東京都目黒区上目黒にて、民国萬同順銘粉彩弥勒佛の置物、清代茶葉末釉の皿。

東京都目黒区上目黒にて、民国萬同順銘粉彩弥勒仏(布袋像)の置物、清代茶葉末釉の皿、掛け軸などをお売りいただきました。

遺品整理で、中国の骨董品や掛け軸などを処分したいとのことでお呼びいただきました。お売りいただきましたのは、民国期の萬同順銘粉彩弥勒佛(布袋様)の置物や茶葉末釉の皿、中国書画や日本画の掛軸など。粉彩(ふんさい)とはヨーロッパの七宝(銅胎七宝)の技術を陶磁器に応用したもので、琺瑯彩(ほうろうさい)、洋彩(ようさい)とも呼ばれております。弥勒佛は、笑いの佛ともいわれ、幸運・財運・健康運を招く仏様として、世界中で親しまれ、信仰されています。「弥勒」と聞くと、国宝の「弥勒菩薩半跏思惟像」を思い浮かべる方や、笑顔あふれる布袋様と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらも弥勒様のお姿の一つと言われております。はだけた衣、大きなお腹、あふれんばかりの笑顔、その姿は、執らわれのない、明るく素直な心、全てを受け入れる大きな心を表しております。底に萬同順と陶印があり、時代は民国期のものとなります。残念ながら、頭部に直しがございました。茶葉末釉の皿は、おそらく清代の頃のものと思われます。茶葉末釉らしいしっとりとした深い色合いが魅力的です。茶葉の粉末の色のように見えるため、茶葉末釉(ちゃようまつゆう)と呼ばれております。緑色と黄色が混ざった釉薬は蕎麦の実のようにも見えるため、日本では蕎麦釉(そばゆう)と呼ばれております。こちらも残念ながら、一か所縁にカケがございました。直しやカケなどございましたが、人気の中国骨董は当社で買い取りを強化していますので、お客様にご満足いただける査定額にて買い取らせていただきました。古き良き時代の美術品をお売りいただき有難うございました。
帰りの途中、いつもお世話になっているT橋氏、O橋氏と合流し、ガストさんで食事をしました。牛カルビとミックスフライ御膳にとろろをダブルでトッピング。とても美味しかったです。T橋氏ご馳走様でした!是非また市場の日に!

六角堂では、ただいま中国骨董・美術品・工芸品を積極的に買い受けしております!
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