東京都葛飾区柴又にて、須賀月芳作 蝋型鋳銅 獅子香炉、日本人形、茶箪笥、煎茶道具をお譲りいただきました。

 

DSCN1563DSCN1565

東京都葛飾区柴又にて、須賀月芳作 蝋型鋳銅 獅子香炉、日本人形、水屋箪笥、煎茶道具をお譲りいただきました。

香炉は香を焚く時に使用する道具ですが、茶席においても七事式の且座之式・唱和之式・仙遊之式・三友之式・香付花月などに用いられ、茶道では香を焚く事を「聞く」と表現します。
香炉には玉、青磁、焼物、金属など様々な種類が存在しますが、中でも青磁の香炉は8代・将軍足利義政の時代、中国から伝来したものの中にありました。
そのため、室町時代では香道が確立し、蓋のない香炉が使われていましたが、桃山時代に入り、千利休によって侘び寂びの茶道が発展した事によりあまり香炉が使われなくなり、江戸時代に入ると武家の茶道が発達し、それにともなって香炉も復活し、現在に至ります。

六角堂では、ご不要となりました香炉の買い取りを強化しております。東京都内はもちろん、関東一円出張見積無料、鑑定無料です。数量が多い場合、他にも美術品・骨董品などの鑑定物がある場合は全国出張可能です。 お気軽に、ご相談ください!!

蝋型彫塑家 須賀月芳 高岡市在住 昭和10年1月1日生

須賀月芳先生は、蝋型鋳物師初代松園須賀亥子蔵(幕末の名工村田整眠より系統)を祖父に持ち、三代に渉り其の技法を受継ぎ、研鑽に努め、蝋型鋳物を以って市展・県展にも数回受賞されて居ります。
現在は、兄須賀月真先生と共に、月真工房を主管し、其の卓越した技能は、識者間に於て隠れたる名工として夙に知られて居られます。
月芳師は通産省認定伝統工芸高岡銅器の枠の蝋型の須賀一門秘伝の技法の継承者でございます。