千葉県市川市にて北村武資、羽田登喜男、輝衣雅人の帯、都喜ヱ門の大島紬。

千葉県市川市にて北村武資の袋帯、羽田登喜男の名古屋帯、輝衣雅人の明つづれ帯、都喜ヱ門(金ラベル)の藤白泥大島紬をお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お着物を数点ご整理されたいとお電話いただき、本日出張買取させていただきました。お伺いする前に数社が見積もりに入っており、相見積もりでありましたが、査定を頑張らせていただき当社にお売りいただくこととなりました。お売りいただいたお品は、人間国宝 北村武資の袋帯、人間国宝 羽田登喜男の名古屋帯、都喜ヱ門(金ラベル)の藤白泥大島紬、輝衣雅人の明つづれ袋帯など。いずれも素晴らしいお着物ばかりでございました。多少の汚れ、使用感あるものの、全体的に状態が良かったです。当社の買取強化作家作品でしたので、高価査定となり、買取させていただくこととなりました。またお着物をご処分される際にはお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。大切にされていたお着物、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂をご指名いただき、誠に有難うございました。

北村武資(きたむらたけし)
1935年~ 昭和後期~平成時代の染織家。
昭和10年8月18日生まれ。上代織の一種である羅(薄絹),経錦(たてにしき)の伝統技法を体得。菱文,唐花文などの複雑な文様をおりだす。昭和40年日本伝統工芸染織展初入選。以来同展で受賞をかさね,平成7年羅で,12年経錦で人間国宝。京都出身。

羽田登喜男(はたときお)
1911~2008年 昭和~平成時代の染色家。
明治44年1月14日生まれ。南野耕月に加賀友禅(ゆうぜん)を,曲子(まげし)光峰に京友禅をまなぶ。昭和12年京都で独立。30年日本伝統工芸展初入選。祇園(ぎおん)祭の蟷螂山(とうろうやま)の胴掛けなども手がけた。63年友禅で人間国宝。平成8年フランスのリヨンで京友禅展をひらいた。平成20年2月10日死去。97歳。石川県出身。

都喜ヱ門(ときえもん)
「紬一つをわが命とぞする」を人生哲学として、七十有余年を大島紬と共に歩む。
本場大島紬の伝統技法をベースに、新しい図柄・技法を求め、絣や染色技法を開発する。
時代を先取りする作品創りに打ち込まれ、1973年には『都喜ヱ門』ブランドを展開する。
都喜ヱ門の作り出す、色彩豊かで美しく、豪華絢爛な大島紬は「ペルシャ絨毯をしのぐ」とも言われております。