神奈川県横浜市金沢区にて、伝統工芸士 田澤謙介の加茂総桐箪笥(和たんす・整理箪笥)、久米島紬などのお着物。

神奈川県横浜市金沢区にて、伝統工芸士 田澤謙介の加茂総桐箪笥(和たんす・整理箪笥)、久米島紬などのお着物をお譲りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。生前、お婆様が大事にされていたお着物などをお売りいただくことになり、併せて桐箪笥を買い受けさせていただきました。思い入れのあるお着物など、大事に次へと繋げていきます。買取の帰りに中華街へと寄り、同業者の仲間たちと合流し京華樓さんへとお邪魔しました。今日は横浜で中国のオークションが行われており、たくさんの同業者や中国の友人が横浜中華街にいらっしゃいました。京華樓さんでは、本格四川料理が出てくるとの事で、麻婆豆腐、酸辣湯などをいただきました。四川省にはたくさん友人がいて何度も遊びに行っておりますが、こちらのお店では現地の味がしてとても美味しかったです。もちろん激辛で、汗だくになってしまいました・・・

六角堂では、桐箪笥の買取りを強化しております。桐タンスには、和たんす(衣装たんす)、洋服たんす、整理たんす(昇りたんす)、小袖たんす、チェストなどがございますが、六角堂では全て買取対象となっております。また、新潟県の加茂桐たんす、埼玉県の春日部桐箪笥、愛知県の名古屋桐タンス、大阪府の泉州桐箪笥、和歌山県の紀州桐たんすなどのブランド桐タンスを強化買い取りしております。ブランド桐タンスに関しましては、高価買い受けさせていただきますので、お早めにご相談ください。他にも和家具、民芸家具をはじめ、デザイナーズ家具、各種ブランド家具まで、幅広く買い取りしておりますので、ご売却をお考えの際には、六角堂をご指名ください。

久米島紬(くめじまつむぎ)
久米島紬の起こりは、15世紀の後半に堂の比屋と呼ばれる非凡な人物がいて、中国から養蚕産業を学びこれを広めたことから始まったと言い伝えられています。日本の紬絣技法は久米島を起点に発達し、沖縄本島、奄美大島を経て本土へと伝えられました。大島紬、久留米絣、結城紬などのもととなり、日本全国に伝播されていったのが、久米島紬が紬の発祥の地とも言われる所以です。いわば久米島は日本の紬の里なのです。
久米島紬は、蚕から取った真綿でつむいだ糸を原料糸として、天然の草木、泥染めによって染色します。織りは、手投杼を用いて丹念に手織りで織り上げます。これらのすべては伝統を踏襲し、一貫した手作業を一人の織子が行うところにあります。
したがって、久米島紬にはつくる人の想い入れが込められ、紬糸のもつしなやかな風合いが着る人の着心地を満足させ、さらに気品をかもし出します。
久米島紬は、昭和50年に伝統工芸品として通産産業大臣の指定を受け、昭和52年には県の無形文化財として指定され、さらに平成16年には国の重要文化財として指定されております。