秋田県能代市より木村渡雲の薄端、龍の置物、千葉県市川市にて中島千波の画集。

秋田県能代市より木村渡雲の薄端、龍の置物、千葉県市川市にて中島千波の画集をお売りいただきました。

本日は一件の宅配買取、一件の出張買取。一件目は秋田県能代市より花器の宅配買取。遠州流の茶道、華道を教えていらしゃった曽祖父様が使用されていた花器をご売却されたいとご連絡を頂き、宅配買取にてお売りいただきました。お売りいただいたお品は、木村渡雲(二代 村田整珉)の銅製 細密龍彫刻薄端、古銅龍の置物。いずれも龍の細密彫刻が大変素晴らしく、保管状態も良かったので、お客様にご納得いただける査定額で買い取りさせていただきました。曽祖父様が大切にされ、ご家族の思い出のお品、当社で責任持って次へと橋渡しさせていただきます。最初にメールをいただいた時から、宅配買取終了時まで丁寧にお取引していただき、誠に有難うございました。二件目は千葉県市川市へ絵画の出張買取。絵画をご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、外国人画家のリトグラフ数点、中島千波の画集「花物語」。花物語は日本経済新聞社から出版され、中島千波の代表する花の絵画をセットにしたオフセット画集になります。全て保管状態が良く、お客様にご満足いただける査定額で買取させていただきました。絵画のご処分に六角堂をご指名くださり、有難うございました。

村田整珉(むらたせいみん)1761~1837年 江戸時代後期の鋳金家。
宝暦11年8月13日生まれ。江戸の人。田川珉武の門人。蝋型(ろうがた)鋳造の名手で,置物,花瓶,仏具などをつくった。初代整珉(1761年8月13日 生まれ、1837年11月24日 没)の後は、子供が幼かった為、養子で弟子の木村渡雲(岩手県出身)が二代目整珉となり、後に、初代の実子(仙次郎)が三代目整珉となっています。天保(てんぽう)8年11月24日死去。77歳。本姓は木村。通称は総次郎。別号に北玉叟。

中島千波(なかじまちなみ)1945年~
1945年 日本画家・中島清之の三男として疎開先の⻑野県小布に⽣まれる
1969年 東京藝術⼤学⽇本画科を卒業。第54 回院展へ初出品した「窓」が⼊選
1971年 東京藝術⼤学⼤学院を修了
1979年 第5 回⼭種美術館賞で、優秀賞を受賞
1984年 第1回横の会結成に参加(以後1993年の第10回最終展まで参加)
1987年 NHK テレビ「きょうの料理」のテキスト表紙絵を担当。以降、3 年間⼿掛ける
1990年 三溪園臨春閣第六室襖絵「不⼆と桃花図」「松林図」が完成
1992年 「おぶせミュージアム・中島千波館」が開館
1994年 東京藝術⼤学美術学部助教授に就任
1995年 歌舞伎座緞帳「淡紅⽩梅」が完成
2000年 東京藝術⼤学美術学部デザイン科教授に就任
2006年 ⼩布施名誉町⺠に選出される