東京都港区三田にて、人間国宝森口華弘の付け下げ、訪問着、上布の単衣、帯など。

東京都港区三田にて、人間国宝森口華弘の付け下げ、訪問着、上布の単衣、帯などのお着物をお売りいただきました。

本日は二件の出張。一件目は、港区白金へ、黒柿の水屋箪笥、絵画の見積もりへ伺いました。外国人のお客様でしたが、日本のものがお好きなお客様で、和家具や竹久夢二の版画など日本のものを大切にしていらしてました。古き良き日本の家具、伝統工芸品などが多くございました。二件目は、お着物の出張買取で、三田へお呼びいただきました。お着物を一点一点丁寧に査定させていただくと、染織家で友禅染めの重要無形文化財保持者(人間国宝)である森口華弘さんのたたき染め付け下げがございました。森口華弘さんは蒔糊技法を用いた友禅染め作品で知られておりますはね。久々人間国宝のお着物に出会えました。残念ながら、所々にシミ汚れが付いてしまってましたが、当社の強化買取り作品でしたので、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。他にも上布の単衣、訪問着、袋帯、和装小物などまとめて買い受けました。さすが港区ですね、良い作品がたくさん眠っております。お客様の思い出のお着物、大切に次へと繋げさせていただきます。この度は当社のご指名ありがとうございました。
倉庫へと戻る途中、埼玉県戸田市にある「らあめん花月嵐」へと寄りました。本日は期間限定メニューの薬膳火鍋ラーメン天紅、豚めしをいただきました。薬膳火鍋ラーメン天紅はたくさんの香辛料が入っておりますので、滋味豊富な味わいが特徴です。刺激的な辛さが美味しく、かつ元気になれますね。こちらでは色々な期間限定メニューが出ますので、毎回楽しみにしております。

六角堂では、人間国宝の着物作家作品を探しております。
森口華弘、小宮康孝、稲垣稔次郎、千葉あやの、芹沢銈介、森口邦彦、鈴田滋人、鎌倉芳太郎、志村ふくみ、羽田登喜男、二塚長生、玉那覇有公、宮平初子、北村武資、木村雨山、久保田一竹、小川規三郎、小川善三郎、上野為二、小宮康助、児玉博、古賀フミ、佐々木苑子、清水幸太郎、城ノ口みゑ、芹沢銈介、平良敏子、田島比呂子、中村勝馬、南部芳松、深見重助、福田喜重、松原定吉、宗廣力三、森口邦彦、山田栄一、山田貢、与那嶺貞、六谷梅軒、由水十久
以上の作家作品がございましたら、六角堂をご指名ください。高額査定で買い受けます。

森口華弘(もりぐち かこう)1909年(明治42)~2008年(平成20)
滋賀県守山市出身。本名は平七郎。号は華弘。
1924年より京友禅師中川華邨に師事。四条派画家疋田芳沼に日本画を学び、1939年に独立。
蒔絵技法のひとつ梨子地と伝統の染め技法である撒糊を組み合わせた独自の技法により創作的な技術を完成させる。
1955年、第2回日本伝統工芸展に3作品を初出品しすべてが入選。
その内一点が朝日新聞社賞に選出。翌年第3会展でも文化財保護委員会会長賞を受賞する。
67年には58歳の若さで国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。
71年に紫綬褒章、80年に勲四等旭日小綬章を受章など日本を代表する友禅師として国内のみならず世界的に高い評価を得ている。
平成20年2月21日逝去。