月別アーカイブ: 2018年9月

東京都杉並区成田東にて、日本画家大山忠作の「游鯉」、リトグラフなど。

東京都杉並区成田東にて、日本画家大山忠作の「游鯉」、リトグラフなどをお売りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。本日お売りいただいたお品は、生前お父様が大切にされていた絵画など。日本画家である大山忠作の「游鯉」、リトグラフ作品などをお譲りいただきました。
大山忠作は東京美術学校日本画科を卒業後、山口蓬春に師事。人物画、宗教的作品、花鳥、風景と題材も多岐に渡り、中でも鯉を得意としました。古典研究にも精通しており、成田山新勝寺襖絵・聖徳太子堂壁画制作に携わりました。福島県出身の日本画家で、当社でも数多く取り扱っている作家です。
六角堂で買取を強化している作家作品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買い受けさせていただきました。良いお品をお売りいただき有難うございました。
六角堂では「大山忠作」の絵画、版画作品の高価買い取り、査定・鑑定・出張買取りを致します。
ご所蔵の作品(肉筆画、版画も高額買受致します。)がございましたら、
無料にて誠意査定評価のうえ、即金で高価買取りさせていただきます。
大山忠作作品の正当な評価での売却をご希望の方は、是非六角堂までお問い合わせください!
絵画をお見積りの際には、詳しい鑑定士が査定させていただきます。
帰り道、中野区でリサイクルショップをされているT橋さんからお電話いただき、高円寺駅で食事をすることになりました。T橋さんお勧めの中華料理屋「福龍門」さんへ行き、食事をしました。低価格でメニューが豊富、味もとても良かったです。炒飯、麻婆豆腐、天津飯など、どれも美味しかったです。T橋さん良い店をご紹介いただき有難うございました。駐車場へ戻る途中、美味しそうな焼き鳥屋さんがありましたので、レバーを一本だけいただきました。「大将」さんというお店で、高円寺では有名店のようです。こちらのレバー、焼き加減が絶妙で、とっても美味しかったです。次回来た時にもまた食べたいと思います。

大山忠作(おおやまちゅうさく)1922~2009
1922年 福島県二本松で生まれる。家業は紺屋で父も趣味で日本画を描いていた。
1943年 東京美術学校(現東京芸術大学)卒業。
1947年 山口蓬春に師事。
1952年 第8回日展特選・白寿賞(同1955年)および朝倉賞受賞。
1962年 初の個展開催。(銀座、文芸春秋画廊)
1967年 1968年にかけて、法隆寺金堂壁画再現模写に従事。
1973年 「五百羅漢」で日本芸術院賞受賞。
1984年 大山忠作襖絵展。(日本橋三越・福島県文化センター)
1986年 日本芸術院会員となる
1991年 日展事務局長を務める。その後、1992~1995年まで日展理事長を努める
1992年 成田山聖徳太子堂壁画展。(日本橋三越)
1996年 勲三等瑞宝章受章。
1999年 文化功労者。現在、日本芸術院会員、日展常務理事。
2009年 逝去

東京都中央区日本橋人形町にて、今泉今右衛門の浮立面、時代置き時計、贈答品など。

東京都中央区日本橋人形町にて、人間国宝十二代今泉今右衛門の浮立面、絵画、時代置時計、贈答品などをお売りいただきました。

いつもお世話になっている着物屋さんのご紹介で、お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お客様をご紹介いただき有難うございます。知人の着物屋さんがお着物の買取でお伺いした時に、他にも骨董品があるとのことでご紹介いただきました。今泉今右衛門の浮立面、絵画、時代置時計、贈答品などを査定し、全てお売りいただきました。古時計は明治期のものでしょうか、とても素晴らしい置時計でした。使わずに仕舞ったままにされていた贈答品はシミや汚れなどございましたが、こちらも全て買い取らせていただきました。陶製の浮立面は有田焼の名工「十二代今泉今右衛門」の作。佐賀県の南西部に伝わる「面浮立」は、鬼面を被り、笛や太鼓、鉦のリズムに合わせて勇壮に踊る伝統芸能です。五穀豊穣祈願や雨乞祈願、奉納神事には欠かすことのできない踊りであり、この面浮立を踊る際に使う面を浮立面と言います。浮立面は地区によって表情が微妙に違いますが、いずれも阿吽の面相を一対とします。角が長く口を閉じて上歯で下唇を噛んだ「吽」の面相が雄、角が短く口を大きく開けている雌の面です。お売りいただいた浮立面は角が短く口を大きく開けているので、雌の面になります。今泉今右衛門は当社で買取を強化している作家のため、頑張って査定させていただきました。時代家具や民芸家具の買い取りでまたお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。本日は有難うございました。
本日は中央区へ来ましたので、帰りに築地で食事をすることにしました。まもなく築地市場は豊洲へ移転してしまいますが、移転前に寄ることが出来ました。築地を散歩しながら向かったお店は「又こい家築地店」さん。「天然まぐろ」の専門店。わたしはまぐろうに丼に希少部位セットをいただきました。丼はもちろん、まぐろの頭肉、ほほ肉、あご肉の希少部位もとても美味しかったです。築地はとても活気がありました。豊洲へ市場が移転しても、この活気が残っていてほしいものです。

十二代 今泉今右衛門(1897〜1975)
昭和23年(1948)襲名。本名は今泉平兵衛。
祖父である十代、父である十一代のもと専ら家業に打ち込み、近代色鍋島の復興に生涯を捧げる。 昭和27年に無形文化財の指定を受け、昭和46年には色鍋島技術保存会代表として、国重要無形文化財総合指定を受ける。
1967年、紫綬褒章
1968年、今右衛門古陶磁参考館を設立。
1972年、勲四等旭日小綬章

東京都目黒区東山にて、木下孝則の油彩画「ばら」、和たんす、お着物。

本日は二件の出張買取。一件目は、世田谷区玉川へ出張買取しました。こちらは先日お呼びいただいたお客様で、先日お呼びいただいた時には源右衛門窯の陶器や贈答品を多数お売りいただきましたが、本日は中国唐木のキャビネット、民芸箪笥、絵画、贈答品などをお売りいただきました。また、ライカのカメラなども査定させていただきました。またのご縁がございましたら、ご連絡ください。二度にわたり、六角堂のご指名ありがとうございました。二件目は、目黒区東山へ遺品整理でお呼びいただきましたこちらでは木下孝則の油彩画「ばら」、和たんす、お着物などをお売りいただきました。木下孝則は大正から昭和時代にかけて、上品で軽妙な写実の画風を確立した洋画家。洋画研究のため渡仏し、フランス留学中にエコールドパリなど風潮に多大なる刺激を受け、その後の作風に大きな影響を与えました。今回お売りいただいた薔薇などの静物画を多く描かれましたが、一貫して都会の洗練された婦人像を描いた穏健な写実家として知られ、代表作には、「N嬢像」「後向きの裸婦」「バレーダンサー」などがあります。 当社の買取強化作家作品でしたので、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。良い作品をお売りいただき有難うございました。
本日の昼食は、目黒区にある「中国ラーメン揚州商人 目黒本店 」へと寄りました。揚州商人にはよく寄りますが、本日は麻婆茄子ラーメンをいただきました。山椒が効いており、とても美味しかったです。また寄らせていただきます。

木下孝則(きのしたたかのり)1894~1973
1894年 東京市に生まれる。
1917年 京都帝国大学法科政治経済学科入学。
1921年 第8回二科展に「富永君肖像」初入選。
1923年 渡欧。小島善太郎、児島善三郎、林武、野口弥太郎、木下義謙等と円鳥会会員となる。
1924年 第11回二科展に於いて樗牛賞を受ける。
1925年 第12回二科展に於いて二科賞を受ける。
1933年 サロン・ドートンヌに「ピンクのガウンをかけた女」出品。
1936年 木下義謙、小山敬三、硲伊之助等と二科会を退会し、一水会の創立に参加。
1937年 第1回一水会展に「O氏像」「ヴォーグ」「K嬢像」出品。
1952年 第1回日本国際美術展に「裸婦」「少女像」出品。
1962年 第1回一水会委員展(日本橋三越)に「靴下をはく女」出品。
1969年 改組第1回日展に「水色のバレーダンサー」出品。
1973年 3月没。勲四等旭日小綬章を受ける。享年79歳。

千葉県八千代市にて、柿右衛門原画香蘭社の花瓶、藤田喬平の花瓶、茶道具など。

 

千葉県八千代市にて、酒井田柿右衛門原画香蘭社製の花瓶、藤田喬平の手吹花瓶、小柳金太郎の樺細工まくり張抹茶入、茶道具などをお売りいただきました。

本日は四件の出張買取。千葉県船橋市、八千代市、市川市、東京都豊島区を回りました。一件目は業者様のご紹介で千葉県船橋市へ桐箪笥の処分でお呼びいただきました。お売りいただいた桐箪笥は伝統工芸品春日部箪笥、新潟県の加茂桐箪笥同様、伝統工芸品に指定されている桐たんすで、六角堂でも買取を強化しております。状態も良く、お客様にお喜びいただける査定額で買い取らせていただくことが出来ました。二件目は八千代市へ、お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらでは茶道具や陶器などを多数お売りいただきました。香蘭社製の花瓶は有田焼の名工十三代酒井田柿右衛門の原画「花鳥図 春」をもとに香蘭社が作陶されたものです。抹茶入れは樺細工で作られたもの。樺細工は桜の樹皮を使った秋田県を代表する工芸品。小柳金太郎氏は樺細工職人としてその生涯を捧げた名工で、現在に至るまで数々の業績を残されました。藤田喬平の手吹花瓶は共箱に破損、本体に痛みなどありましたが、こちらも買い受けさせていただきました。他にも茶道具一式、コレクションボードなどを買い取らせていただきました。お問い合わせ時から作業時に至るまで親切にしていただき有難うございました。三件目は業者様のご紹介で、市川市行徳へ遺品整理でお呼びいただきました。こちらではお母様のご遺品である和たんす、着物、アクセサリーなどをお売りいただきました。和箪笥は民芸箪笥で、欅に南部金具が付いた素晴らしいものでした。お着物は多少シミや汚れなどございましたが、全て正絹のもので作家物なども数点ございました。良いお品をお売りいただき有難うございました。四件目は、東京都豊島区池袋本町へ家具の買い取りでお呼びいただきました。こちらは一年近く前にお呼びいただいたお客様で、お家の建て替えが完了したので不要になられた家具を買取に行かせていただきました。お売りいただいたのはチーク製の食器棚。一年近く前にお呼びいただいた時に査定させていただいた家具でした。前の三件の移動に時間が掛かってしまいお待たせしてしまいましたが、気持ちよく受け入れて下さいました。久々にお会いでき嬉しかったです。お家もとても素敵な家が建っており、羨ましかったです。また何かございましたら、ご連絡ください。六角堂のご指名、有難うございました。
本日のランチは、千葉県八千代市八千代台駅にある吉野家さんへ行きました。どうしても牛丼を食べたくなり、わざわざ五キロ以上も離れた場所まで向かっておりました。とろろをトッピングしましたが、とても美味しかったです。

13代 酒井田柿右衛門(さかいだかきえもん)1906~1982
1906年 12代酒井田柿右衛門の長男として佐賀県に生まれる。本名、渋雄。
1924年 有田工業学校製陶科を卒業。
1953年 父とともに濁手素地の復興に成功。
1963年 13代酒井田柿右衛門を襲名。
1972年 紫綬褒章を受章。
1978年 勲四等旭日小綬章を受章。
1982年 死去。

藤田喬平(ふじたきょうへい)1921~2004
1921 東京都新宿区に生まれる
1944 東京美術学校工芸科彫金部卒業
1949 2年間務めた岩田硝子工芸退社。ガラス作家として独立
1964 流動ガラスの代表作「虹彩」を発表
1973 飾筥の代表作「菖蒲」を発表
1977 ヴェネチア・ムラノ島にてガラス製作を始める
1989 恩賜賞・日本芸術院賞受賞。日本芸術院会員就任
1996 藤田喬平ガラス美術館開館
1997 文化功労者顕彰、紺綬褒章受章
2002 文化勲章受賞
2004 逝去

小柳金太郎(こやなぎきんたろう)1922~2014
樺(かば)細工師 現代の名工。
14歳で樺細工職人となり、戦時中、民芸運動の父とされる柳宗悦の指導を受けた。
1975年に「現代の名工」に選ばれた。76年県芸術選奨、81年県文化功労者。2014年逝去。

東京都渋谷区笹塚にて、時代家具、金工師旭峯作猿のブロンズ置物など。

 

東京都渋谷区笹塚にて、時代家具、金工師旭峯作猿のブロンズ置物、市松人形などをお売りいただきました。

お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。お父様が生前大事にされていたという大正期の時代家具や置物、人形などを買い取らせていただきました。今回引越しされる更に前のお家より連れてこられた家具や置物たち、時代を重ねてきた歴史を感じさせてくれます。金工師旭峯のブロンズ像は、猿の彫刻が細密に彫られており、雰囲気良い作品となってます。昭和の作品かと思われます。共箱などございませんでしたが、金工師によるブロンズ像を買取強化中ですので、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。六角堂では、金工師によるブロンズ作品を探しております。ご所蔵の作品がございましたら、無料にて誠意査定評価のうえ、即金で高価買取りさせていただきます。金工作家作品の正当な評価での売却をご希望の方は、是非六角堂までお問い合わせください!
帰宅途中、世田谷区にある「長浜らーめん」さんへ行きました。近くへ来た時にはよく寄っておりますが、いつ来ても美味しいです。今夜は私の住む三芳町のお祭り「みよしまつり」の開催日でしたので、家族で行ってきました。近年お祭りの開催日は雨の日が多かったのですが、今年は一日延期したため雨が降らずとても良いお祭りでした。打ち上げ花火も例年通りとても素晴らしかったです。また来年が楽しみです。明日はお休みをいただき、明後日は四件の出張買取になります。明日は一日ゆっくりと休みます。

東京都三鷹市にて、木彫りの仏像、大黒天、橋本関雪の掛軸「旭旗図」など。

   

東京都三鷹市にて、木彫りの仏像、大黒天、橋本関雪の掛軸「旭旗図」などをお売りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。本日お売りいただいたお品は、木彫りの大黒天や観音菩薩像など。作家や時代あるものではありませんでしたが、全て買い取らせていただきました。また、日本画の巨匠「橋本関雪」や池上秀畝の掛軸も併せてお売りいただきました。掛け軸は六角堂の買取強化商品、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。良いお品をお売りいただき有難うございました。
本日は午前中のみの出張買取でしたので、倉庫へ戻り午後は仕分け作業をしました。ランチは倉庫近くにある「松栄庵」さんでカツ丼定食をいただきました。とても美味しかったです。

橋本関雪(はしもとかんせつ)明治16年(1883)11月10日〜昭和20年(1945)2月26日
神戸生まれ。父は播磨明石藩の漢学者 橋本海関。
父から漢学を学び、1903年、竹内栖鳳の「竹杖会」に入門。
四条派に南画を加味した新南画を大成。
1908年、文展初入選。1913年、文展で二等賞、翌年も同じ。
1916年、1917年、特選受賞。1929年、シュバリエ・ド・レジョン・ド・ヌール勲章授与。
帝展審査員を務め、1934年、帝室技芸員。1935年、帝国美術院会員。1937年、帝国芸術院会員。
1940年、建仁寺襖絵を製作。
1945年、逝去。享年61歳。
中国古典に精通したことでも知られ、たびたび中国へ渡った。京都銀閣寺畔の白沙村荘に住み、白沙村人と別号した。