東京都豊島区目白にて、桐たんす、お茶道具、煙草盆、下村観山の掛軸。

東京都豊島区目白にて、桐たんす、茶道具、煙草盆、下村観山の掛け軸をお売りいただきました。

解体前のお片付け整理でお呼びいただきました。時代桐箪笥にお茶道具、掛け軸などを買い取らせていただきました。画像の煙草盆は唐木製のもの。火入れは、唐物の炉均窯(ろきんよう)のもの。雨点のような青色鈞釉が魅力の陶磁器です。煙草盆(たばこぼん)は、火入(ひいれ)、灰吹(はいふき)、煙草入(たばこいれ)、煙管(きせる)、香箸(こうばし)など、喫煙具一式を納めておくものです。 「莨盆」とも書きます。こちらの煙草盆は、手無煙草盆(てなしたばこぼん)というもの。手付煙草盆に対していう言葉で、代表的なものとしては、行李蓋(こうりぶた)、舟形(ふながた)、櫛形(くしがた)があります。 こちらは櫛形煙草盆ですね。古き良き時代の茶道具一式、煙草盆でした。掛軸は、日本画家下村観山のもの。下村 観山(しもむら かんざん)は、明治 – 昭和初期の日本画の大家。東京美術学校(現・東京藝術大学)を第一期生として卒業後、同校で教えていましたが、岡倉覚三(天心)が野に下ったときに行動を共にし、横山大観、菱田春草、橋本雅邦とともに日本美術院の創設に参加されました。確かな技巧、深い東洋画への洞察による高純な名品の数々を残しました。下村観山は当社の強化買取り作家、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。良い時代のお道具をお売りいただき有難うございました。
本日もまた、息子と近所のスーパー銭湯「真名井の湯」へ行ってきました。先週行った時に体重を量ったのですが、今日量ってみるとなんと二キロも増えてしまってました。京都出張で食べ過ぎてしまったからでしょうか。明日からの出張買取、全力で頑張ります!

下村観山(しもむらかんざん)本名晴三郎
1873年(明治6年)4月10日 ~1930年(昭和5年)5月10日
1873 和歌山県和歌山市に生まれる
1881 家族と上京
1882 狩野芳崖に師事
1886 橋本雅邦に師事
1889 東京美術学校日本画科に一期生で入学
1894 東京美術学校卒業と同時に助教授に就任
1907 第1回文展に「木の間の秋」を出品
1914 日本美術院を横山大観らとともに再興
1915 第2回再興院展に「弘法師」を出品
1917 6月11日帝室技芸員となる
1928 フランス政府からコマンドール・カムボージュ勲章を受章
1930 横浜で歿