し現在に至る。