埼玉県さいたま市中央区にて大明成化年製銘の煎茶碗、北村西望の不動明王像。

   

埼玉県さいたま市中央区にて大明成化年製銘の藍染付煎茶茶碗など煎茶道具、北村西望の不動明王像をお売りいただきました。

業者様のご紹介で、解体前のお片付け整理でお呼びいただきました。お煎茶の道具などをご処分されたいとのことでお呼びいただきました。今回買取させていただいた煎茶道具は、大明成化年製銘の藍染付煎茶茶碗、急須、湯冷まし、茶合など。煎茶碗は唐物で、鳥図の藍染付となってます。底には大明成化年製の銘がございます。五客のうち、二客に小さなホツがございました。やや難有ではありますが、煎茶道具は当社の買取強化商品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買取させていただきました。煎茶道具には、煎茶碗、香合、茶合、茶量、仙媒、茶入、茶壺、茶心壷、鉄瓶、銀瓶、湯沸し、ボーフラ、湯さまし、水注、涼炉、火炉、炉台、火箸、宝瓶、急須、建水、瓶掛、瓶敷、罐座、瓶座、結界、硯屏、炉屏、茶箱、器局、提藍、茶櫃、茶籠、茶托、煎茶盆、烏府、炭斗、火斗、羽箒、炉扇、滓盂、洗瓶、巾筒、茶具褥などがございます。六角堂では、全ての煎茶道具を買取強化してます。煎茶道具の他にも、北村西望の不動明王像をお売りいただきました。北村西望(きたむらせいぼう)は文化功労者として顕彰され、文化勲章を受章した日本彫刻界の泰斗です。不動明王は仏界と人間界のあいだの天界に住む五大明王のうちの筆頭的存在の明王。右手に魔を断ち切る剣、左手に悪を縛る縄、背中に火の鳥の炎、そして金剛石(ダイヤモンド)の原石とされる座っている岩、これら四つが不動明王を描く際の、ほぼ共通の構図とされており、当作品でも忠実に再現されています。こちらも当社の買取強化商品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買取させていただきました。本日はお忙しい中、六角堂をご指名くださり誠に有難うございました。

北村西望(きたむらせいぼう)明治17年(1884)12月16日〜昭和62年(1987)3月4日 
大正4年 第9回文展 初入選
大正7年 第12回文展「将軍の孫」出品
大正14年 帝国美術会員
昭和30年 長崎「平和祈念像」完成
昭和33年 文化勲章・文化功労者顕彰・日展創立
昭和40年 日本芸術院第一部長
昭和44年 社団法人日展改組、会長
昭和45年 社団法人日本彫塑会改組、名誉会長
昭和47年 長崎県島原城内に西望記念館完成
昭和49年 日展名誉会長
昭和50年 長崎県有馬町に「西望公園」完成
昭和52年 広島市中央公園 鯉「飛躍」設置
昭和56年 東京都青梅市御岳山頂「畠山重忠公像」設置
昭和62年 逝去 104歳