千葉県柏市にて、時代船箪笥、二代鈴木長翁斎の純銀製芋頭式銀瓶、煙草入、煙管、お茶道具など、東京都文京区目白台にて、お着物、掛け軸、小倉右一郎のブロンズ像「弘法大師」。

              

千葉県柏市にて、時代舟箪笥、二代鈴木長翁斎の純銀製芋頭式湯沸、煙草入れ、煙管、お茶道具など、東京都文京区目白台にて、着物、掛軸、小倉右一郎のブロンズ像「弘法大師」をお譲りいただきました。

本日は、千葉県柏市、市川市、松戸市、東京都文京区と四件の出張買取でした。ハードスケジュールで、朝から夜まで時間が掛かり、先程帰宅ました。
一件目は柏市へと遺品整理にて伺いました。古いものを集めるのがご趣味だったようで、時代船箪笥をはじめ、明治期の時代箪笥、煙管、煙草入れ、提げ物、お茶道具など多数ございました。また、銀製品がお好きだったようで、銀瓶や煙草入れ、煙管も金工師在銘の純銀製のものが多くございました。画像はほんの一部ですが、とてもたくさんの煙草入れやお道具がございました。まだお若かったご主人ですが、大切に保管しておりとても大事にされていたお品かと思います。大切に集めておられた貴重なお道具たち、六角堂で責任を持って大事に繋げせていただきます。
二件目の市川市は、いつもお呼びくださる回収業者様のご紹介で、リフォーム前のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらでは、コレクションボード、洋食器や置物、リヤドロのフィギュリンなどをお売りいただきました。
三件目の松戸市は、時代家具や掛け軸の見積もりでお伺いしました。年末にお家を解体されるとの事で、11月頃お引越しされるときに全てお売りいただくこととなりました。その時には、またよろしくお願いいたします。
四件目は東京都文京区、到着時間が夜になってしまいましたが、お時間のご調整をいただきとても助かりました。こちらはリフォームされるとの事でお片付け処分でお呼びいただきました。掛け軸、屏風、置物は合い見積もりでしたが、全て当社で買い受けさせていただくこととなりました。お着物はアンティークの物が多く、全て買い受けさせていただきました。お客様にご先祖のお着物を次へと繋げられて嬉しいと喜んでいただけました。当社は、新しいお着物、アンティーク着物全て買い取りしております。古いものだからとご心配されてるお客様が多いですが、ご安心ください。アンティーク着物も買い取ります!絵画がお好きとのことで、ギヤマンの油彩画、ビュッフェ、中川一政など、大変素晴らしい絵画を見させていただきました。どれもとても素敵ですね。来月、家具などお譲りいただくこととなりましたので、その時にはまたよろしくお願いいたします。
本日は四件の出張の為、帰宅が十時を回ってしまいました。暑さもだいぶ落ち着いてきましたので、また明日も頑張ります!

鈴木長翁斎(すずきちょうおうさい)
初代鈴木長翁斎 天明7年~慶応3年10月9日(1787?-1867)
錺師(かざりし)。名、長次郎。別号、長二斎。打ち物師家城源七(いえきげんしち)に師事。80余歳。
二代鈴木長翁斎 文政7年7月14日~明治32年4月14日(1824-1899)
錺師(かざりし)。名、岩五郎。父、初代鈴木長翁斎(二男)。76歳。門下に鈴木長翁斎(竹次郎)・須藤倉太郎・川島長秀斎ら。

小倉右一郎(おぐらゆういちろう)明治14(1881)年6月9日~昭和37(1962)年7月15日
出生地香川県 学歴〔年〕東京美術学校彫刻科〔明治40年〕卒
香川県立工芸学校から東京美術学校彫刻科に進学し、同卒業後の明治41年に「指導」で文展初入選を果たす。大正2年大正博覧会に出品した「霹靂」で二等銀牌を獲得して以来、官展で入賞を重ね、5年の第10回文展では「闇路の人々」が特選となった。9年にフランスへ渡り、同地近代彫刻の巨匠ロダンに師事。10年に帰国した後は滝野川彫刻研究所を設立して後進の指導に当たった。戦後は郷里香川県に戻り、昭和23年高松工芸高校校長に就任。その他にも香川県工芸美術総合展の審査員を務めるなど、香川の美術興隆に大きく寄与した。ブロンズ彫刻を得意とし、「三土忠造像」「弘法大師像」などの肖像で本領を発揮したが、木彫・石彫もこなし、「靖国神社忠魂碑」などの碑や仏像・静物・裸婦像などにも傑作が多い。