東京都中央区日本橋中洲にて、総桐箪笥、お着物、西陣の織元、唐織の名匠山口弘躬作 歓喜豊穣文袋帯をお譲りいただきました。

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東京都中央区日本橋中洲にて、総桐箪笥、お着物、西陣の織元、唐織の名匠山口弘躬作 歓喜豊穣文袋帯をお譲りいただきました。

唐織の名匠として名高い、山口弘躬さん作の袋帯です。

唐織の重厚感と気品漂う逸品。たっぷりとした糸使いながら帯地自体は薄手のお仕立てで、
重量感を抑えた軽やかな仕上がりとなっております。

西陣を代表する織物「唐織」は綾織地の上に多彩な色糸を使い、柄を刺繍のように縫い取りで織り出す技法で、錦地の中で最も高級とされる織物です。古くは将軍など限られた人の装束や能衣装として用いられており、現代でも能の女役の上着類は見事な唐織です。

経糸は2400本羽二重、横糸は一寸間に90越以上打ち込まれています。尚、それ以下の経糸打ち込みは唐織とは呼びません。
本物の唐織の最大の特徴は、土台になる錦地が生糸の経糸を使った薄い生地で織られ、そのことによって上絵の浮織がレリーフの様に表現されて出来上がることにあります。それにより織上り品が軽くなるのと同時に、しっかりとした張りのある物になり、長時間のご使用が苦痛にならない安心感が生まれるのです。

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山口弘躬【やまぐちひろみ】
昭和21年 西陣にて織元を営む父・成三郎の次男として生まれる。
昭和39年 西陣の糸染工場、小河染工で化学染を修行。
昭和45年 村上光男氏に草木染を学ぶ。
昭和48年 父と共に昭和能装束100選を完成する。
昭和50年 外山正氏に徳島藍染を学ぶ。
昭和62年 昭和天皇、父・成三郎の病気全快を祈願し、唐織袋帯「千色千羽鶴」作成に着手。
平成元年 「織匠やまぐち株式会社」設立。
平成 4年 「千色千羽鶴」が完成。
平成 8年 伊勢神宮御鎮座二千年を記念して、几帳二張「天恵日輪豊穣文」、「天恵月煌豊穣文」・唐織・卓布五種と共に、内宮神楽殿に奉納。
平成13年 出願中の商標登録「百錦」が認証決定、「百錦」が正式に誕生。
平成17年 文芸社より「KARAORI~唐織はレリーフの絵画である~」を弟・正夫と共に出版する。