埼玉県和光市にて、高田博厚のパステル画「裸婦」、ブロンズ像の買取り。

埼玉県和光市にて、高田博厚のパステル画「裸婦」、ブロンズ像をお売りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。お父様が大事にされていた絵画やブロンズ像を買い取らせていただきました。絵画は高田博厚のパステル画。高田博厚(たかだひろあつ)は1900年生まれの日本の彫刻家、思想家、文筆家です。少年時代から文学や芸術に目覚め、18歳で上京し彫刻や翻訳に従事しました。31歳でフランスに渡ると、作家のロマン・ロナン、哲学者のアラン、画家のジョルジュ・ルオーなどを始めとするヨーロッパの優れた知識階層と交流を重ねました。戦後もフランスにとどまり、彫刻家としての創作活動などを行います。帰国後は東京にアトリエを構えて制作を再開しました。写実にもとづく知的な作風の作品は今でも人気があります。ブロンズ像は人気の裸婦像、残念ながら作者は不詳でした。良いものをお売りいただきありがとうございました。お父様の思い出のお品、大切に次へと残していきたいと思います。帰りに市場へ寄ると、仲間たちがちょうど荷物を入れておりましたので、みんなで「とんでん」さんへと行きました。画像のあんこうの唐揚げ、白子の天ぷらは季節限定メニューですが、とっても美味しかったです。明日は仲間の倉庫作業を手伝うため、出張買取はお休みいただきます。
六角堂では「高田博厚」の作品を探しております。
ご所蔵の作品(版画、肉筆画、彫刻、ブロンズ像など)がございましたら、
無料にて誠意査定評価のうえ、即金で高価買取させていただきます。
高田博厚作品の正当な評価での売却をご希望の方は、是非六角堂までお問い合わせください!

高田博厚(たかだひろあつ)
1900年 石川県で生まれる
1912年 父の蔵書を読み、ロマン・ロナンの「ジャン・クリストフ」に感化される。当時12歳。
1918年 東京外国語学校イタリア語科に入学する
1921年 落第し退学 沢田庚子生と結婚する
1922年 コンディヴィの『ミケランジェロ伝』の翻訳を行う
1928年 当時非合法の共産党員をかくまい、警察に留置される
1931年 妻と子供を残して渡仏。
1937年 在欧日本人向けに、謄写版刷りの日刊『日仏通信』を始める
1938年 パリ日本美術家協会を設立
1940年 毎日新聞の特派員になる
1944年 駐独大使大島浩の命令で、在仏日本人とともにベルリンへ移される
1945年 ドイツ降伏後ソビエト軍に保護される
1948年 カンヌ国際映画祭日本代表をつとめる
1949年 読売新聞嘱託となる
1957年 帰国して東京へ住む
1966年 鎌倉市稲村ヶ崎にアトリエを建てる。大野常と再婚
1978年 逝去。(86歳)