東京都北区滝野川にて若井良一の油彩画、大山忠作の石版画、男物の紬など。

    

東京都北区滝野川にて若井良一の油彩画「道」、大山忠作の石版画「双鶴」、大島紬など男物のお着物などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。絵画やお着物などをご処分されたいとご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただきましたお品は、若井良一の油彩画「道」、大山忠作の石版画「双鶴」など絵画多数、大島紬や久米島紬など着物など。たくさんのお品をお売りいただきました。大山忠作は現代日本画壇の重鎮として日本の芸術文化の振興・発展に尽力した画家。鯉を描く画家として有名です。他にも油彩画、リトグラフなど、たくさんの絵画をお売りいただきました。お着物は男物が多くございました。紬や袴など、多数お売りいただきました。シミ汚れの出てしまっているものもございましたが、ウール、喪服以外全て買取させていただきました。本日積みきれなかった絵画や家具など、来週再度出張買取させていただくこととなりました。次回もよろしくお願い致します。本日はお忙しい中、六角堂のご指名ありがとうございました。

大山忠作(おおやまちゅうさく)1922年 〜 2009年
1922年 5月5日、福島県二本松市に生まれる
1943年 学徒出陣のため、東京美術学校を繰り上げで卒業
1946年 台湾から復員後の第2回日展で「O先生」が初入選
1947年 山口蓬春に師事
1952年 第8回 日展で「池畔に立つ」が初の特選、同時に白寿賞・朝倉賞を受賞
1955年 第11回日展で「海浜」が特選・白寿賞を受賞
1961年 日展会員となる
1967年 法隆寺金堂壁画再現模写に従事
1968年 第11回新日展で「岡潔先生像」が文部大臣賞を受賞
1973年 「五百羅漢」が日本芸術院賞に選ばれる
1980年 成田山新勝寺光輪閣襖絵第1期「日月春秋」28面を完成
1984年 成田山新勝寺光輪閣襖絵第2期「杉」「松」「竹」22面を完成
1986年 日本芸術院会員となる
1987年 二本松市名誉市民に選ばれる
1992年 成田山新勝寺聖徳太子堂壁画「白鷺」「蓮」「桜」「牡丹」「菊」「楓」6面を完成。日展理事長に就任
1993年 画業50年記念展を、東京・大阪・仙台・横浜で開催
1996年 勲三等瑞宝章を賜る
1999年 文化功労者として顕彰される
2005年 日展会長に就任
2006年 文化勲章を受章
2007年 新宿区名誉区民に選ばれる
2009年 2月19日、逝去。享年86歳。10月1日、大山忠作美術館(二本松市市民交流センター)開館

若井良一(わかいりょういち)1940年生まれ。栃木出身。1973年三軌会会員となる。現在無所属、日本美術家連盟会員、古川美術館作品収蔵。元三軌会員審、文部大臣奨励賞、安田火災奨励賞、他多数受賞。油絵大賞展入選、安井賞展入選。ブロードウェイギャラリー他個展。参考、2009年美術年鑑に号15万8千円で掲載。