東京都武蔵野市にて、茶箪笥、玉川堂の亀甲文 銅製茶器揃、博多織草木染日野間道の帯や着物など。

東京都武蔵野市にて、茶箪笥、玉川堂の亀甲文 銅製茶器揃(急須・建水・茶筒)、博多織草木染日野間道の帯や着物などをお売りいただきました。

今年もいよいよ残り一か月。早くも師走となりました。古物業界もお客様の年末整理で忙しくなる時期です。11月は比較的安定しておりましたが、後半頃からご予約が入り始めております。六角堂は年内休まずに出張、出張、出張買取の日々を送ります!本日は、武蔵野市へお引越し前の片付け整理にてお呼びいただきました。引越し先にお荷物が収納できなくなるとの事で、仕方なくご処分されるとの事、どなたかにお使い頂ければとお呼びくださりました。茶箪笥、玉川堂の亀甲文 銅製茶器揃、博多織草木染日野間道の帯や着物など、六角堂の得意アイテムが多々ございました。一点一点丁寧に査定し、お客様にご満足いただける査定額にて買い取らせていただきました。玉川堂の亀甲文銅製茶器揃は、急須・建水・茶筒のセットで、どれも未使用、付属品も揃っており保管状態も良かったです。茶箪笥はタモ材の時代水屋。多少痛みのあるものの、良いお品ですので買い受けました。博多織草木染日野間道の帯は少々古いもので、若干シミ汚れがございましたが、良いお着物ですので買取させていただきました。思い出のお品々、大事に次へと繋げさせていただきます。お忙しい中、ご指名くださり有難うございました。
帰宅後、家族でふじみ野市にある「ホルモン 賢」へ行きました。寒くなりましたので、温かいお鍋が食べたいとの事で、わたくしの大好物もつ鍋を食べようということになりました。炭火七輪でいただくカルビやホルモン、白味噌ベースで、甘辛く・コクが深い、大振りのもつとたっぷり野菜のもつ鍋。どれも美味しく、お腹いっぱいになりました。栄養付けて、年内頑張ります!

日野間道(ひのかんどう)
日野という名称は茶道を利休に学んだ権大納言(ごんだいなごん)日野輝資(ひのてるすけ)の愛用裂と伝えられ、日野肩衝(かたつき)とともに著名である。間道は一般的に堅縞と思われているが、本歌の片側には織り耳があり、段文様であることがわかる。経、緯の地糸には白茶色の撚りの強い細い木綿糸を用い、絵緯波、樺茶(かばちゃ)、蘇芳(すおう)、薄紅色を用いている。
平組織の打ち込みが荒く透けるガーゼ状の段と、絹の色緯は経二本ずつ浮かせて打ち込みを密にし、さらに経緯ともよろける効果を出している。よろけ織りは他の名物裂には見られず、織り方糸使いに特徴があり、色彩も異国的で、極めて美しい裂である。
間道は「かんどう」とも「かんとう」とも「かんとん」とも発音され、漢東・漢島・広東・などとも書かれる。インド方面の織物を祖とし、広東方面に伝播し、ここを貿易港としたことから広東、漢東などの呼称が起こったものと思われ、間道はその当て字ということになる。一般に縞織物を指している。茶入れの仕覆に用いられたのは古く、会記面では緞子や金襴に先行し、そして金襴や緞子が重宝されるようになっても、間道の派手さ、渋味、美しい新鮮さを持つ織物は茶人の心を魅了し続けている。