東京都練馬区平和台にて、日名子実三作 ブロンズ像 陸軍大臣御下賜品、金鵄勲章や旭日章などの勲章、銀盃の買い取り。

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東京都練馬区平和台にて、日名子実三作 ブロンズ像 陸軍大臣御下賜品、金鵄勲章や旭日章などの勲章、銀盃をお譲りいただきました。

日名子実三は、金鵄を意匠とする昭和六年乃至九年事変従軍記章や、八咫烏を意匠とする支那事変従軍記章、旧陸海軍の戦傷奉公杖などのデザインを手がけたことで知られる、大変に高名なブロンズ彫刻家です。大日本蹴球協会の「シンボルマーク」に関しては、現在の「日本サッカー協会」にも受け継がれ、日名子実三がデザインしたシンボルマークをもとに「日本代表エンブレム」が作られ、日本代表のユニフォームなどに使用されています。 「昭和六年乃至九年事変」とありますので、満洲事変・第一次上海事変に関連するものになります。陸軍大臣の名のもとに御下賜された特別な品は、特に顕著な功績のあった者に限られるのが常です。

日名子実三 ひなこ-じつぞう 1893-1945 

大正-昭和時代前期の彫刻家。 明治26年生まれ。朝倉文夫に師事。大正8年「晩春」が帝展初入選。15年斎藤素巌(そがん)らと構造社を設立。外遊後,帝展無鑑査となる。昭和10年帝展の改組で第三部会(のち国風彫塑会と改称)を組織した。昭和20年4月5日死去。53歳。大分県出身。東京美術学校(現東京芸大)を主席で卒業。

六角堂では、軍服等の軍装品、大礼服、勲章や記念品はもちろんのこと、戦前戦時中の御苦労が偲ばれる御品物や文献資料等を幅広く買い取り致しております。汚れていても大変資料価値の高いものかも知れません。整理の際には是非六角堂まで御連絡下さい。