東京都西東京市にて、薬師寺の散華「若草山の組」(元薬師寺管主安田瑛胤の署名入り)。

 

東京都西東京市にて、薬師寺の散華「若草山の組」(元薬師寺管主安田瑛胤の署名入り)をお売りいただきました。

不動産業者様のご紹介で、お引越し前の荷物整理でお呼びいただきました。いつもご紹介いただきありがとうございます。本日お売りいただきましたのは、薬師寺の散華「若草山の組」というもので、片岡球子(かたおかたまこ)、 下保昭 (かほあきら)、小泉智英(こいずみともひで)、 竹内浩一(たけうちこういち)、 中島千波(なかじまちなみ)、 三栖右嗣(みすゆうじ)の六名の版画が桐箱に収められております。桐箱には、薬師寺管主安田瑛胤の署名が入っております。散華(さんげ)とは、寺院で法要を巌修する時に、諸仏を供養するために花が撒かれます。これを散華といいます。元来は蓮弁をはじめとする生花が使われましたが、いつのころか蓮の形をかたどった色紙が代用されるようになりました。法要の際、何千枚もの紙花が御堂の屋根から撒かれ、蒼天に五彩舞う情景には格別の風情があります。散華にはコレクターがおり、今なお人気のお品でございます。散華を集めるために、寺社巡りをされる方も多いようです。人気画家の片岡球子さん(物故)の作品もありましたので、お客様にご満足いただける査定額にて買い受けさせていただきました。良いお品有難うございました。
二件目に埼玉県川口市へ見積もりが入っており、時間に余裕がなかったので、松屋さんで昼食をいただきました。早い、安い、美味しいで、時間のない時、急ぎで食べれるのでとっても助かっております。時間がなくても、やはり温かいご飯が一番です。画像がいつもわたしがいただくお気に入りのセット。カレーギュウに目玉焼き、ウインナーのセット、とっても美味しいです!

片岡球子(かたおかたまこ)
鮮やかな色彩と力強く独創的な作風で知られ、院展の重鎮として活躍、現代日本画壇に大きな足跡を残す。103歳で世を去り、80年に渡って、描きたいという情熱に身をゆだね、思いのままに描き続けた。富士山を多く描き、野太い線と激しい原色が強烈な印象を与える。作風が非常に個性的であったため、初期は落選を重ねました。しかし、粘り強く努力して次第に頭角を現し、遅咲きの47歳で日本美術院同人となりました。
1905年 札幌市に生まれる。
1923年 北海道庁立札幌高等女学校師範科卒。日本画家を志す。
1926年 女子美術専門学校日本画科高等科卒業。横浜市立大岡尋常小学校教論となる。
1955年 大岡小学校を退職。女子美術大学講師就任。
1989年 文化勲章受章。
1992年 「画業70年片岡球子展」日本橋三越とパリで開催。「片岡球子画集」(求龍堂)刊行。
2008年1月16日 逝去。103歳。

安田暎胤(やすだえいいん)
昭和13年 岐阜県岐阜市生まれ
25年 薬師寺に入寺
37年 龍谷大学大学院文学部修士課程修了
42年 薬師寺執事長・法相宗宗務長に就任
平成10年 薬師寺副住職に就任
15年 薬師寺管主に就任
21年 8月より薬師寺長老となる
現在 薬師寺長老
(財)世界宗教者平和会議 日本委員会 常務理事
日中韓国際仏教交流協議会 常任副理事長
国際仏教興隆協会 理事長