東京都三鷹市にて加藤春鼎、丸田正美、諏訪蘇山、小野珀子のぐい呑。

      

東京都三鷹市にて加藤春鼎、丸田正美、三代 諏訪蘇山、小野珀子のぐい呑、着物、反物をお売りいただきました。

業者様のご紹介でお荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。お着物や反物などをご処分されたいとのことでご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、紬や訪問着などのお着物、紬や作家物の反物、二代加藤春鼎の黒引出しぐい呑、丸田正美の黒牟田焼 塩釉呉須ぐい吞、三代諏訪蘇山の飛青磁酒盃、小野珀子の金襴手ぐいのみなど。たくさんのお品をお売りいただきました。状態良く、当社で買取強化中の作家作品もあり、お客様にご満足いただける査定額で買取することが出来ました。ご家族が大切にされていたお着物やお道具、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日は六角堂をご指名いただき、有難うございました。

二代 加藤春鼎(かとうしゅんてい)昭和2年~平成7年
瀬戸市赤津町 鼎窯 号春倫。
昭和36年、二代春鼎襲名。鼎窯会主宰。
「古瀬戸鉢」瀬戸市永年保存に選定。
日本工芸会正会員。
日本工芸会東海支部役員。
瀬戸陶芸協会理事。
朝日陶芸展運営委員。
県展審査委員。
愛知県芸術選奨、教育文化功労賞。高島屋、松坂屋などで個展開催。

丸田正美(まるたまさみ)1925~1979年
日本工芸会正会員、黒牟田窯の陶芸家。享年54。号麦民。
1925年 9月10日佐賀県武雄市の窯元に生まれる。
1942年 佐賀県立有田工業高校窯業科を卒業。
1950年 人間国宝 浜田庄司に師事する。
1960年 佐賀県展で最高賞受賞。
1963年 第37回国展に入選。
1966年 日本工芸会西部展で最高賞受賞。
1970年 日本伝統工芸展。
1973年 一水会展に出品。
1978年 日本工芸会正会員となる。同年、東急本店で九州陶芸三人展を開催する。
1979年 逝去。
桃山末期に開窯した黒牟田窯の伝統技法に、塩釉を使って民芸的な独特の作風を築いた。代表作に「塩釉鉄砂呉須陶鉢」など。

三代 諏訪蘇山(すわそざん)1932年~2005年
三代諏訪蘇山は二代諏訪蘇山の弟・米沢蘇峰の次男として京都に生まれ、二代の養子となる。
本名を修という。富本憲吉、近藤悠三、清水六兵衛氏に師事。
1955(昭和30)年 京都市立美術大学陶磁器科を卒業。
1970(昭和45)年 3代諏訪蘇山を襲名。
1971(昭和46)年 光風会審査員に就任。
1976(昭和51)年、京都市美術展審査員に就任。
2002(平成14)年 古希を機に三女・公紀に家督を譲って隠居、「玄心」と改名。

小野珀子(おのはくこ)1925~1996
愛知県名古屋市出身
大正4年 小野琥山の長女として生まれる。
昭和39年 加藤土師萌の釉裏金彩技法に強い感銘を受け、独学で研究をはじめる。
昭和44年 釉裏金彩金襴手の、技法を完成し陶芸展出品を始める。
昭和45年 九州・山口陶磁展で「釉裏金彩紫陽花文青釉壺」が第一席を受賞。同年、日本伝統工芸展に初入選。
昭和48年 日本工芸会正会員認定、日本陶芸展1部優秀作品賞。
昭和56年 日本陶芸協会賞受賞。
平成4年 佐賀県重要無形文化財に指定。
平成8年 永眠