千葉県千葉市若葉区にて、明治期の二本松箪笥、お着物の買取。

新年初買取りは、業者様のご紹介で、千葉県千葉市若葉区へ明治期の二本松箪笥、お着物の出張買取でお伺いさせていただきました。仙台箪笥との事でお呼びいただきましたが、福島県二本松市でつくられている二本松箪笥でございました。恐らく、明治期のものかと思われます。前板が欅、内部が杉材を使われたもので、金具にはとってもおめでたい松竹梅があしらわれております。二本松箪笥の特徴でもある、大振りの箪笥になります。背板に割れが入ってしまっておりましたが、当社で探している箪笥になりますので買い受けさせていただきました。また、ポリやウールのものが多くございましたが、お着物も買い取らせていただきました。長年大切にされていた箪笥かと思います。当社で責任もって大事に次へと橋渡しさせていただきます。新年でお忙しい中、お呼びくださり有難うございました。
六角堂では、山形県庄内の庄内箪笥、山形県米沢の米沢箪笥、宮城県仙台の仙台箪笥、長野県地方の松本箪笥、岩手県地方の岩谷堂箪笥、福井県三国の三国箪笥、滋賀県近江の近江水屋箪笥、新潟県佐渡の佐渡箪笥、福島県二本松の二本松箪笥など、産地の時代和箪笥を強化買取りしております。伝統ある貴重なたんすをご処分される際には、是非六角堂をご指名ください。
帰りに、東関東自動車動湾岸幕張パーキングエリアでかき揚げうどんといもぶたメンチ丼のセットをいただきました。「いも豚」は生産され始めてまだ9年ほどの新しい銘柄豚で、千葉県旭市を中心に生産されています。サツマイモ中心の飼料で育てておりますので、とても甘くて美味しい豚肉です。いもぶたメンチ丼、とっても美味しかったです。千葉県へ出張した際には、また寄りたいと思います。

二本松箪笥
二本松箪笥の起源は、二本松藩の初代藩主・丹羽光重による二本松城の大改修にあるといわれてます。建物だけでなく城内の調度品も手がけた建築大工たちが、その技を生かして箪笥づくりを始めたといわれております。その後、家財を持つのが一般化して、指物師と言う家具職人さんたちが生まれました。二本松箪笥はまず幅3尺8寸高さ4尺というかなり大柄な箪笥で、「重ね箪笥」と呼ばれる、上下に分かれるタイプの衣裳箪笥になります。引手は大ぶりで大きな当り鋲が引手の上下に付いたものが多くございます。二本松箪笥の面白い特徴として、錠前に用いられている細工がユニークという評価をされることがございます。特徴とは、鶴亀や小鳥などの鍵穴隠しが付いたものがあります。