豊島区南大塚にて、天竜作錦旗書黄楊盛上将棋駒、藤田喬平の手吹花瓶。

東京都豊島区南大塚にて、本榧の将棋盤、伝統工芸士国井天竜作錦旗書黄楊盛上将棋駒、人気ガラス工芸士藤田喬平の手吹花瓶をお売りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。お爺様の大切にされていた将棋道具の出張買取、将棋盤は本榧製で厚みのあるもの。駒は日本伝統工芸士である国井天竜の作、錦旗書 天竜師屈指の四大書体の盛上駒になります。木地は本黄楊(雲南つげ材)。王将の後ろに作者名、書体名のある本格的な駒です。状態も良く、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。また、ガラス工芸士である藤田喬平の手吹花瓶をお売りいただきました。藤田喬平はガラス界の発展のために様々な貢献をされた工芸家。藤田喬平作品は、市場でも人気があり、中でも飾筥(かざりばこ)やヴェニスのつく製品は高額となっており、六角堂でも強化買取りしております。ご不要の作品がありましたら、お問い合わせください。良いお品をお売りいただき有難うございました。
本日のランチは大塚駅の側にある「万豚記 大塚店」さんへ行き、黒胡麻担担麺に炒飯と餃子のランチセットをいただきました。山椒の効いた辛口の担々麺がとても美味しかったです。濃い目のスープで癖になるお味です。また寄らせてもらいます。

藤田喬平(ふじたきょうへい)1921-2004
1921年 東京都新宿区百人町に生まれる。
1944年 東京美術学校工芸科彫金部卒業。
1947年 岩田工芸硝子に入社。
1949年 岩田硝子工芸退社し、ガラス作家として独立。
1961年 「藤田喬平硝子工芸創作展」を開催。
1964年 流動ガラスの代表作「虹彩」を発表。
1973年 飾筥の代表作「菖蒲」を発表。
1975年 デンマークの「世界のスタジオグラス展」に招待出品し高い評価を受ける。
1980年 「藤田喬平手吹きガラス作品集」(アート社)刊行。
1986年 「日本現代工芸美術展」に招待出品し、文部大臣賞受賞。
1989年 恩賜賞・日本芸術院賞受賞。日本芸術院会員に就任。
1996年 藤田喬平ガラス美術館開館。
2002年 文化勲章・文化功労者受章。
2004年 逝去。享年83歳。