東京都杉並区桃井にて、桐箪笥、お着物、煎茶道具を買い受けました。

東京都杉並区桃井にて、桐箪笥、お着物、煎茶道具を一式買い受けました。

お引越し前の片付け整理にてお呼びいただきました。お婆様が生前に煎茶をされていたようで、画像の竹編茶籠、古染付の煎茶碗、古染付の急須、竹製茶合などを買い受けました。煎茶碗は、松清軒 原平造が十客、清道軒 幸兵衛造のものが五客ございました。どちらも古い染付で多少ニュウやほつのあるものがありましたが、全体的には良い状態で保管されておりました。煎茶道具は、近年古物業界で人気があり、六角堂でも買い取りを強化しております。煎茶道具には、煎茶碗、香合、茶合、茶量、仙媒、茶入、茶壺、茶心壷、鉄瓶、銀瓶、湯沸し、ボーフラ、湯さまし、水注、涼炉、火炉、炉台、火箸、宝瓶、急須、建水、瓶掛、瓶敷、罐座、瓶座、結界、硯屏、炉屏、茶箱、器局、提藍、茶櫃、茶籠、茶托、煎茶盆、烏府、炭斗、火斗、羽箒、炉扇、滓盂、洗瓶、巾筒、茶具褥などがございます。朱泥・紫泥の急須や白泥の涼炉、古竹でつくられた茶合や煎茶道具、錫製の茶壷や茶托、鉄瓶や銀瓶などは、近年中国からの人気があり、市場でも高騰しております。六角堂では、煎茶道具でしたら古いものから新しいもの、作家物から名前のないもの、日本のものから中国唐物のものまで全て買い受けます。煎茶道に詳しいスタッフが一点一点丁寧に査定し、高額査定にて買取させていただきます。ご不要の煎茶道具がございましたら、是非六角堂までお問い合わせください。

涼炉(りょうろ)いわゆる焜炉(コンロ)のことで、煎茶独特のものの一つでしょう。大部分のものは、素焼きですが火を入れるところだけ素焼きのものをはめ込むようにして、本体は磁質のものがあり、絵つけのしたものもあります。形は丸いものがほとんどですが、中には四角や八角のものもあります。大きさも大小さまざまですが、季節によって使い分けられたり、使われる手前によって選ばれたりするわけです。この涼炉を置く台として炉台があります。陶器が多いのですが、ときには古瓦を使ったりもします。涼炉に足のある場合は炉台に足のないものをつかうことになっています。

ボーフラ湯わかしのことです。素焼で、横手のものと上手のものがありますが、横手のもの、つまり、普通の急須に似た形のものが多いようです。煎茶道具の中で、何故かこの道具だけが西洋語で呼ばれています。保宇夫良などという風に漢字で書かれたりしています。
素焼のこわれやすいものであり、手入れをよくしないと、湯に臭いが出るので注意が必要です。

水注(すいちゅう)煎茶の手前に必要な水を入れておく器で要するに水指(みずさし)のことです。ボーフラや急須に水をつぐのに便利なものがよいわけですが、形は千差万別でいろいろのものがあります。陶磁器のものが大部分ですが、金属性のものや、ときには竹でつくられているものもあります。煎茶手前でも、抹茶のような水指を使うことがありますが、そのときには杓をつかいます。

建水(けんすい)急須や茶碗を洗った水をすてる器で、俗にいうこぼしのことです。金属、陶磁器、曲げ物などいろいろありますが、煎茶用として、ふたのついているものも多いようです。
役目がら、あまり目立つ色のものは使われません。