東京都武蔵野市緑町にて、和たんす、お着物、掛け軸、十二代今泉今右衛門本人作色鍋島更紗文花瓶をお売りいただきました。

 

東京都武蔵野市緑町にて、和たんす、お着物、掛軸、十二代今泉今右衛門本人作色鍋島更紗文花瓶をお譲りいただきました。

遺品整理の買取でお呼びいただきました。掛軸やたくさんの作家物陶磁器をお売りいただきました。今右衛門作品は当社で買い取りを強化しておりますので、お客様にご満足いただける査定額にて買い受けました。お忙しい中、当社のご指名有難うございました。本日も大変暑く、たくさん汗をかきましたので、仕事帰りに骨董屋仲間たちと合流し、埼玉県川越市にある「小江戸はつかり温泉 川越店」へと行きました。仕事終わりの温泉はとても気持ちよかったです。夏休みに向けてサウナも頑張って入りました。入浴後の食事も美味しかったです!

今泉今右衛門(いまいずみいまえもん)は、肥前有田の窯家。焼物の三右衛門(柿右衛門、今右衛門、太郎右衛門)の一つ。
赤絵屋十六軒の一つで江戸期は鍋島藩の御用赤絵師。後期以降は藩の勢力と同様に衰退の道を辿る。
明治維新の窯業の自由化を機会に、かつて作風を取り戻そうと作陶を始めたのが十代今右衛門。当代は十四代。

十二代 今泉今右衛門(1897〜1975)
昭和23年(1948)襲名。本名は今泉平兵衛。
祖父である十代、父である十一代のもと専ら家業に打ち込み、近代色鍋島の復興に生涯を捧げる。 昭和27年に無形文化財の指定を受け、昭和46年には色鍋島技術保存会代表として、国重要無形文化財総合指定を受ける。
1967年、紫綬褒章
1968年、今右衛門古陶磁参考館を設立。
1972年、勲四等旭日小綬章

色鍋島(いろなべしま)鍋島焼のうち上絵付けの施されたものをいいます。色鍋島の色は、染付けの藍色と上絵の赤・緑・黄色の4色が基本となってます。染付の段階で主要な文様が描かれ、上絵付けの赤の文様の部分にも薄い染付で輪郭が施されます。その上から赤の線が引かれ、その線描きの中が赤で塗られます。緑や黄色は赤の様に輪郭線がはっきりとは出ないため、染付け線で枠取りされ内側に緑・黄色が塗られます。4色の配分は標準的作品では染付の藍色が面積が広く、次に上絵の赤、次に緑です。黄色は最も少ない配分です。(中には配分が異なるものもあります)文様が変わっても同じような印象があるのはこのようなルール化された配色が大きく関係していると思われます。