神奈川県相模原市中央区にて、吉川啓示の屏風、薩摩琵琶、刀剣、掛軸、茶道具など。

     

神奈川県相模原市中央区にて、吉川啓示の屏風、薩摩琵琶、刀剣(銘あり刀、軍刀つくり)、掛軸、茶道具など、骨董品をお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。吉川啓示の屏風、薩摩琵琶、刀剣(銘あり刀、軍刀つくり)、掛軸、茶道具、銀製品など、たくさんのお品をお売りいただきました。吉川啓示(よしかわけいじ)は相模原市の日本画家です。作品は「丹嶺新雪」、六曲一双の屏風で、平成三年に描かれたものです。とても迫力のある大作となっております。刀剣は、銘のある刀や、軍刀のつくりをお売りいただきました。琵琶は、薩摩琵琶。薩摩琵琶は、鎌倉時代の初期に島津忠久と共に薩摩に移り住んだ盲僧宝山検校により伝えられたといわれています。薩摩藩の藩士達を修養する教訓歌を作り作曲して、薩摩琵琶が発展して広がりました。大きく鋭角なバチで琵琶の前面を叩きながら演奏するのが特徴です。今回お売りいただいた琵琶は薩摩琵琶ですが、琵琶には楽琵琶、筑前琵琶、荒神琵琶、盲僧琵琶、平家琵琶、五弦琵琶などの種類がございます。もちろん当社では、全ての琵琶、撥などの小物も買取いたします。掛軸は、仏画や日本画、書など。茶道具は、お稽古用のものが多くございましたが、一式全て買い取らせていただきました。中村清六は、佐賀県有田町にて高麗庵清六窯を構え、ロクロの名手といわれた陶芸家。佐賀県重要無形文化財 陶芸白磁 保持者に指定されました。本日は氏を代表する、白磁の壷を買い取らせていただきました。たくさんの品々をお売りいただき有難うございました。また、駐車スペースを用意していただいたり、お気遣いくださり有難うございました。またお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。
帰りの途中、相模原市にある「味の民芸 相模原並木店」へと寄り、食事をしました。ピリ辛牛肉山盛りつけ汁そば(麺二倍)に、アメーラトマトとをいただきました。ピリ辛牛肉山盛りつけ汁そばはすごいボリュームでしたが、とても美味く全て完食しました。最近食べ過ぎてしまいがちなので、夏に向けて体を引き締めなければと思います。

中村清六(なかむらせいろく)
佐賀県重要無形文化財 陶芸白磁 保持者。
大正5年長崎県波佐見町生まれ。田工業高教員を経て、初代奥川忠右衛門氏に師事。
昭和41年高麗庵清六窯を建て独立。
52年「現代の名工」で労働大臣卓越技能者表彰。
54年伊万里・有田焼第1回伝統工芸士に認定される。
55年黄綬褒章受章。全国伝統的工芸品展、日本伝統工芸展など多数入賞。
日本伝統工芸士会理事、県陶磁器技能士連合会会長。
平成23年没。

吉川啓示(よしかわけいじ)1910(明治43)年~2006(平成18)年
明治43年神奈川県生まれの日本画家
神奈川県生まれ
前田青邨(まえだせいそん)に師事。
溝村(現在の相模原市上溝)の出身で、院展(日本美術院)を中心に長年にわたって活躍されました。
院展への出品作品は、異国情緒漂う横浜の街並みが中心でしたが、院展引退後は矢立(携帯用の筆)を手に全国を巡り、市域や県内はもとより、坂東三十三霊場、四国八十八ケ所、奥の細道、中国へとわたり、二万枚もの写生画を残されたといわれております。