東京都杉並区松庵にて、掛け軸、書道具、日展審査員帖佐美行の彫金パネル額「海幸」をお売りいただきました。

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東京都杉並区松庵にて、掛け軸、書道具、日展審査員帖佐美行の彫金パネル額「海幸」をお売りいただきました。

リフォーム前のお片付け整理との事でお呼びいただきました。お忙しい中、有難うございました!六角堂では、以下の金工作家の作品を探しております。
飴谷有珉、石黒光南、初代魚住為楽、内島青鳳、海野盛寿(凌雲斎)、海野勝珉、二代海野美盛、海野清、圓鍔勝三、大澤光民、大島如雲、大森雪峰英友、奥山峰石、香川勝広、鹿島一谷、鹿島秀広、桂盛仁、加藤忠三郎(紫金堂)、香取秀真、香取正彦、門脇喜平、金森映井智、金谷五郎三郎、加納夏雄、鴨下春明、菊池政光、北村静香、黒川栄勝、黒瀬宗康、高玉斎一久、小林親光、駒井音次郎、齋藤明、佐々木象堂、澤田宗味、正阿弥勝義、須賀松園、須賀月真、関谷四郎、紹美栄祐、鈴木長翁、鈴木盛久、高村豊周、田口壽恒、玉川宣夫、帖佐美行、塚田秀鏡、豊田勝秋、内藤四郎、中川衛、中杉与七、二橋衡、根来実三、野上龍起、般若勘渓、羽原秋芳、本間琢斎、蓮田修吾郎、増田三男、丸谷瑞堂、三好三治、村田整珉、米光光正、和田美之助、山田宗美

帖佐美行(ちょうさ よしゆき、1915年(大正4)~2002年(平成14))
鹿児島県出身。本名は良行。昭和~平成時代に活躍した日本の金工家、工芸家です。
伝統の技法に溶接、鍛造などの技法を取り入れ、多彩な文様が彫られた緻密で優美な作域を特徴とした香炉や花入なども制作しています。
また、建築の壁面装飾の分野にも作品を展開しており、近代彫金工芸の第一人者として多くの美術展や作品展に出品、受賞を重ねました。

1915年 鹿児島県で生まれる。
1930年 小林照雲に師事する。
1940年 海野清に師事する。
1955年 日展で特選となる。
旧ソ連政府に作品買い上げとなる。
1957年 日展審査員をつとめる。
1962年 第5回改組日展で「牧場のある郊外」にて文部大臣賞を受賞する。
1965年 日展出品作「夜光双想」により日本芸術院賞を受賞する。
1974年 日本芸術院会員となる。
1975年 日展常務理事となる。
1978年 WCC国際会議日本国内委員となる。紺綬褒章を受章する。日本新工芸家連盟を結成し、代表委員となる。
1979年 彫金の詩50年帖佐美行展を開催する 。
1980年 奈良·東大寺昭和大修理落慶に際し、作品を奉納する。
1981年 帖佐美行彫金展を開催する。
1982年 日本新工芸家連盟会長に就任する。
1984年 皇居新宮殿のために『和讃想』を制作する。
1985年 京都賞受賞金メダル原型を制作する。
1986年 フランス政府シラク首相へ『柏実の夢』を贈呈する。
1987年 勲三等旭日中綬章を受章する。文化功労者に顕彰を受ける。
1991年 改組第23回日展にて天皇・皇后両陛下に作品のご説明をする。第13回日本新工芸展にて三笠宮・同妃両殿下に作品のご説明をする。
1993年 文化勲章を受章する。
1998年 日仏交流の一環としてパリで個展を開催する。
2002年 87歳で逝去。