埼玉県さいたま市桜区にて、和たんす、伏見人形嘉楽作「竹取翁」置物。

埼玉県さいたま市桜区にて、和たんす、伏見人形嘉楽作「竹取翁」の置物をお売りいただきました。

遺品整理にてお呼びいただきました。画像の「竹取翁」置物は、京都の伏見で作られる土人形、「伏見人形」。土で原型を作り,型抜きして大量生産しております。簡単な彩色を施したものが多い。安土桃山時代から伏見稲荷の門前で生産販売されたと伝えられ,江戸時代には各地に製法や形式が伝播されました。土人形の元祖とされております。 買い受けましたのは、嘉楽の作。竹取翁のきめ細かな素晴らしい作品でした。良いお人形さんをお売りいただき有難うございました。帰りに、ふじみ野市にある中華料理屋「バーミャン」さんへと寄りました。こちらでは、「ご当地ラーメン祭り」 なるものが開催されておりました。ご当地ラーメン祭りをされている店舗は全国でもほんのわずかな店だけのようです。わたしは、「肉盛り徳島ラーメン」なるものをいただきました。濃い目のスープに肉がしみ込んでとても美味しかったです。今度は違ったご当地ラーメンもいただいてみたいと思います。
六角堂では、古い人形・彫刻作品を探しております。木彫、ブロンズ像、日本人形、御所人形、市松人形、抱き人形、鳴き人形、三つ折人形、はいはい人形、木目込人形、能人形、土人形、紙塑人形、桐塑人形、生き人形、鎧兜、甲冑、こけしなどの民芸人形、創作人形、西洋人形、ビスクドールなどがございましたら六角堂をご指名ください。

伏見人形(ふしみにんぎょう)
伏見人形は 稲荷山の植土を以て造った最も古い郷土玩具であります。
全国で九十余種以上ある土人形のなかで、伏見人形の系統をひかないものはないといはれるほど我が国土人形の元祖であり、民俗的な美しさを誇っております。その起源はむかしむかし土師部(はじべ・土でいろいろなものを造る人)は歴史に名高い野見宿称(のみのすくね)の後裔にあたる土師氏が統轄して土器を造っておりました。垂仁天皇の時代に朝廷より土師職に任命され、伏見深草の里に住んで土器、土偶(土人形)を創りだし茲に生まれたのが伏見人形であります。稲荷大社の祭事に使われる耳土器をはじめ、お使い姫の狐や饅頭喰いチョロケン、玉、でんぽ等、お馴染み深いものなど現在残っている原型、土型は三千種余り、往事の風俗、伝説を人形に表現したものが殆どで着想の飄逸、奇抜、ユーモアに富んだ面白さ、豊かな味、そしてその一つ一つににじみでている庶民的な素朴さは外国の人々にまで親しみをもたれています。