埼玉県さいたま市大宮区にて、古銅製観音菩薩立像、木彫りの仏像、香木など。

埼玉県さいたま市大宮区にて、古銅製観音菩薩立像、木彫りの仏像、沈香香木などをお売りいただきました。

業者様のご紹介で、旧家解体前のお片付け整理でお呼びいただきました。本日お売りいただいたのは、仏像や仏具、香木など。古銅製の仏像は、水瓶を持った観音菩薩立像。合わせ箱にしまわれて保管されておりました。また、袋に入ったものがあり、中を開けてみると沈香香木が入っておりました。お客様は香木の存在を知らず、査定させていただくとこのようなものにも価格がつくのと驚いていらっしゃいました。香木は近年、中国の方々から大変人気があり、六角堂でももちろん買い取りを強化しております。お客様にもお喜びいただけて良かったです。当社をご指名いただき有難うございました。倉庫へ戻る途中、さいたま市にある「一風堂」さんへ寄りました。始めてきましたが、とても有名店のようですね。わたしは「赤丸新味」、N尾氏は「白丸元味」をいただきました。豚骨のスープがとても美味しかったです。

六角堂では、伽羅・沈香・白檀など、香木を強化買取りしております。香木の他、香道具や仏具なども探しております。ご不要のお道具がございましたら、是非六角堂までお問い合わせください。香木・香道具に詳しいスタッフがお伺い、査定、高価買取させていただきます。

沈香(じんこう)
ジンチョウゲ科の樹高の高い常緑樹の樹皮が菌に感染したり傷がつくと、それを治すために植物自身が樹液を出します。この樹液が固まって樹脂となり、長い時間をかけ胞子やバクテリアの働きによって樹脂の成分が変質し、特有の香りを放つようになったものを沈香(じんこう)といいます。沈香という名前は「沈水香木」、つまり普通の木よりも比重が重いため「水に沈む」ことに由来しています。沈香のもとになる木は、大人の木になるまでに約20年かかり、沈香ができるまでに50年、高品質の沈香になるには100~150年かかると言われています。沈香ができるメカニズムには現在でも謎が多く、また偶然性に左右される面が大きいことから、人工的に生成することは極めて難しく、とても貴重なものとして扱われています。沈香は産地によって「シャム沈香」、「タニ沈香」と分類されることもあります。シャム沈香は、インドシナ半島(タイ、カンボジア、ベトナムなど)で産出される沈香で香りの甘みが特徴、タニ沈香はインドネシアの島々で産出される沈香のことで香りの苦みが特徴です。なお、香道では産地(木所(きどころ))を手掛かりにして沈香を六種類に分類した「六国(りっこく)」というものもあります。伽羅(きゃら)ベトナム産。五味に通ずる。羅国(らこく)タイ産。甘味。真那賀(まなか)マラッカ産。無味。真南蛮(まなばん)インド東海岸のマラバル産。酸味、苦味。寸聞多羅(すもたら)インドネシアのスマトラ産。苦味、鹹味。佐曾羅(さそら)インドのサッソール産。鹹味。この六国については、現在では国名や地名などがいろいろ変化していて、実際の正確な産地名などははっきりしていないようです。さらに香りを味に置き換えた「五味(ごみ)」に分けられます。五味とは甘(かん)・酸(さん)・辛(しん)・鹹(かん)・苦(く)の五種類の味を指し、この五味が何種含まれるか、組み合わせはどうかを判断します。以上を香道における分類として「六国五味(りっこくごみ)」と呼ばれる方法が編み出されました。