埼玉県さいたま市浦和区にて、龍村平蔵製の正倉院裂 紫地葡萄唐草文錦、唐華文金唐革錦、金剛家蔵の能衣装「水ころも」をお売りいただきました。

img_20161119_185009img_20161119_185017img_20161119_185213img_20161119_185227147956474742714795647494051479564752166

埼玉県さいたま市浦和区にて、龍村平蔵製の正倉院裂 紫地葡萄唐草文錦、唐華文金唐革錦、金剛家蔵の能装束「水衣」をお売りいただきました。

解体前の処分整理にて、工務店の業者様よりご紹介いただきました。新規の業者様でしたが、お時間を合わせて頂いたりお気遣いくださり有難うございました。お陰様で、無事買取り、運び出し作業が終えることが出来ました。またお呼びいただけるとの事、楽しみにお待ちしております。

今回買い受けさせて頂きましたのは、言わずと知れた龍村平蔵製の裂など、龍村平蔵は日本の染色工芸家。古代裂など伝統的な織物の研究・復元の第一人者。「いつかは平蔵の帯」というな憧れの的です。初代龍村平蔵さんはそれまでに無い独創的かつ斬新な色・柄を織物で表現し、その作品の数々は多くの人を魅了し、その技法・色・柄は当代龍村平蔵氏(四代目)に受け継がれ、素晴らしい作品を世の中に発表しておられます。特に袋帯はとてもファンが多く、私どもの世界でも最も評価の高い作家の一人になっています。

他にも金剛家蔵の能装束「水衣」を買い受けました。能で使われる衣装を「能装束」といいます。能の美を代表するものですが、初期の能装束は質素なものでした。室町時代末期から徐々に絢爛豪華になり、能が武家の式楽となった江戸時代に形式が定まり、様式的にも完成しました。水衣(みずごろも)とは、薄い絹布で作られた広袖の上着で、長襦袢に似て、丈は膝くらいまであります。色は、白・紫・茶・黒・紺・浅黄などですが、生、地、柄によって、しけ・縷・縞に区別されています。用途はきわめて広く、老人、男女、僧侶などの、日常着、労働着、旅行着など様々です。買い受けしましたのは、金剛家蔵の名品となっております。代々大事に保管されていたお品とのこと、大事に次へと繋げさせていただきます。能衣装や能装束の他にも能面、道具や関連書籍などの能道具、笙、龍笛、篳篥(ひちりき)、鞨鼓(かっこ)、鉦鼓(しょうこ)、太鼓、筝(しょう)、琵琶(びわ)、和琴、横笛能などの雅楽器も合わせて買受けしております。また能の人形なども買受けしておりますので、合わせてお問い合わせください。

桐たんす、和箪笥などの和家具をはじめ、お着物、骨董品、お茶道具、掛け軸、絵画、和楽器などがございましたら、是非六角堂までお問い合わせください。東京都内はもちろん、関東一円出張見積無料、鑑定無料です。また骨董品・美術品のお見積もり・出張買取は、全国対応しております。是非ご利用ください。