茨城県つくばみらい市にて、桐たんす、お着物、油彩画、お茶道具、加藤渓山の砧青磁干支の香合をお売りいただきました。

 

茨城県つくばみらい市にて、桐箪笥、お着物、油彩画、お茶道具、加藤渓山の砧青磁干支の香合をお譲りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。茶の湯において香合とは香をいれておくための器になります。茶事において茶室に香を焚くのですが、その香をいれておく器が香合になります。香合は茶事において重要な存在であり、炭点前のときに客は亭主に所望して香合を拝見します。香合の中には香を3個入れておき、その内2個を炭の近くに落とし入れ、薫じさせ、残り1個はそのまま拝見に回すことが多いです。茶道具全般に共通することですが、風炉の場合と炉の場合などその茶席に応じて、香と共に香合も使い分けることが多いです。お母様が大事にされていたお道具を次へと繋げてほしいと仰っていただきましたので、きちんと次へと橋渡しさせていただきます。お忙しい中、当社のご指名有難うございました。本日二件目の川越市に向かう途中、圏央道にある菖蒲PAへ寄り、食事をしました。GANJA(ガンジャラーメン)というラーメンをいただきました。川越の人気店「頑者」がプロデュースしており、豚骨清湯に背脂を加えた背脂醤油ラーメン。透明感のあるスープですが、背油が入っており、あっさりし過ぎず、こってりし過ぎず、わたしにはちょうど良いラーメンでした。

六角堂では、茶碗、水差 、棗、茶入、香合、風呂、釜、花入、茶杓、菓子皿、銀瓶、鉄瓶、 茶棚、炉縁などのお茶道具を強化買取しております。裏千家、表千家、武者小路千家、裏千家久田家、表千家堀内家、藪内家、遠州流、宗偏流、松尾流、江戸千家、大日本茶道学会などのお道具、作家物からお稽古用まで、お茶道具に関して幅広く取り扱っております。お茶道具の専門スタッフか、お見積もりに伺います。ご不要になりましたお茶道具がございましたら、六角堂までお問い合わせください。

加藤渓山 2代(かとうけいざん)1913年(大正2)~1995年(平成7)
京都市出身 京都第二工業学校陶芸科卒
初代加藤渓山の長男として生まれる。本名武二。
工業学校や次いで京都国立陶磁試験場にて釉薬、造形の基本技術を修得する。
1931年より、父の工房で作陶補佐を始めるとともに師事。
また、同年5代六兵衛の主宰する新興工芸会の会員となり、六兵衛にも指導を仰ぐ。
製作当初より帝展、京都府展などに作品を出品して入選を重ねており、
1940年に商工省より技術保存者の認定を受けるなど、高い評価を受け、さらに戦後は1955年に
京都陶芸家協会設立会員となるなど、京都陶芸界において遺憾なく実力を発揮する。
1963年、父の没に伴い、2代渓山を襲名・並びに窯を大山崎に移す。
初代から受け継いだ技法を基本に、独自に宋時代青磁の復元を追及し、
天龍寺青磁を代表的に飛青磁、牙白磁、紫青磁などの釉薬美を展開。
さらその磁器に浮彫の技巧で花弁や龍図などを加えた作品を多く残しており、
各地の高島屋にて個展を開催。
1995年、没。現在は三代目。