東京都八王子市で、芹澤保親の因久山焼 ぐい呑、岡本陽斎の光琳波蒔絵黒中棗。

 

東京都八王子市で、因久山焼 七代芹澤保親のぐい呑、塗師岡本陽斎の光琳波蒔絵黒中棗などのお茶道具をお売りいただきました。

本日は三件の出張買取、一件の出張見積もりで、ハードな一日でした。一件目は、ブランドリサイクルの業者様のご紹介で、埼玉県さいたま市緑区へお邪魔しました。ペルシャ絨毯8枚、竹久夢二の版画、水晶の五重塔置物、有田焼の陶板額、輪島塗香炉など、たくさんのお品を見積もらせていただきました。ご縁がございましたら、よろしくお願い致します。二件目は遠く離れて八王子市へ伺いました。こちらでは、芹澤保親の因久山焼 ぐい呑、岡本陽斎の光琳波蒔絵黒中棗の他、鉄瓶や茶碗、水指などのお茶道具、桐箪笥を買い取らせていただきました。お母様の遺品整理とのこと、お母様の大切にされていたお道具、大事に次へと繋げさせていただきます。三件目も八王子市へ、お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらでは、中国の掛軸、書額、書道具、お着物などをお売りいただきました。昔中国でお仕事をされていたようで、出張へ行く度にいただいていたようです。工芸品が多くございましたが、人気の中国書画、全て買い受けさせていただきました。たくさんのお品をお売りいただきありがとうございました。四件目は、小平市へお伺いしました。こちらでは、お着物、古銭、記念メダルや切手などをお売りいただきました。ずいぶんと前にご予約いただき、ようやくお時間が合いお邪魔することが出来ました。ご家族の思い出のお品、大切に次へと橋渡しさせていただきます。
今日は、さいたま市から八王子市へ向かう途中に「とんから亭 川口道合店」さんへと寄りました。大好物のカツ丼をいただいたのですが、こちらのお店はカレーの食べ放題が付いており、とても満腹になりました。初めて行くお店でしたが、とても良かったです。帰りは夜となってしまいましたが、所沢市にある「優勝軒」さんへと寄りました。ここ数日の間、一日一麺が続いております。きっと明日も麺を食べるかと思います。本日もハードスケジュールを終えることが出来ましたが、明日からもたくさんのご予約をいただいておりますので、体調管理をしっかりとして頑張ります!

因久山焼(いんきゅうざんやき)
鳥取県八頭郡八頭町(旧・郡家町)にて焼かれる陶器。
歴史は非常に古く、奈良時代から窯場が開かれていたと伝えられる。名は窯元が置かれていた久能寺の山号である因久山に因み、池田藩より名を拝領した。江戸時代の明和年間に、京の陶工、六兵衛が御室焼の技術を伝えたのが草創とされる。以後は池田藩の御用窯として庇護され、発展を遂げた。寛政年間には信楽から陶工を呼び、技術を採り入れている。現在は窯元こそ一つしか残っていないが、一度も廃窯することなく、連綿と技法が受け継がれている。
因久山焼の特徴は、多彩な釉薬にある。原料の粘土は鉄分を多く含むために、素地はくすんだ赤褐色気味だが、藁灰釉、辰砂釉などを用いることにより、格調高い意匠となる。特に御室焼の流れを汲んでいるために、華道の花瓶や一輪挿しなどに名器が多い。

岡本陽斎(おかもとようさい)
昭和7年京都生まれ。棗、茶器等、茶道具を中心に製作を続けられる塗師で、工房は石川県中山町にある。