埼玉県本庄市にて、岡崎雪聲の二宮金次郎ブロンズ像、桐箪笥など。

   

埼玉県本庄市にて、岡崎雪聲の二宮金次郎ブロンズ像、時代桐箪笥などをお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は埼玉県深谷市にて五月人形のご処分でお呼びいただきました。兜、甲冑やお人形など、多数まとめてお売りいただきました。ご親戚の大切にされていたお人形、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日二件目は、業者様のご紹介で本庄市へ解体前のご処分整理でお呼びいただきました。こちらでは、岡崎雪聲(おかざきせっせい)の二宮金次郎ブロンズ像や時代箪笥などをご売却いただきました。岡崎雪聲は上野公園の西郷隆盛像を造られたことで有名であります。(原型は高村光雲)また、学校などで見かける二宮金次郎像は、雪聲が最初に制作したことで知られております。(明治43年(1910年)に東京彫工会に出品されました。)本品もまた、二宮尊徳(金次郎)十四歳の時の肖像であります。箱書は渡邊久次郎書とあります。箱にしまわれて大事に保管されておりましたので、状態も良かったです。こちらは六角堂で買い取りを強化している作家作品の為、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。また、時代桐箪笥やかんざしなども併せてお売りいただきました。素晴らしい作品をお売りいただき有難うございました。
六角堂では「岡崎雪聲」作品の高価買い取り、査定・鑑定・出張買取りを致します。
ご所蔵の作品がございましたら、無料にて誠意査定評価のうえ、即金で高価買取りさせていただきます。
作品の正当な評価での売却をご希望の方は、是非六角堂までお問い合わせください!
本日の昼食は、本庄市にある夢庵さんでいただきました。鮭や蟹の入ったうどん、とても温まり美味しかったです。

岡崎雪聲(岡崎雪声)おかざきせっせい
嘉永7年1月29日(1854年2月26日) – 大正10年(1921年)4月16日)。
山城国伏見町(京都市)で、釜師岡崎貞甫の子として生まれる。本名は庄次郎。
大阪で釜師の修業をしたのち、21歳のときに上京し鋳工を学び、鋳金家の鈴木政吉の門人となる。
明治22年(1889年)のパリ万国博覧会に出品した作品が二等となり、また並行して各地の古仏像の調査研究を鋳造の面から研究してその名を高めたことで、後に岡倉覚三(天心)の知己を得て、明治23年(1890年)に東京美術学校鋳金科の教師となる。明治25年(1892年)に制作した『執金剛神』像がシカゴ万国博覧会出品作に選ばれるなど、その後も精力的に作品を制作し、同29年(1896年)には鋳金科教授となった。日本美術院の設立にも名を連ね、香取秀真や津田信夫ら数多くの鋳金家を育てた。
明治23年、第3回内国博覧会に出品した「鋳銅雲竜図」が2等妙技賞を受賞。
明治26年に開催されたシカゴ万国博覧会へは自費で鋳造技法の調査旅行に赴いている。
分解鋳造法による大型鋳造が得意で、銅像や建築装飾などを手がけたが、原型は彫刻家によることが多く、鋳金工芸家というよりは鋳物師としての功績が大きい。
代表作品は「青銅鐘」(宮内庁蔵)、「日本橋装飾獅子」(原型制作は渡辺長男)、上野公園「西郷隆盛像」、皇居前広場「楠木正成像」など。