神奈川県座間市にて、紫檀の違い棚、掛け軸、置物、陶芸家二代宮永東山の赤絵小鉢(五客セット)などをお売りいただきました。

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神奈川県座間市にて、紫檀の違い棚、掛け軸、置物、2代宮永東山の赤絵小鉢(五客セット)などをお譲りいただきました。

遺品整理とのことでお呼びいただきました。お亡くなりになられたおじいさまの掛軸をまとめてお売りいただきました。生前よく中国へ旅行に行かれたようで、お土産に必ず掛軸を買ってこられていたようです。残念ながら工芸の掛軸が多かったのですが、人気の中国掛軸ですのでお客様にご満足いただける査定額にて買い受けました。おじいさまが大事にされていた古い置物などを大事に大事におばあさまが保管しておりました。すごく幸せなご夫婦だったんだなと思いました。素敵なお客様でした。おじいさまの思い出のお品、六角堂が責任もって次へとお繋ぎさせていただきますね!有難うございました。

帰り道の圏央道厚木PA(パーキングエリア)へ寄り、以前にもご紹介しましたB‐1グランプリというお店へ寄りました。高速道路で初の「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ」公認スポット「B-1グランプリ賑わい屋」。 B-1グランプリのご当地グルメが概ね3か月で入れ替わります。今回は勝浦タンタンメンをいただきました。漁師さん・海女さんの冷えた体を温めるために生まれ、今もなお人々の心と身体を元気にする、醤油ベースのスープにラー油が多く使われたラー油系タンタンメンです。辛いスープが癖になりそうです。次はどこのご当地メニューを食べれるかなと厚木方面の出張買取を楽しみにしております。圏央道を通られた際にはぜひ寄ってみてください!

宮永東山(みやながとうざん) 初代

石川県出身の明治~昭和時代に活躍した日本の陶芸家です。本名は剛太郎といいます。

東京独逸全修学校を卒業後、改めて東京仏語学校で語学とフランスの文化の歴史を学び、横浜のドイツ系商社のウィンクレル商会に入社しました。

その後、東京美術学校講師をつとめ、岡倉天心の助手として欧米諸国の美術施設の調査を行い、各国の美術工芸を視察、仏国政府よりオフイシエー・ダカデミー章を贈られました。
その才を認められ農商務省に奉職し、パリ万国博覧会の事務局に勤務することになりました。
文部省から西洋画研究のために留学を命ぜられパリに滞在していた浅井忠に出会った事が、芸術家としての道を志すきっかけになりました。
また、パリ万国博覧会視察の為に滞在していた7代・錦光山宗兵衛とも知り合い、帰国後、錦光山宗兵衛の娘と結婚し、陶芸の道を歩む事になり錦光山の工房で美術顧問として働くようになります。
そして、浅井忠指導のもと「遊陶園」の設立にも陶芸家として参加しました。

1909年に独立し、京都粟田口、のちに伏見稲荷山麓深草に陶窯を築き、陶作に励み次第に名声を上げていきます。「東山」の号は小説家・幸田露伴によってつけられました。
中国の青磁、染付を研究し花瓶、茶碗、香合、建水などの茶陶を中心に彫塑的な獅子置物などを得意とし仁清系の粟田陶器を復興して美しい作品を残しました。

1941年12月15日、動脈硬化のため、74歳で死去しました。
子に宮永友雄(2代・東山)孫に宮永理吉(3代・東山)がいます。