東京都武蔵野市にて、向山僚一の油彩画、内田秀一の江戸小紋など着物、反物。

  

東京都武蔵野市にて、一枚の繪作家 向山僚一の油彩画「伊那・西春近」、内田秀一の江戸小紋など着物、反物をお売りいただきました。

業者様のご紹介で、お着物、絵画のお片付け整理でお呼びいただきました。他にも数社査定に来られておりましたが、当社で査定のうえ、全て買取させていただくこととなりました。お売りいただいたお品は、一枚の繪作家 向山僚一の油彩画「伊那・西春近」、内田秀一の江戸小紋などお着物、反物。たくさんのお品をお売りいただきました。一点一点丁寧に査定させていただき、お客様にご満足いただける査定額で買い取り出来ました。向山僚一は一枚の繪にも出ている人気作家さんで、長野県出身の画家。長野の風景画を主に描き続け、本作も長野県伊那市西春近の風景を描かれております。古径額に収められており、タトウ箱、黄布すべて揃っておりました。サイズはSM号ですが保管状態も良く、お客様にお喜びいただける査定を付けることが出来ました。内田秀一の江戸小紋も丈は若干短めでしたが、保管状態も良く高価査定させていただきました。明治生まれの内田秀一は、15歳の時に染色の道に入り、江戸小紋の染師 浅野茂十郎に師事します。後に故郷の甲府で独立し、生涯を江戸小紋一筋に生きました。内田秀一は、南アルプスの江戸小紋の名人として知られ、伝統工芸日本染色展に幾度となく入選し、労働大臣卓越技能賞を受賞します。人間国宝となられた児玉博の伊勢型紙などを使い、名作の数々を残した内田秀一の志は、家族によって「うちだのきもの」として、今なお引き継がれております。反物は本場大島紬など。こちらも保管状態よく、お客様にお喜びいただける査定を付けることが出来ました。絵画やお着物など、多数まとめてのご売却ありがとうございました。
出張買取の後に市場で仕分けをしていると、市場の仲間達が集まってきましたので、みんなでCoCo壱番屋さんへ行き食事をしました。豚しゃぶカレーうどんの二辛を食べましたが、わたしにはちょうど良い辛さでした。仲間の一人は五辛を食べてましたが、さすがに辛かったようです。ココイチさんのカレーうどん、美味しいですね。またみんなで寄りたいと思います。

向山僚一(むかいやまりょういち)
1928年 長野県高遠町に生まれる
1954年 白日展初入選
1963年 大潮展初入選新聞社賞 特選(’64)
1965年 日展初入選
1974年 現代洋画精鋭選抜展銅賞
1976年 個展(新宿伊勢丹 以後毎年)
1992年 高遠美術館作品収蔵
1993年 紺綬褒章(2001)
現在 無所属

内田秀一 
1909年(明治42年)山梨県甲府市に生まれる
1926年(大正15年)浅草駒形浅野茂十郎門下に入門
1937年(昭和12年)山梨県中巨摩郡八田村にて独立
1975年(昭和50年)労働大臣賞受賞(卓越技能賞)
1976年(昭和51年)山梨県無形文化財(県宝)に指定
1977年(昭和52年)県政功労者として表彰
1980年(昭和55年)勲六等瑞宝章受賞
日本伝統工芸展六回目入選
1990年(平成2年)病没