東京都文京区小石川にて、桐箪笥、お着物、お茶道具、万代草山の茶壷、八木澤啓造の煤竹通い筒。

 

東京都文京区小石川にて、桐箪笥、着物、茶道具、洛東 万代草山の茶壷、竹工芸の名工 八木澤啓造の煤竹通い筒をお売りいただきました。

年末整理とのことでお呼びいただきました。使わずにしまったままになっていた。お着物やお茶道具などを、今年の年末整理で処分されることとなり、お呼びくださりました。万代 草山(まんだい そうざん)は1935年生まれ(昭和10年)はの京焼の陶芸家。茶入、茶壷、飾り壷などを数多く作られていらっしゃいます。茶壺(ちゃつぼ)とは、石臼で擂りつぶす前の抹茶、すなわち碾茶(葉茶)を保管するために用いられる陶器製の壺(葉茶壺)のことで、古くは抹茶を入れる茶入を「小壺」と呼んだことに対して大壺とも呼ばれました。通い筒は、切り花を持ち運ぶために作られた竹筒のことで、送り筒とも言われます。寸動に切った竹に、藤蔓の手提げ緒が付けられた物。煤竹(すすだけ)とは、古い藁葺き屋根民家の屋根裏や天井からとれる竹のことで、100年から200年以上という永い年月をかけ、囲炉裏の煙で燻されて自然についた独特の茶褐色や飴色に変色しているのが特徴。煙が直接当たっている部分は色濃く変色しているが、縄などが巻かれて直接煙が当たらなかった部分は変色が薄く、ゆえに1本の竹に濃淡が出て美しい表情をもっております。良いお道具をお譲りくださり有難うございました。
六角堂では、裏千家、表千家、武者小路千家、裏千家久田家、表千家堀内家、藪内家、遠州流、宗偏流、松尾流、江戸千家、大日本茶道学会などのお道具、作家物からお稽古用まで、お茶道具に関して幅広く取り扱っております。お茶道具の専門スタッフか、お見積もりにお伺いし、査定させていただきます。ご不要になりましたお茶道具がございましたら、六角堂までお問い合わせください。お客様にご満足いただけるよう、頑張ります!
画像の柚子は我が家の庭になったものですが、朝見ると何やらボコボコしてきました。突然変異でしょうか。冬至の柚子風呂が待ち遠しいです。もつ鍋は昨夜志木市場の忘年会に参加していただいたもの。中野駅の和民さんでいただきました。とっても美味しかったです。

八木澤啓造(やぎさわけいぞう)
1927年 10月11日生 大田原市に生まれる
1947年 黒羽町の竹工芸作家鈴木峯斎氏に師事、大田原市に「矢木澤竹工房」を設立
1949年 八木澤蒼幵を名のる 昭和50年蒼幵改め啓造、八木澤竹工房設立、現在に至る
1975年 八木澤竹芸研究会を主催し、竹細工を指導する、日本工芸会より日本工芸会正会員に認定される
1981年 大田原地域職業訓練センターの設立と同時に理事に就任、併せて職業講座竹工芸科の講師となる。栃木県技能検定試験首席検定員(竹工芸)
1982年 第33回全国植樹祭(栃木県開催)において、陛下のお手蒔き会場並びに御宿泊の部屋に盛籠「向日葵」を出品し天覧の栄を賜る
1985年 アメリカ合衆国シアトル市名誉市民、NHK文化センター竹工芸講師を6年間努める、業務精勤により黄綬褒章受賞
1986年 この年から毎年、中国に於いて技術指導を行う(河南省洛陽市、福建省長汀県)
1987年 栃木県警察本部長より天機奉伺の献上,果物籠永年製作により感謝状を受ける
1989年 栃木県文化功労者、栃木県教育委員会より表彰を受ける
1991年 労働関係の功績で勲六等瑞宝章受賞、中華人民共和国河南省洛陽市洛寧県栄誉賞を受ける
2006年 8月9日永眠されました。