東京都国立市にて、時代桐たんす、書道具、煎茶道具、大田垣蓮月尼の蓮葉形煎茶碗、古銀茶托。

 

東京都国立市にて、明治期の時代桐箪笥、書道具、煎茶道具、大田垣蓮月(蓮月尼)の蓮葉形和歌彫煎茶碗、古銀茶托をお売りいただきました。

遺品整理にて、お呼びいただきました。お婆様が生前大切にされていた煎茶道具や、硯、墨、筆などの書道具を買い取らせていただきました。買い取らせていただいた大田垣蓮月の煎茶道具は長きにわたって人気がございます。人気になればなるほど偽物という言葉が付きまとってくるのが骨董品です。多くの作家は自分の贋作が出されるのを嫌いますが、太田垣蓮月は「自分の偽物でその人が食べていけるのなら」と贋作の存在を許しました。その為、太田垣蓮月の作品には贋作が多い事から、見極める目を持っている鑑定士の判断が必要なお道具となっております。本物と贋作では、査定額に大きな違いが出ます。太田垣蓮月の作品をご処分される際には、普段から作品を扱っている六角堂へお任せください。古き良き時代の書道具、煎茶道具などの諸道具をお売りいただき有難うございました。
本日は日曜日で子供たちが家で暇をしており、長男が倉庫の掃除を手伝ってくれるというので、早々に帰宅しました。日曜日でしたので、道がガラガラでした。急にわたしのお手伝いをしたいというので何か魂胆があるなと思っておりましたが、何やら欲しいものがあるとのこと。子供は素直ですね。片付け整理を終え、今夜の夕食は家族で「ステーキのどん」さんへと行きました。こちらにはスープバーがあり、美味しいのでついつい飲み過ぎてしまいます。本日も五杯以上飲んでしまいました。とても美味しかったです。

大田垣蓮月(おおたがき れんげつ)
幕末・明治の歌人。一説に父は伊賀上野藩主藤堂氏、大田垣光古の養女。名は誠、蓮月は号。歌道を千種有功に学び武芸にも長じる。夫と死別後、神光院月心の門に入り、尼となる。小沢蘆庵・六人部是香に私淑し、若き富岡鉄斎を薫陶して頼三樹三郎・梁川星巌・梅田雲浜らと親交する。また手捏ねの茶器に自詠の歌を彫りつけた蓮月焼と称される陶器を作る。明治8年(1875)歿、85才。