東京都葛飾区奥戸にて桐箪笥・お着物・お茶道具・千家十職中川浄益の南鐐(純銀)茶托。

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東京都葛飾区奥戸にて桐箪笥・お着物・お茶道具・千家十職中川浄益の南鐐(純銀)茶托をお譲りいただきました。

年末の片付け整理での買取り依頼をいただきお伺いさせて頂きました。お売りいただきありがとうございました。当社では、千家十職をはじめ、作家物のお茶道具からお稽古用のお茶道具まで幅広く買い取ちさせて頂いております。千家十職は 表千家、裏千家、武者小路千家の茶道三千家で使う茶道具を作ることを業とした職方の事であります。茶碗師 楽吉左衛門 釜師 大西清右衛門 塗師 中村宗哲 指物師 駒沢利斎 金物師 中川浄益 袋師土田友湖 表具師 奥村吉兵衛 一閑張細工師 飛来一閑 竹細工柄杓師 黒田正玄 土風炉焼物師 永楽善五郎の各家が千家の道具をまかなっています。 沢山のご依頼お待ちしております。六角堂は、東京都内はもちろん、関東一円出張見積無料、鑑定無料です。数量が多い場合、他にも美術品・骨董品などの鑑定物がある場合は全国出張可能です。 お気軽に、ご相談ください!!

千家十職中川浄益 中川家では元々は甲冑や鎧を制作しており、初めて茶道具を手掛けたのは初代・中川與十郎が千利休の依頼を受けてやかんを制作した事で、これを契機に茶道具作りを家業とする事に決め、與十郎は紹益と名乗るようになります。
2代も紹益の名で受け継ぎましたが、正式に三千家に収めるようになると、紹益という名は当時の豪商・佐野紹益と紛らわしく不都合を生じるようになったため表千家4代・逢源斎の勧めで改名し、「浄益」と名乗るようになりました。
そして浄益の名を受け継いだ3代は歴代の中でも鋳物の名手として知られ、砂張という胴と錫、鉛の合金を使った鋳造を発明しており、数々の名作を残しました。
ちなみに砂張は鋳造が非常に難しいとされている技法で知られています。
6代の時に8代・啐啄斎の機嫌を損ねてしまい、一時表千家の出入りを禁じられてしまい、裏千家の御用をつとめていました。
9代・了々斎の代になって出入りを許され、茶人として「宗清」の茶名を持つほどの腕前でした。
時代の流れによって家業の存続の危機に直面する事もありましたが、11代まで続いており、現在空席となっている当主に就く人物の成長を待っています。