東京都新宿区四谷坂町にて、木彫や銅製の仏像、ベトナム産香木姿物。

東京都新宿区四谷坂町にて、木彫や銅製の仏像、ベトナム産香木姿物などをお売りいただきました。

先日見積りでお呼びいただいたお客様からご連絡いただき、本日買取させていただきました。他社と相見積もりでしたが、当社へお売りいただくこととなりました。お売りいただいたお品は、昔ベトナムへ旅行に行った時に購入したという香木。伽羅(きゃら)とのことでしたが、残念ながらこちらの香木は人工物でした。伽羅や沈香などの香木は乱獲によりは数が減り厳しくワシントン条約で規制され、高騰の一途をたどっています。最近では高品質な人工栽培物の沈香も作られるようになってきましたが、天然物はとても希少なため、天然物と偽った粗悪な加工品などの偽物が多数出回っております。ネットなどの普及で高品質な人工物の沈香などが日本でも多く出回っておりますので、当社でも買取する際には細心の注意を払っております。人工物ではございましたが、姿物の形状は人気がありますし、今後の勉強材料ということで今回は購入させていただきました。仏像は木彫りの彩色不動明王坐像や大黒天など、銅製の観音像、龍乗観音は練りのものでした。どれも欣年作られたものですが、木彫り彩色不動明王坐像は造りも良く、高めに査定させていただきました。他にも木彫りの五重塔、棟方志功の印刷物などをお売りいただきました。帰る際にお客様からコーヒーをいただきました。冷えててとても美味しかったです。本日はまとめてのご売却、ありがとうございました。
倉庫へ戻る途中にお電話をいただき、練馬区大泉学園町へお着物の見積もりへ行ってきました。見積もりの後、新座市にある「大村庵」さんで食事しました。数年ぶりに食べた力そばでしたが、とても美味しかったです。

不動明王(ふどうみょうおう)不動明王は大日如来の化身として、仏教を信じない人を強制的に従わせるために忿怒の表情で表現されます。恐ろしい姿をしていますが、「大日如来の使いの者」なので一般的に体は子供の姿をしています。背中に赤い炎を背負い、髪は巻髪、結った弁髪を顔の左側に垂らし、手にもつ宝剣で邪気払いをしてくれると古くから信じられてきました。目は左右でそれぞれ天と地を見ている「天地眼」と、牙を左右でそれぞれ上下に出す表情は不動明王特有のものです。