東京都青梅市にて、長火鉢や日本人形、棟方志功?の掛軸「万里水雲長慈航又何処」などをお譲りいただきました。

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東京都青梅市にて、長火鉢や日本人形、棟方志功?の掛軸※「万里水雲長慈航又何処」などをお譲りいただきました。

我が家の家宝を買い取ってほしいとご連絡いただき、即日お客様宅へ伺いました。でてきましたのは、棟方志功の掛軸。早速見積もりをさせていただきましたが、残念、贋作のお品でした。棟方志功は非常に偽物の多い作家です。骨董品や有名作家のお品には贋作がたくさん存在します。インターネットが普及した今日、ネットオークションなどにたくさんの贋作商品が出回ってしまっているようです。今後わたくしたち買い出し屋も気を引き締めていかなければと思います。贋作の技術が向上しているようで、怖いですね。皆様も骨董品や絵画などを購入される場合は、信頼できるお店での購入をお勧めします。できれば鑑定書などが付いてるお品を選ばれると良いかもしれません。六角堂では、今後も本物、偽物の違いに対応できるよう目を鍛えていきます。確かなものには高額になるお品、正当な評価での売却をご希望の方は、是非六角堂まで!豊富な経験と見識のあるスタッフがご対応させて戴きます。お客様のご意向を尊重し、ご満足いただけるように精一杯頑張ります。弊社では、査定・出張の際に手数料をご請求することは一切ございませんので、ご安心ください。

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棟方志功 (むなかた しこう、明治36年(1903)9月5日~昭和50年(1975)9月13日 72才没)

京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校を卒業。
土田麦僊、榊原紫峰らと国画創作協会を結成。
古川龍生、川上澄生の影響で木版画を志す。
昭和3年、国展日本画部の解散後は展覧会への出品をやめ、孤高の道を歩む。
20世紀の美術を代表する世界的巨匠。宗教的主題の多くの傑作を生み出す。          彼は版画を「板画」と称し、木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けた。

1903年 青森県青森市の刀鍛冶職人の三男として生まれる。
1921年 ゴッホの「ひまわり」を見て画家になろうと決心する。
1928年 平塚運一に出会い、版画誌「版」の同人となる。第8回日本創作版画協会展、第6回春陽会展に入選。油絵「雑園」で帝展初入選。
1935年 国画会会友に推挙される。
1960年 日展評議委員となる。左眼を失明。日版会を設立。
1963年 紺綬褒章を受章。倉敷の大原美術館に棟方館完成。
1970年 文化勲章受章、文化功労者に顕彰される。毎日芸術大賞受賞。
1975年 死去。享年72歳。

※「万里水雲長慈航又何処」と書かれておりますが、要約すると“人生は涯しない大海原を漂うごときもので、何処へ行くのかわからない。今日もまた菩薩の慈しみを信じて、航くのみである”という仏語の言葉です。