カテゴリー別アーカイブ: 桐たんす・和家具

東京都武蔵野市にて和家具、三鷹市にてジャックデペルトの絵画、小鼓。

    

東京都武蔵野市にて欅の小引出し、三鷹市にてジャックデペルトのリトグラフ「ジュネーブのゴルフ場 16番ホール」、蝶に桜の蒔絵小鼓をお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は東京都武蔵野市へお引越しによる和家具のお片付け整理でお呼びいただきました。加茂桐箪笥の出張買取でお呼びいただきましたが、残念ながら搬出が出来ない状態でしたので断念しました。桐たんすは新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、伝統工芸士 吉沢昭次の作で、四方丸の総盆和箪笥というタイプのものになります。他の桐箪笥は数段に分かれるので搬出しやすいのですが、こちらは分かれない形になりますので搬出が難しいたんすになります。階段を回すことも出来ず、吊り作業も出来ない環境でしたので、お客様も私どもも大変残念でした。まだ状態も良く、人気の形になりますので、本当に残念です。桐たんすは残念でしたが、欅材の小引出しをお売りいただきました。お売りいただきましたお品、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日二件目は、東京都三鷹市へ、絵画、和楽器の買取でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、ジャックデペルトのリトグラフ「ジュネーブのゴルフ場16番ホール」、蝶に桜の蒔絵小鼓、お琴など。ジャック・デペルトは整然とした画面構成とデリケートな描線による静謐な作風が世界的に高く評価されております。本作品は凛とした空気の漂う田園風景が繊細かつ秩序整然と描かれており見る人に静寂の緊張感とともに何故かしら郷愁の念を抱かせ、画家独自の詩的世界に導いてゆきます。本作のように世界各地のゴルフ場を描く画家として知られております。和楽器は小鼓や琴など。お琴はお稽古用のものでしたが、買い取りを強化している小鼓もあり全て買い取らせていただきました。また絵画をご処分される際にはお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。本日はお忙しい中、当社をご指名いただき有難うございました。

ジャック・デペルト (Jacques Deperthes)
1936年  フランス、シューレンヌに生まれる。
1954年 サント・エティエンヌ国立芸術大学、およびジュネーブ装飾美術学校に学ぶ。
1960年  ジュネーヴのユニオン・ド・バンク・スイスの壁画制作。
1961年  この頃から、ジュネーブ、パリ、カンヌ、ロンドン、シカゴ、東京などで個展を開催。
国際的に作家活動を展開する。
1965年  フランス政府給費留学生としてイタリアに滞在。
1976年  来日し、東京・大阪にて個展。
1984年  11月、ビジョンヌーベルの招きで来日。
1986年  二度目の来日。

東京都墨田区吾妻橋にて渡辺秀紀、横山松雄、長谷川進之介の加茂桐箪笥。

  

東京都墨田区吾妻橋にて伝統工芸士 渡辺秀紀、横山松雄、長谷川進之介の加茂桐箪笥をお売りいただきました。

桐箪笥をご処分されたいとお電話いただき、本日出張買取させていただきました。お伺いするとお客様宅にはたくさんの素晴らしい桐たんすがございました。本日お売りいただいた桐たんすは、新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥。伝統工芸士である渡辺秀紀、横山松雄、長谷川進之介の作品。渡辺秀紀の加茂桐箪笥は天丸の帯箪笥。帯箪笥とは、帯専用の桐たんすで、出し入れがしやすく機能的な作りが特徴です。通常の和たんすとの大きな違いは、横幅。帯の幅に合わせて制作するため、和たんすよりも狭く無駄のない作りです。引き出しには帯締め・帯揚げなどの小物が収納出来るよう作られております。横山松雄の加茂桐箪笥は四方丸下三大洋和箪笥という形のタンスになります。四方丸は箪笥の四方(四つの角)を丸める加工で、最高級のタンスによく見られます。天と地を丸めるので天地丸とも呼ばれ、天地丸はその佇まいから「四方全て丸くおさまる」と言われ縁起の良い箪笥といわれております。前飾りには金石 刀の銘があります。長谷川進之介のたんすは天丸下三大洋和箪笥という形のタンスになります。前飾りには秀鳳 刻の銘があります。お売りいただきました三竿の桐箪笥、多少の砥粉落ちや汚れ、小さなアタリなどはございますが、中の状態も良くまだまだ次へと繋げていける桐箪笥でございます。また、お着物も数点見させていただきました。南部紫根染のお着物など、当社で買い取りを強化している着物などあり、こちらは次回査定させていただくこととなりました。またお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。お売りいただきました桐箪笥、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂のご指名、誠に有難うございました。

加茂桐箪笥(かもきりたんす)新潟県加茂市で作られる最高級の桐たんす。六角堂でも探し求めている桐箪笥の一つになります。加茂市で「桐たんす」が作られるようになったのは、およそ200年以上前(天明年間)と言われており、現在では日本全国の約70%の桐たんすが加茂で作られています。桐たんすと言えば「加茂」と言われるほど、その技術と品質は全国的に高い評価を受けています。数々の逸品を生み出してきたその技は脈々と受け継がれ、その伝統と優れた品質が評価され、1976(昭和51)年、通商産業大臣から伝統的工芸品「加茂桐箪笥」の指定を受けました。木肌のぬくもり、絹に例えられる白い艶や、柾目の色合いは、家具の最高級品の名にふさわしいものです。
『加茂桐箪笥伝統工芸士』(物故作家含む) 石川鬼千 田澤謙介 東樹義明 吉沢昭次 頓所芳男 皆川新司 番場堅介 中山昌二 坪谷哲男 三本和好 山本隆 鈴木浩市 水科政明 皆川繁之 横山松雄 番場堅 大橋勉 金井国男 鈴木進 神保良雄 石井克彦 高橋浩人 高橋聡 高橋研二 野本光男 藤田隆二 坂井昭兵 阿部健 斉藤敬二  江部雅之 大関正 堀正和 小柳幸太郎 小池茂次 坂内純一 長谷川進之助 渡辺秀紀

埼玉県志木市にて岩谷堂箪笥、川口市にて長田晴山、佐藤助雄の銅製仏像。

 

埼玉県志木市にて岩谷堂箪笥、川口市にて長田晴山の聖観音菩薩像、佐藤助雄の不動明王像など銅製仏像をお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は埼玉県志木市へ岩谷堂箪笥の出張買取でお呼びいただきました。数社相見積でしたが、査定を頑張らせていただき当社にお売りいただくこととなりました。お売りいただいた整理箪笥は岩手県の伝統工芸品である岩谷堂箪笥(いわやどうだんす)。欅材に南部鉄器の飾りと、とても雰囲気の良いたんすになります。お客様にご満足いただける査定額で買い取りすることが出来、良かったです。二件目は埼玉県川口市へ、仏像の買取でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、大仏師 長田晴山の聖観音菩薩像、佐藤助雄の不動明王像などブロンズ製の仏像、木彫りの仏像など多数。共箱などの付属品はございませんでしたが、仏像は六角堂の強化買取り商品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。掛軸や陶器などの骨董品をご処分される際にまたお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。本日は当社をご指名いただき、誠に有難うございました。

長田晴山(ながたせいざん)1920年~2010
師・彫刻家日本芸術院会員(物故)佐藤朝山(佐藤玄々)に師事(木彫)、京都芸術大学名誉教授 山本恪二に師事(彫塑)。
大正9年 兵庫県姫路市にて生まれる。
昭和35年 日本美術研究所 創設(京都市にて)、常盤工房 開設始動
昭和42年 鳴滝工房 開設始動
昭和55年5月、総本山仁和寺門跡 立部瑞祐、総本山金剛華寺阿含宗管長 桐山靖雄により、大仏師の称号授与さる。
昭和61年 山内工房 開設始動
平成22年 永眠
代表作に、長崎観音(長崎市・福済寺)、京都大仏(京都市山科区・金剛華寺)、金剛華菩薩(京都市右京区・仁和寺)、名古屋大仏(名古屋市・桃厳寺)、北海道大観音(芦別市)がございます。

佐藤助雄(さとうすけお)1919年~1987年
山形県出身の日本の彫刻家。大正八年、仏師の子として生まれる。昭和11年、後藤良の内弟子となり木彫を学び、後に北村西望、富永直樹に師事しブロンズに転じた。昭和16年新文展に初入選、18年特選。51年日展で文部大臣賞。55年芸術院賞。57年日本彫刻会委員長。62年歿。

東京都杉並区で松本民芸家具、着物、古道具、中野区で田崎広助のリトグラフ。

   

東京都杉並区久我山にて松本民芸家具のローテーブル、着物、黄八丈の反物、和装小物、古書、一刀彫人形など、中野区沼袋にて桐箪笥、田崎広助のリトグラフ「朱富士」をお売りいただきました。

本日は二件の出張買取。一件目は杉並区久我山へお荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、松本民芸家具のローテーブル、着物、黄八丈の反物、和装小物、古書、一刀彫人形など。松本民芸家具はミズメザクラを主原料としてます。ミズメザクラは日本にしか生えてない日本固有の木で生産量が少なく入手も困難ですが、堅く、粘り強く、狂いにくい木材のため長年の使用に耐え、強くて丈夫で美しいミズメザクラに職人たちはこだわっております。裏面に「六」の刻印がございます。松本民芸家具は、作品の裏に職人の銘を刻みこみます。裏に刻まれる銘は、その職人の『長く使ってほしい』という想いと『仕事に責任を持つ』という誓いの証だそうです。お着物は全体的にシミ汚れの出てしまっているものが多くございましたが、全て買い受けさせていただきました。反物は本場ではありませんが、黄八丈のものなどございました。和装小物は帯留めや櫛、簪など。帯留めは陶製のものや螺鈿のものなどあり、櫛、簪には蒔絵が施されていて素敵なお品でございます。簪には「玉芳」の銘あり。古書は浮世絵のものなど、一刀彫人形は奈良人形や朝鮮風俗人形など。風鎮は緑石のものや陶製のものなど様々。たくさんのお品をお売りいただきました。ご家族の思い出のお品々、大切に次へと繋げさせていただきます。お忙しい中、六角堂をご指名いただき有難うございました。本日二件目は、業者様のご紹介で中野区沼袋へお引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、伝統工芸に指定されている春日部桐箪笥、田崎広助のリトグラフ「朱富士」。桐箪笥は数か所砥粉落ち、側面にアタリなどございましたが、当社の買取強化商品ですので買取させていただきました。人気洋画家 田崎広助(たさきひろすけ)の作品も当社の買取強化商品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買取することが出来ました。お喜びいただけて良かったです。良いお品をお売りいただき有難うございました。

田崎広助(たさきひろすけ)明治31年(1898)~昭和59年(1984)
1898年 福岡県に生まれる。本名は廣次。坂本繁二郎、安井曾太郎に師事。
1920年 画家を志して上京。本郷駒本小学校の図画教師となる。
1926年 第13回二科展に「森の道」「山百合」「京都吉田山」3点が初入選。
1937年 練馬区豊玉にアトリエを構える。第一回一水会展に出品入選。
1949年 日展審査員となる。
1958年 改組日展の評議員、審査員となる。東京都美術館参与となる。
1967年 芸術院会員となる 日展常任理事となる。
1968年 勲三等瑞宝章受章。
1971年 文化庁買上作品選考委員を委嘱される。
1973年 東郷青児、田崎廣助らが中心となり、日伯現代美術展を開催ブラジル政府から、グラン・クルーズ賞、コメンダドール・オフィシアール賞(最高名誉文化賞)を受ける。
1975年 日本橋高島屋にて初の回顧展開催。文化勲章受章。
1984年 死去。享年85歳。

東京都台東区千束にて時代水屋箪笥、桐箪笥、宮田雅之の切り絵、木版画。

東京都台東区千束にて時代水屋箪笥、桐箪笥、宮田雅之の切り絵、木版画をお売りいただきました。

不動産業者様のご紹介で、解体前のお片付け整理でお呼びいただきました。古い和家具や桐箪笥、絵画などを処分したいとお問い合わせいただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、時代水屋箪笥、桐箪笥、宮田雅之の切り絵、木版画など。水屋箪笥は明治期の時代箪笥で、二段重ねのものでしたが上段と下段を分けて使用されておりました。下段にはガメ戸や引き出しの渋みを増した装飾金具など時代を重ねた風合いがございます。水屋は今でいう台所で、水屋箪笥とは食器棚のことをいいます。衣装箪笥と違い、いくつかの引出しや戸棚がついているのが特徴で、昔は食器や調理道具等、台所用具を水屋箪笥に収納していました。大切にされておりましたので、良い状態の箪笥でした。桐箪笥も明治期の時代箪笥で、金具装飾が多く入った素晴らしい箪笥です。他にもお父様が集めていらっしゃった、宮田雅之の切り絵や木版画なども併せてお売りいただきました。以前、骨董商よりまとめて購入されたようです。切り絵が16点、木版画が2点、額装されていなかった為、多少傷みやシミの出てしまっているものもございましたが、当社で買取強化中の作家作品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。お客様が生まれる前より前からあったご家族思い出の箪笥、お父様が大切にされていたコレクション、当社で責任もって次へと繋げさせていただきます。本日は六角堂をご指名いただき、誠に有難うございました。

宮田雅之(みやたまさゆき)1926~1997年
ブックデザイナーをしていた宮田雅之は、文豪 谷崎潤一郎に見出され挿絵画家となります。刀勢画と呼ばれる独自の技法を確立し、繊細、力強く美しい作品は国内外で注目を集めます。1995年には日本人初の国連公式認定画家となります。
1926年 東京生まれ。
1960年 全米ブックジャケットコンテスト入賞。
1972年 講談社出版文化賞。
1973年 ハワイ日米文化センター主催「紙による日本の芸術展」特別出品。
1974年 ギリシャで「The World of Masayuki Miyata」開催。
1975年 ブラジルで「The World of Masayuki Miyata」開催。
1976年~各地で個展開催。
1991年 パリ・ビェンナーレ100年展特別出品。
1995年 日本人初の国連公式認定画家
1996年 北京中央工芸美術学院、上海大学、上海師範大学客員教授。
1997年 上海からの帰国の途中、機内において急性脳梗塞に見舞われ逝去。
2003年 北京・故宮博物院にて日中平和友好条約締結25周年記念「刀勢画・宮田雅之芸術展」を開催。

東京都千代田区にて加茂桐箪笥、帯、和装小物、八代亜紀の油彩画など。

東京都千代田区平河町にて伝統工芸士 中沢和夫の加茂桐箪笥、西陣 小森織物や北尾織物匠の袋帯、道明新兵衛の帯締め、八代亜紀の油彩画「まなざし」、家具、贈答品などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。桐たんすをご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、伝統工芸士 中沢和夫の加茂桐箪笥、西陣 小森織物や北尾織物匠の袋帯、道明新兵衛の帯締め、八代亜紀の油彩画「まなざし」、家具、贈答品など。本日お売りいただいた桐たんすは、新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、胴丸下六大洋和箪笥という形のたんすで、当社で数多く取り扱う高級桐たんすになります。前飾りには、峯生刀の銘あり。伝統工芸士である中沢和夫の作。多少の傷みはありましたが、全体的に状態良くまだまだ次へと繋げていける箪笥でございます。また、西陣の名門織匠やである小森織物の「古綾錦 縫箔全通袋帯」や北尾織物匠の「道長彩懐紙文 袋帯」、未使用の道明新兵衛の帯締めも併せてお売りいただきました。帯に多少の使用感があるものの、まだまだ次へと繋がるお品でございます。八代亜紀の油彩画は人気の猫をモチーフにした作品「まなざし」。八代亜紀は、永年にわたり歌手として活躍してまいりました。 余技としてはじめた絵画を、感性豊かな繊細な筆到と独特の超現実主義の表現で、画家としての世界も着実につくりあげてきました。フランス画壇の登竜門「ル・サロン」展へも5年連続入賞を果たし、永久会員となっております。アーティストとしての活動も積極的に行っております。他にも北谷家具のチェストや贈答品など、たくさんのお品をお売りいただきました。点数が多くお時間が掛かってしまいましたが、最後までお付き合いいただき有難うございます。ご親戚の大切にされていたお品々、大切に次へ繋げさせていただきます。本日は六角堂のご指名、有難うございました。

東京都江東区にて岩谷堂箪笥、チーク家具、板橋区にて松尾敏男のリトグラフなど

  

東京都江東区白河にて岩谷堂箪笥、チーク家具、着物など、豊島区上池袋にて松尾敏男のリトグラフ「春輝」、反物など、埼玉県富士見市にて掛軸をお売りいただきました。

本日は三件の出張買取。一件目は先日お呼びいただいた江東区白河のお客様のお宅へ、前回積み残した家具や着物などを買取にお伺いしました。岩谷堂箪笥は岩手県の伝統工芸品であり、こちらは三段の横長整理箪笥になります。欅材に南部鉄器の飾りと、とても雰囲気の良いたんすになります。残念ながら数か所にヤケによる変色、引き出し部にインク汚れなど汚れなどございましたが、大変素晴らしい箪笥ですので、買い取らせていただきました。他にもチーク製のドレッサーやワゴンなどもお売りいただきました。また、お着物や道明の帯締めなども併せてお売りいただきました。二度にわたり当社をお呼びいただき有難うございました。また、ご紹介いただいた不動産業者様、今回もお付き添いいただき誠に有難うございました。二件目は豊島区上池袋へ、遺品整理でお呼びいただきました。お売りいただいたお品は、松尾敏男のリトグラフ「春輝」、大島紬や結城紬、ちりめんなどの反物。反物は何点かシミの出てしまっているものがありましたが、証紙もあり良い反物でしたので買い受けさせていただきました。松尾敏男のリトグラフにも数か所シミが出てしまっておりましたが、六角堂の買取強化作家作品ですので、買取させていただきました。お母様の大切にされていたお品々、大切に次へと橋渡しさせていただきます。三件目は埼玉県富士見市へ、掛け軸のご処分でお呼びいただきました。以前にもご連絡いただきましたが予定が合わず、ようやくお伺いすることが出来ました。お時間をご調整いただき、有難うございました。お売りいただいた掛け軸は日本画や書のものなど。シミ汚れの出てしまっているものが多くございましたが、まだまだ次へと繋げることのできる作品、買取させていただきました。ご家族の大切に保管されていた掛軸、大切に次へと繋げさせていただきます。お呼びいただき有難うございました。本日は三件の出張買取で忙しい一日でありましたが、良いお客様に、お品に出会えて素晴らしい一日でした。明日からも出張買取、頑張ってまいります!

松尾敏男(まつおとしお)大正15(1926)年3月9日~平成28(2016)年8月4日
1926 長崎県長崎市に生まれる。
1943 堅山南風に師事。
1949 『埴輪』が院展初入選。
1962 院展奨励賞(以後4年連続)・白寿賞受賞。
1966 日本美術院賞(大観賞)受賞(同68,70年)。
1971 日本美術院同人に推挙。
1975 第60院展にて文部大臣賞受賞。
1978 日本美術院評議員に任命される。
1979 日本芸術院賞受賞。
1988 多摩美術大学教授に就任。
1994 日本芸術院会員推挙。
2009 平山郁夫の後任として日本美術院理事長。
2000 文化功労者となる。
2012 文化勲章受章。
2016 逝去。
「花の松尾敏男」とも称されるほど、花鳥画に定評がある。

東京都東久留米市にて加茂桐箪笥、読谷山花織、紬、木屋太、あらいそ帯など

東京都東久留米市にて加茂桐箪笥、読谷山花織、大島紬、結城紬、木屋太、あらいその袋帯などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。桐たんすやお着物をご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、加茂桐箪笥 二竿、読谷山花織、大島紬、結城紬、木屋太、あらいその袋帯など。お売りいただいた桐たんすは、新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、胴丸下三大洋和箪笥、胴丸昇り箪笥という形のたんすで、当社で数多く取り扱う高級桐たんすになります。前飾りには、久光刻の銘有り。所々に砥粉落ち、小傷などございましたが、買取強化中のタンスですので買取させていただきました。お着物は数が多く、査定に時間が掛かってしまいましたが、一点一点丁寧に査定させていただきました。数点シミ汚れの出てしまっているものもございましたが、仕付け糸の付いたものや状態の良いものが多くございました。読谷山花織(よみたんざんはなおり)は、沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物。織り地に先染めされた糸で花のような幾何学模様の文様を織り込んでます。大変手間のかかる織物なので、貴重な織物であります。お売りいただいた花織は単衣のお着物でした。大島紬は男物の本場大島紬。都喜エ門 金ラベルの証紙がございましたが、こちらは以前処分されてしまったようで見つけることが出来ませんでした。結城紬は奧順謹製の本場結城紬など。魚柄の袋帯は今河織物の人気ブランド、木屋太の袋帯でございます。木屋太の他にはない独自の切り口でデザインされる帯は、着物好きから多くの支持を受けています。あらいそは古代裂(名物裂)の復元に力を入れておられる機屋。名物裂以外、他の織物は一切創らないというこだわりと、舶載された当時の織味そのままに復元する技術に裏打ちされ、 他社のものとは風合いが違います。二つ並ぶ、タツノオトシゴのマークが、名物裂の復元をライフワークとする匠の印であります。この他にもたくさんのお着物や帯、和装小物などをお売りいただきました。搬出時に運び出しようにとご協力いただき、スムーズに終えることが出来ました。お客様の大切にされていたお着物、桐箪笥、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂をご指名くださり、誠に有難うございました。

神奈川県横浜市戸塚区にて仙台車箪笥二竿、ロイヤルコペンハーゲンの食器。

  

神奈川県横浜市戸塚区にて仙台閂型車箪笥二竿、ロイヤルコペンハーゲンの食器をお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。車箪笥を処分したいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、仙台閂型車箪笥二竿。大小二竿で明治、昭和期の頃のものと思われます。車箪笥とは、その名の通り底部に車輪の付いたたんす。江戸時代には火事が多く、火事などの災害時に綱を付けて引張って容易に移動できるように底部に車輪を付けたタンスになります。閂(かんぬき)とは、門や建物の出入り口の扉を閉ざすための横木のことで、左右の扉につけた金具に通して扉が開かないようします。閂箪笥とは、その錠の技術を箪笥に応用したものです。箪笥の場合、閂は縦に使われ、引き出しをロックする錠前として使われています。閂は鍵としてはとてもシンプルで、歴史的に伝統あるものでございます。大きい車箪笥は前欅の中は杉材、小さい車箪笥は総欅で作られてます。どちらも金具の装飾が素晴らしい時代箪笥です。車箪笥などの時代箪笥の需要は年々減少傾向にありますが、当社ではまだまだ買い取りを強化しております。ロイヤルコペンハーゲンの食器はブルーフルーテッド ハーフレースのカップ&ソーサーなど。中古品ではありますが、こちらもまだまだ人気のお品です。お売りいただきましたお品々、大切に次へと繋げさせていただきます。本日は六角堂をご指名いただき、誠に有難うございました。

東京都目黒区東山にて加茂桐箪笥、田村孝之介の絵画、掛軸など。

 

東京都目黒区東山にて加茂桐箪笥、田村孝之介の絵画、掛軸などをお売りいただきました。

不動産業者様のご紹介で、解体前のお片付け整理でお呼びいただきました。桐たんすや掛け軸などをご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、加茂桐箪笥、田村孝之介の絵画、掛軸など。お売りいただいた桐たんすは、新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、胴丸下三大洋和箪笥という形のたんすで、当社で数多く取り扱う高級桐たんすになります。前飾りには、久光刻の銘あり。所々に砥粉落ち、小傷、内部に黒カビなどございましたが、買取強化中のタンスですので買取させていただきました。絵画は洋画家 田村孝之介のグワッシュ「スペインの踊子」。サイズは三号で梅田画廊のシールがございます。古い作品の為、多少シミが出てしまっておりますが、買取強化中の作家作品ですので、お客様にご満足いただける査定額で買取させていただきました。掛軸は日本画、花鳥図、山水画など。こちらもシミの出てしまっているものが多くございましたが、全て買い取らせていただきました。多数まとめてのご売却、有難うございました。大切に次へと繋げさせていただきます。

田村孝之介(たむらこうのすけ)1903~1986年
1903年 大阪に生まれる。本名・大西孝之助。
1920年 上京して太平洋画会研究所に学ぶ。
1921年 大阪に戻り、小出楢重に師事する。
1924年 信濃橋洋画研究所に学ぶ。
1926年 二科展に「裸婦立像」「風景」で初入選。
1927年 第1回全関西洋画展全関西賞を受賞。
1936年 第23回二科展で「薄衣」「噴水」「海風」を出品。奨励を受賞。
1937年 二科会会員になる。
1940年 従軍画家として戦地に赴く。
1947年 熊谷守一・正宗得三郎・宮本三郎らと共に二紀会を創立。
1952年 ヨーロッパへ渡り、フランス、オランダ、ベルギーなどを巡る。
1974年 宮本三郎死去により、二紀会理事長に就任。
1978年 日本橋・高島屋で画業50周年展開催。
1984年 日本芸術院会員になる。
1985年 文化功労者に選ばれる。
1986年 6月30日 東京にて歿

グワッシュ(ガッシュ)不透明な水彩絵具の一種で、顔料をアラビアガムの水溶液で練ったもの。西洋中世の彩飾写本によく使われており、16世紀〜18世紀の細密画では、透明水彩とグワッシュを併用して使っておりました。デューラーの水彩による風景画や花や動物の習作もほとんどグワッシュによって描かれています。18世紀のフランス、スイス、イタリアの水彩画家たちは、パステル調の発色をもつ表現を開発。20世紀に入ると、ポスターやイラストレーションなど幅広い分野で用いられています。