東京都三鷹市井の頭にて、千家十職中川浄益造の仏具(燭台、花瓶)を買い取りました。

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東京都三鷹市井の頭にて、千家十職中川浄益造の仏具(燭台、花瓶)を買い取りました。旧家解体前の家財処分でお呼びいただきました。残念ながら香炉はありませんでしたが、人気金工作家のお品ですので、お客様にご満足いただける価格で買い受けさせていただくことが出来ました^^

仏具のうちでも、燭台(しょくだい)、花瓶(かへい)、香炉を一組にまとめた供養具を三具足(みつぐそく)といいます。その源流は古代インドにあります。燭を灯して室を明るくし、花で美しく飾り、心を安らげるために香を焚き、客を招くというインド古来の習俗が仏教に採り入れられ、仏供養の基本になりました。やがて時代は下り、三具足が単独で茶の世界で用いられるようになりました。元来の三具足の大きさから茶の湯の用にあわせて、形がととのえられていると思われます。

千家十職中川浄益 中川家は古くは錺師(かざりし)と呼ばれたように、金工の精巧な作品を得意とし、すぐれた金工の技を伝承してきた家です。例えば鋳物(いもの)や鎚物(うちもの)、彫金、象眼、七宝など、また用いられる金属素材も金、銀(南鐐)や銅を中心に青銅、真鍮(しんちゅう)、砂張(さはり)と極めて豊富です。
そのような技術と素材の特性を生かして作られてきた茶の湯の金工の用と美の世界をあますところなく展観しました。

当社では、千家十職をはじめ、作家物のお茶道具からお稽古用のお茶道具まで幅広く買取りさせて頂いております。千家十職は 表千家、裏千家、武者小路千家の茶道三千家で使う茶道具を作ることを業とした職方の事であります。茶碗師 楽吉左衛門 釜師 大西清右衛門 塗師 中村宗哲 指物師 駒沢利斎 金物師 中川浄益 袋師土田友湖 表具師 奥村吉兵衛 一閑張細工師 飛来一閑 竹細工柄杓師 黒田正玄 土風炉焼物師 永楽善五郎の各家が千家の道具をまかなっています。 沢山のご依頼お待ちしております。六角堂は、東京都内はもちろん、関東一円出張見積無料、鑑定無料です。数量が多い場合、他にも美術品・骨董品などの鑑定物がある場合は全国出張可能です。 お気軽に、ご相談ください!!