千葉県市川市にて、伝統工芸士中沢和夫作加茂桐箪笥(帯箪笥)、大名時計、和家具。

千葉県市川市南八幡にて、伝統工芸士中沢和夫作加茂桐箪笥(帯箪笥)、大名時計、九州民芸家具の椅子、囲炉裏ダイニングセットなどの和家具などのをお売りいただきました。

業者様のご紹介で、お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。お伺いした市川市南八幡はわたしが20年近く前に数年間住んだ土地。久々の本八幡駅でとても懐かしかったです。本日お売りいただいたタンスは、伝統工芸士中沢和夫の加茂桐箪笥。新潟県加茂市で作られている伝統工芸品加茂桐箪笥、四方丸の帯箪笥というタイプのもので、高級桐たんすになります。帯箪笥とは、帯専用の桐たんすで、出し入れがしやすく機能的な作りが特徴です。通常の和たんすとの大きな違いは、横幅。帯の幅に合わせて制作するため、和たんすよりも狭く無駄のない作りです。引き出しには帯締め・帯揚げなどの小物を収納します。所々シミ汚れが出てしまっておりましたが、痛みも少なくお客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。また、三越で購入されたという大名時計を買い取らせていただきました。大名時計とは、江戸時代に大名お抱えの御時計師達が、長い年月をかけて手造りで製作したもの。製作技術、機構、材質などの優れた「大名時計」は美術工芸品で世界に類のない日本独特の時計です。時刻はヨーロッパで使用された、24時間の定時法の時刻と異なり、大名時計は不定時法を用いた時計です。不定時法とは、夜明けから日暮れまでの昼を六等分、日暮れから夜明けまでの夜を六等分した時刻で、数字と十二支を使って表現されていました。夜明けと日暮れは季節によって時間が変わるため、昼と夜の長さが変わり、一時[いっとき]の長さが変わる時刻です。明治6年(1873年)を以って日本は定時法へ移行したことにより、その実用的使命を終えました。こちらは、三越が創業300年の際に販売されたレプリカモデルになります。欅材を使用し、鉄味の良い鐘が雰囲気良いですね。他にも、火鉢や和家具などを買い取らせていただきました。また、25日にオーク材のアンティーク家具を買い取らせていただくこととなりました。本日は良いものをお売りいただき有難うございました。
帰りに、市川駅にある「中華麺工房 男爵」さんへと寄り、味噌らーめんをいただきました。市川駅はやはり20年近く前に10年近く住んだ土地で、こちらの男爵にも数回来たことがございます。市川駅は数年前に大規模な土地開発がされたので、お店の場所が変わっておりました。本八幡駅もそうですが、10年もたつとずいぶんと変わってしまうものなんですね。それでも駅ビルのシャポーや喫茶店など、わたしが愛用したお店がまだ残っておりました。次お呼びいただいた時は、もう少しブラブラしてみようと思います。